◇ジャイアンツ6−3ブルワーズ
青木が2試合連続“猛打賞”で日米通算1801安打!! 大リーグは26日、各地で行われ、ジャイアンツの青木宣親外野手(33)は敵地ミルウォーキーでのブルワーズ戦で5打数3安打。4回、この日2安打目の中前打で日米通算1800安打に到達した。青木は3試合連続マルチ安打。マーリンズのイチロー外野手(41)は敵地ピッツバーグでのパイレーツ戦で7回に代打で出場し、捕ゴロだった。
試合終了の瞬間、青木は中堅ブランコ、右翼ペンスと外野組で輪になり、万歳。「おーっ!」と雄たけびを上げ、満面の笑みで勝利の儀式を堪能した。
「打ち出の小づち」状態のバットで、キリ番の数字に到達した。まずは3回、メジャー通算77勝の右腕ガーザが投じた91マイル(約146キロ)直球を右前にはじき返し、10試合連続出塁。4回の第3打席も直球を中前に運び、プロ12年目、メジャー4年目で日米通算1800安打(日1284、米516)に到達。今季2度目の3試合連続マルチ安打もマークした。
さらに、9回は左腕コッツのスライダーを中前にクリーンヒットし、前日の4安打に続き2試合連続“猛打賞”。「3試合で9安打以上」は、ブルワーズ時代の2013年4月6〜8日(9安打)、ロイヤルズ時代の14年9月15〜17日(11安打)以来となるメジャー3度目の大当たりだった。
「やっと振れるようになってきた。自分のスイングができるようになった」。時事電などによれば、青木は納得の表情で語った。好調の理由については「対戦した投手が増えている。3年間でナ・リーグ(ブルワーズ、ジャイアンツ)もア・リーグ(ロイヤルズ)も行けたのは大きいかもしれない」と自己分析した。
チームも6−3で連勝し、ここ12戦10勝目。貯金は今季最多タイの7(27勝20敗)となり、球団地元紙SFクロニクル(電子版)によれば、ボウチー監督は「うちはノリ(青木)でさえ、いまは相手チームの脅威だ」と、冗談めかして好調な打線を表現した。英語の通り名と同じように、いまの青木は超ノリノリだ。
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