相川、移籍後初猛打も「勝たないといけない」

2015年5月28日6時0分  スポーツ報知
  • 5回1死、左前安打を放つ相川

    5回1死、左前安打を放つ相川

 ◆交流戦 巨人4―5西武(27日・東京ドーム)

 土壇場で、ベテランの技が光った。9回2死三塁、相川は高橋朋の内角直球に詰まりながらも、右前にポトリと落とした。この日3本目の安打は、1点差に迫るタイムリー。だが「リードされてしまったので…。勝たないといけない」と、捕手として序盤に劣勢を余儀なくされたことを悔やんだ。

 それでも、3試合ぶりのスタメンで存在感を示した。4月2日の中日戦(ナゴヤD)では、走塁中に右太もも裏を肉離れ。今季で21年目。体が若い頃とは違うことは、自覚している。それでも、磨いてきた技術がある。「自分の中で、もちろん衰えは感じる。でも、野球は技術。ある程度動ける体があれば、サッカーとかは体力勝負かもしれないけど、ずっと動いているわけじゃないから」。まだ勝負したい。強い気持ちで巨人に来た。だから、ベンチが多くても気持ちが切れることはない。

 3回1死では、チーム初安打となる中前打。5回1死でも左前打を放った。巨人移籍後、初の猛打賞だ。「勝つためには投手が抑えて、打線が打たないと」と反省しきりだったが、技術は健在だった。(中村 晃大)

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