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【スポーツ】錦織ストレートで3回戦へ 必殺!ポール回し2015年5月28日 紙面から
◇テニス全仏オープン<第4日>【パリ原田公樹】テニスの全仏オープン第4日は27日、パリのローランギャロスで行われ、シングルス2回戦で男子は第5シードの錦織圭(25)=日清食品=が世界ランキング40位のトマス・ベルッシ(27)=ブラジル=と対戦し、7−5、6−4、6−4でストレート勝ちした。29日に行われる見通しの3回戦では同48位のベンヤミン・ベッカー(33)=ドイツ=と対戦する。女子は奈良くるみ(23)=安藤証券=が第13シードのルーシー・サファロバ(チェコ)に敗れ、初の3回戦進出はならなかった。女子ダブルスではクルム伊達公子(44)=エステティックTBC=、フランチェスカ・スキアボーネ(イタリア)組が1回戦で逆転勝ちした。 全仏のセンターコートで手にした初めての勝利。しかし、錦織は浮かれることなくこう振り返った。「正直あんまり意識してなかった。どの大会でもどこのコートでやっても緊張することなく、集中してできている。いろいろ経験してメンタルも強くなった」。その言葉は自信にあふれていた。 相手は直前のジュネーブで優勝し、「俺はクレーコートでは危険な男だ」と豪語するベルッシ。左利きのベルッシは立ち上がりから全開で勝負を挑んできた。そのうえ錦織自身もファーストサーブが決まらない。 「途中まではサービスゲームをキープするので必死だった」という。だが、第1セットの第8ゲーム、ピンチを絶妙のポール回し(ショットを曲げてポールの外側を回して相手コートに入れる)でしのぐと、ダブルフォールトを連発したベルッシのミスに乗じて第1セット第10ゲームから7ゲームを連取。流れをつかむと勝負どころを見逃さず、ドロップショットなど多彩な技で圧倒した。「ゲームの中盤から特にバックやダウンザラインを打てたので、主導権を握ってプレーできた」と錦織。マッチポイントはサービスエース。貫禄さえ感じさせる自在のテニスで完勝した。 3回戦の相手はベッカー。全仏7度目の出場で、今回初めて1回戦を突破した。この日の2回戦で、世界ランキング34位のフェルナンド・ベルダスコ(スペイン)をフルセットの末に破って勝ち上がった。「まずはゆっくりして、それから考えます」。過去2勝2敗の相手だが、比較的戦いやすいタイプ。あとは自身のプレーができるかどうかにかかっている。 PR情報
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