中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【プロ野球】

巨人・高橋伸、40代初弾も空砲

2015年5月28日 紙面から

巨人−西武 5回裏無死一、二塁、中越えに3ランを放つ高橋由=東京ドームで(七森祐也撮影)

写真

◇西武5−4巨人

 西武は1回に秋山の先頭打者本塁打で先制。3回は押し出し四球とセラテリの2点右前打で加点。7回は秋山がこの日2本目のソロを放った。野上は6回途中3失点でチーム単独トップの5勝目。巨人は連勝が4で止まった。

     ◇

 巨人の高橋由に待望の今季第1号が飛び出した。4点を追う5回無死一、二塁で、西武の先発・野上の直球を強振。打球はライナーのまま、バックスクリーン左に飛び込んだ。

 40代で初めて放った一発は結果的に空砲となったが、背番号24には価値ある一打だった。「直球に対して上からたたいて、バットの芯でしっかりと捉えられた。角度も良かった」。試合終了後も手のひらには快打の感触が残っていた。報道陣から「完璧でしたね?」と尋ねられると「そうですね」と即答。淡々とした表情の中に手応えがにじんだ。

 プロ18年目で今季からは打撃コーチ兼任となった。ベテランは得も言われぬもやもやを感じていた。「今年は打てるかな…」という思いもあったという。しかし、22日の中日戦(ナゴヤドーム)で決勝の適時打を放つなど調子は上向き。快打で負のトンネルを抜け出したことを確信した。

 「バックスクリーン(左)へはそれなりに条件がそろわないといかないから。1本出て、ホッとしました」。そんな高橋由について、原監督は「兆し的にはね」と独特の表現で評価した。首位追撃には背番号24の奮闘が必要となるだけに、さらなる快打を期待していた。 (川越亮太)

 

この記事を印刷する

PR情報





中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ