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中国高官 台湾の最大野党をけん制か5月25日 4時53分
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中国政府の高官は閣僚級会談を含む台湾訪問の日程を終えて、「台湾海峡の安定を破壊する分裂勢力に反対するべきだ」と述べ、独立志向が強いと警戒している台湾の最大野党をけん制したものとみられます。
中国で台湾政策を担当する台湾事務弁公室の張志軍主任は台湾西部の金門島を初めて訪れ、23日台湾側と閣僚級会談を行って、中台の連携を強化していくことを確認しました。
続いて張主任は24日、中台融和の象徴とみなされている包丁の販売店を視察しました。この販売店は、1950年代後半からおよそ20年間中台が軍事的に対立した際に、中国から撃ち込まれた砲弾を材料に包丁を製造していて、張主任は出来上がったばかりの包丁を記念に贈られました。
台湾訪問の日程を終えた張主任は声明を出し、「台湾海峡の和平と安定をしっかりと守り、それを破壊するすべての分裂勢力に反対するべきだ」と述べました。
台湾では、馬英九政権の中国融和策に対する警戒感から、与党・国民党が去年の統一地方選挙で大敗し、来年1月の総統選挙では最大野党の民進党に政権が交代する可能性も指摘されています。
中国政府は民進党は独立志向が強いと警戒していて、張主任の発言には民進党をけん制するねらいがあるとみられます。
続いて張主任は24日、中台融和の象徴とみなされている包丁の販売店を視察しました。この販売店は、1950年代後半からおよそ20年間中台が軍事的に対立した際に、中国から撃ち込まれた砲弾を材料に包丁を製造していて、張主任は出来上がったばかりの包丁を記念に贈られました。
台湾訪問の日程を終えた張主任は声明を出し、「台湾海峡の和平と安定をしっかりと守り、それを破壊するすべての分裂勢力に反対するべきだ」と述べました。
台湾では、馬英九政権の中国融和策に対する警戒感から、与党・国民党が去年の統一地方選挙で大敗し、来年1月の総統選挙では最大野党の民進党に政権が交代する可能性も指摘されています。
中国政府は民進党は独立志向が強いと警戒していて、張主任の発言には民進党をけん制するねらいがあるとみられます。