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【サッカー】

ガンバ大阪がACLで8強入り、決勝トーナメント1回戦でFCソウルに連勝  

2015年5月28日 紙面から

前半、激しくボールを奪い合うG大阪宇佐美貴史(中央)=万博(撮影・持木克友)

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◇ACL 決勝T1回戦 第2戦 ガンバ大阪3−2FCソウル

 27日、大阪・万博記念競技場などで、ベスト16によるホームアンドアウェー方式の決勝トーナメント1回戦第2戦が行われ、G大阪はホームでFCソウル(韓国)を3−2で下した。敵地ソウルでの第1戦も3−1で制しており、2戦合計6−3で初優勝した2008年大会以来の8強入り。26日に進出を決めた柏とともに、来月18日に準々決勝の組み合わせが決定する。

 前節、敵地で快勝したアドバンテージを生かしながら、G大阪がJ王者らしい戦いぶりで、08年以来の8強をつかんだ。

 前半からエンジン全開だ。16分、ハリルホジッチ監督が見守る前で、FW宇佐美は相手DF3人をかわし、左足でクロスを入れた。「準備をしていた」というFWパトリックの頭にドンピシャ。「なんとなく、ここかってところにいつもいてくれる」(宇佐美)と、2トップのあうんの呼吸で先制点を生んだ。前半45分にはMF倉田が2点目。PKを献上する場面もあったが、最高の形で前半を折り返した。

 後半の失点後も、揺らぎはなかった。途中出場のFWリンスがダメ押し弾、後半43分には16歳の新鋭・堂安を投入する余裕の試合運びだった。

 試合前、宇佐美は堂安に「1、2点取ってやるから、準備しとけよ」と声をかけていたが、その言葉通りの試合展開。長谷川監督も「思い切ってやってこい」と送り出した。残り時間はわずかだったが、「ピッチに立ったらできる自信はあった」と堂安。ゴール前でシュートを放つシーンもあり「出るからには得点したかった」と、貪欲に駆け回った。

 16歳11カ月11日。宇佐美を超え、公式戦クラブ2位のスピードデビューだ。宇佐美は「自分の記録は塗り替えられるけど、早くデビューさせたかった」と大人の顔をのぞかせる。吹き込んだ新たな風は、7年ぶりにアジアの覇権奪回を狙うチームの追い風になる。 (國島紗希)

 

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