モーニング娘。'15が本日5月27日に東京・日本武道館にて「モーニング娘。'15 コンサートツアー春~GRADATION~」と銘打ったツアーファイナル公演を開催した。
13人体制となって挑む初のツアーとして各地で熱狂的なライブを繰り広げてきたモー娘。。そのファイナル公演となる日本武道館でのコンサートにはおよそ1万人のファンが集結し、彼女たちに熱い声援を送った。
ライブは13人体制初のシングル収録曲「青春小僧が泣いている」から開幕。そのまま序盤は「One・Two・Three(updated)」「ブレインストーミング(updated)」「時空を超え 宇宙を超え」といった人気のナンバーをたたみ掛け、12期メンバーが加わった新たなモー娘。の勢いをオーディエンスに見せつけた。
また序盤のMCでは12期メンバーよりこれまでのツアーの感想が述べられた。英語が得意な野中美希は「女子かしまし物語~モーニング娘。'15ver~」での自分のパートについて「私だけ英語で自己紹介してて優越感を感じてます(笑)。J-POPのよさを世界に広めていきたいです」と宣言。続く尾形は「ツアー中のホテルは小田さくらさんと2人部屋。私がよく寝言を言ってしまうので小田さんを困らせちゃいました」と先輩とのエピソードを語る。また羽賀朱音も「実はライブ中、工藤遥さんを見ながら踊ってるんですけど、私は真顔なので工藤さんから『私のこと嫌いなの?』と言われてしまいました。最近は目が合っても少しずつ笑えるようになってます」と先輩とのエピソードを明らかにした。最後に牧野真莉愛が「メンバー全員とアイコンタクトがとれるようになりました。特に飯窪さんとよく目が合います」と言うと、工藤遥は「先輩を立てるのがうまい!」と切り替えし笑いを起こす。さらに飯窪春菜が牧野へ「目が合ったらどうするの?」とアシストすると、牧野はおなじみとなったキメ台詞「まりあ、とってもうれしいです!」とコメントし大歓声を誘った。
ライブ中盤では12期による「好きな先輩」や先輩メンバーによるユニット曲が披露され、勢いを保ったままメドレーコーナーに突入。終盤、メンバーは「The 摩天楼ショー」「愛の軍団」「君の代わりは居やしない」といった人気曲を連発し、さらにファンのテンションを上げる。そして鞘師里保の「OK! 武道館! もっと声出していくよ!」という掛け声とともにメンバーは「わがまま 気のまま 愛のジョーク」を投下。ファンからの“愛されたい”コールによって武道館を大きく揺らしたメンバーは「What is LOVE?」でコンサート本編を終えた。
アンコール明けには13人で最新曲の「イマココカラ」を熱唱。歌唱後、メンバーより最後の挨拶が行われる。その中で鞘師は「モーニング娘。'15になってから、正直今の私たちの実力ではその名前に負けてるんじゃないかと思ってました。でもツアーが始まったらたくさんのファンの皆さんが駆けつけてくれて。ツアーの中で新しい私たちを見せることができました。明日が私の誕生日なので今日は私にとって16歳最後の日ですが、この日本武道館でのライブで最高の日になりました!」と感謝の言葉を述べた。
リーダーの譜久村聖は「3月14日から始まったこのツアーももう最終日ですね。武道館が決まったときは私たちにはまだ早いんじゃないかと思いましたが、チャンスを逃したくないと思ったし、武道館までにパフォーマンスを仕上げていくのがモー娘。だと思ったので必死にがんばりました。自信も付きましたしツアーファイナルに武道館で素敵な景色を見ることができてうれしかったです。まだまだ始まったばかりの私たちですが、皆さん、13色のサイリウムで私たちのことをこれからも照らしてください!」と感想を述べた。
譜久村の「最後の最後まで全力で楽しみましょう!」の掛け声とともに全員で「みかん」を熱唱。そしてラストナンバー「涙ッチ」でファンと合唱したメンバーは、「ありがとうございました! モーニング娘。'15でした!」と最後の挨拶を行い、ツアーファイナルを大団円で締めくくった。