【競泳】平井HC、水連・新競泳委員長就任へ

2015年5月28日6時0分  スポーツ報知

 日本水連の新しい競泳委員長に、日本代表の平井伯昌ヘッドコーチ(HC、51)の就任が有力なことが27日、分かった。リオデジャネイロ五輪を来年に控えた時期の退任に難色を示していた上野広治競泳委員長(56)は交代するが、引き続き常務理事として担当の強化に携わり、競泳ニッポンの活躍を支えてきた両氏中心の体制を継続する。

 鈴木大地会長(48)が同日、上野氏と会談し、6月の役員改選に合わせた競泳委員長退任を正式に要請。後任を一任することが確認されていた。上野氏は会談後「私の考えは言った。その提案がどう反映されるかだけ」と含みを持たせていた。鈴木会長は会見の場で2020年東京五輪を見据えた後任の育成が目的と説明し「(上野氏にも)納得していただいたと思っている」との認識を示した。

 平井氏は東京五輪までHCを務めることが決まっており、現場の指導を優先しながら競泳委員長を兼任する見通し。上野氏は日本代表HCを経て07年から競泳委員長を務め、競泳ニッポンの活躍を現場責任者として支えてきた。今後はシンクロ、飛び込み、水球、オープンウォータースイミングを含む5競技全般を統括する。

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