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【プロ野球】阪神・福留が球団通算5000勝王手弾放つ2015年5月28日 紙面から
◇阪神2−0楽天阪神が0−0のまま迎えた延長11回、福留の2ランでサヨナラ勝ちした。先発の藤浪が自身最長の10イニングを4安打13奪三振の圧巻の投球でゼロに抑え、流れを渡さなかった。楽天は投手陣の粘りに打線が応えられず、2戦連続の零敗。 ◇ 阪神は福留のバットで球団通算5000勝に王手をかけた。延長11回2死一塁。中堅左へサヨナラ弾を放ち、接戦に終止符を打った。 2ボールからの3球目。「2アウトだし、有利なカウントだったのでなるようになれ、と思っていった。打てる球は何でも打ってやれと思っていた」。集中力を高め、戸村の真ん中直球を振り抜いた。打球はフェンスに張り付いてジャンプした福田のグラブをわずかに越えた。 和田監督も興奮を隠せなかった。「こういう緊迫した試合を決めるのはだいたい孝介。距離は足りないかなと思ったけど、神風が吹いたね」 後輩にささげる一打だった。先発の藤浪は10回を一人で投げ抜いて無失点でマウンドを降りた。だが、援護ができず、中軸の一人として責任を感じていた。本塁で手荒い祝福を受けた後は、自ら藤浪の下へ歩み寄って声を掛けた。 「『(勝ちをつけられず)すまんかったな』と。今後は僕らが助けてあげられるようにしたい」 21歳ながら先発の軸として奮投する後輩の姿を見つめてきた。開幕後は何度も声を掛け、自身の経験を踏まえたアドバイスを伝えてきた。「いろんなことを考えて、本調子でない中で修正して、修正して今の状態がある。僕らも見ているし、何とかしてやりたいと思っている」。頼りになるベテランは、次回こそ後輩の勝利を後押しする。 (西岡誠) PR情報
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