
『スプラトゥーン』の海外レビューです。
良い点:
・ガチエリア!
・平凡なデスマッチの枠に収まらないマルチプレー
・戦闘に参戦していなくても役立てる
・楽しいキャンペーンのボスたち
悪い点:
・限定的なオフライン・モード
・単調なキャンペーン
・ロードアウト、ボイスチャット、そしてBOTとのオフラインプレーが必要なマルチプレー
幾つかの不満点や限界もあるが、ハチャメチャで中毒性のある『スプラトゥーン』のゲームプレーは最高に楽しい。近年で最高の任天堂新規IPだ。
『スプラトゥーン』は決してヘッドショットをかましたり、ヘッドセットに向かって罵倒したりするゲームではないかもしれないが、そこには不思議な新鮮さがあり、それ以外もプレーヤーが気付かぬほど豊かで楽しい。
良い点:
・ユニークで見事な出来のオンライン・マルチプレー
・一流のビジュアルとサウンド
・楽しいキャラクターで満載の素晴らしい新世界
・amiiboの見事な活用法
悪い点:
・ボイスチャットがない
・オンラインで画面分割に未対応
・発売時の少ないマップとモード
2014年のE3で華々しいデビューを飾ったあとだけに、『スプラトゥーン』は多大な期待に応える必要に迫られていた。ボイスチャットの欠如といった幾つかの踏み外しはあるものの、全体的には任天堂にとっての新たな最高の新規IPに仕上がっている。ゲームプレーはジャンルに新風を吹き込んでいるし、ユニークで楽しい世界を提示してくれる。ビジュアルは一流で、サウンドトラックもとても楽しい。だが、最大のスターはゲーム全体のスタイルであり、キャラクターたちはあっという間にプレーヤーを虜にしてしまうはずだ。『スプラトゥーン』は現世代で最もユニークなゲームの一つであると同時に、最も優れたゲームの一つでもある。
こんなに楽しいはずがない・・・のにこれほどの傑作を誰が否定できようか?
『スプラトゥーン』のオンライン要素には少しがっかりだし、あまりに多くのフィーチャーが欠けているため、他のシューター・ファンはそっぽを向いてしまうかもしれない。しかし、底抜けに楽しいゲームだけあって、殆どの欠点は許せてしまうのだ。シューターとしては新鮮だし、3Dプラットフォーマーとしても任天堂の傑作群と肩を並べる出来だ。自分の操作するイカが裂け目を飛び超え、空中で敵を撃ち抜けば、自分がガチエリアを繰り返しプレーし続けていることなど、すぐに忘れてしまうはず。任天堂は『スプラトゥーン』をサポートし続けるだけでいい。土台は素晴らしいのだから。
漫画っぽくて子供っぽい皮をめくると、奥が深くて楽しいシューターが顔を出す『スプラトゥーン』に、私は感銘を受けた。インクが飛び交うマップ、ガチエリアを彩る様々な武器、そして能力をアップさせるギアの数々。ガチエリアはマルチプレーへの新鮮なアプローチであり、目の前の敵ではなく周辺世界に焦点を移すことで、インク祭りを存分に楽しませてくれる。Wii Uで高度なシューター体験を求める向きには最適だが、子供がプレーできなほど高度なわけでもない。『スプラトゥーン』は万人向けのシューターであり、ハイカラシティでは誰もが楽しい時間を過ごせるだろう。
『スプラトゥーン』は巧みかつ独創的で、楽しい。チーム制シューターに楽しいヒネリを加えたマルチプレー・ゲームだ。だが驚くべきことに、本作のハイライトはシングルプレー・キャンペーンなのだ。『マリオ』作品に期待するような質の高いレベル・デザインを提供しつつ、隅々までシューター・メカニックを組み込んでいる。
キャンペーン自体は最近の『マリオ』ほど長くないし、モード不足や奇妙なマップ制限のせいで、マルチプレーは飽きが早いかもしれない。『スプラトゥーン』は末永くプレーできるゲームではないかもしれないが、間違いなく楽しめるだろう。
任天堂の最新キャラクターたちは、3人称シューターというジャンルに見事その名を刻んでいる。今年最も新鮮で、エキサイティングな対戦マルチプレー体験の一つである。ゲームの基本フィーチャーが完全に組み込まれるまで、あと数ヶ月待たねばならないことだけが残念だ。
ボリューム: シングルプレー・キャンペーンが終わると、何十時間ものオンライン・マルチプレーとamiiboチャレンジ・マップが待っている
ビジュアル: スタイルはシンプルだが、飛び出る色彩と個性がある
サウンド: この音楽は何というジャンルなのだろう?モッド?分からない
任天堂は、この奇妙でリスキーなアリーナ・シューターの再解釈で賭けに出た。『スプラトゥーン』は銃と闘志から距離を置き、老若男女が楽しめるシューターに仕上がっている。シングルプレーは素晴らしいパズル・プラットフォーマーであり、拡張パックに相応しい出来。マルチプレーはロンチ時のコンテンツこそ薄めだが、任天堂は夏に更なるコンテンツをリリースすると約束している。
『スプラトゥーン』は決して完璧なゲームではないが、楽しい。とにかく楽しいのだ。前途洋々な新規IPの誕生であり、アクション満載のシューターでありながら、家族向けイメージを維持したユニークなWii Uタイトルだ。90年代のペイントボール・ブームと『Call of Duty』を融合させたゲームであり、最高にフレッシュな傑作だ。
幾つかの踏み外しはあるものの、『スプラトゥーン』は素晴らしいWii U最新作であるというだけでなく、近年で最も素晴らしいオンライン体験の一つでもある。
『スプラトゥーン』は色鮮やかで革新的な対戦マルチプレー・シューターで、美しくて中毒性があり、疑いようの無いほど楽しい――しかし、マップとモード不足がゲームの寿命を縮めるかもしれない。
オンライン部門は少々荒削りではあるし、それがゲームの大きな部分を占めているのも確かだが、『スプラトゥーン』は極めてオリジナリティのあるゲームに仕上がっている。その中にいる人間たちだけでなく、その周辺環境に重きを置いたシューターは史上初だろう。どのマッチも新鮮な体験に感じられるし、何故今まで誰もやらなかったのかと驚くほど理に適っているのだ。DLC全盛の今、幾つかの懸念を修正する追加コンテンツが配信されるのは間違いないだろう。『スプラトゥーン』は汚れることを恐れないゲームであり、この場合、汚れることは良いことなのだ。
良い点:
・魅力的なビジュアル
・最高のコンセプト
・超滑らかなオンライン
悪い点:
・完璧ではない操作体系
・ボイスチャットがない
・懸念されるコミュニティの寿命
『スプラトゥーン』は、最高に楽しい斬新なゲームだ。私の最大の懸念はその寿命にある。特定レベルに到達するまで特定のモードやフィーチャーにアクセスできないため、どのくらい長持ちするのか疑問に思ってしまう。長続きしてくれることを願っているが、Wii Uのユーザー層と風変わりな新規IPという性質を考えると、数ヵ月後には誰も『スプラトゥーン』のことを気にしていないのではないかと恐れてしまう。
良い点:
・ゲームプレー、演出、操作性、マップ・デザインは全て完璧
・親しみ易さと斬新さの素晴らしいミックス
悪い点:
・オンライン・モードが2つしかなく、その一つには最初の数時間はアクセスできない
・カスタマイズ性がない
・マップが5つしかない
・概ね余計なストーリー・モード
現世代で最も独創的で楽しいオンライン・シューターだが、ロンチ時のコンテンツ不足はつまり、進化を発揮するのは数ヵ月後ということかもしれない。
良い点:
・近年で最も新鮮なシューター解釈の一つ
・『スプラトゥーン』風に言うと「超かわいい」
悪い点:
・コンテンツ不足
・ジャンルのお約束を切り捨てているが、当たり外れがある
・amiiboでコンテンツをブロックするのは醜悪
『スプラトゥーン』はユニークなシューターの傑作だが、マップとモードだけが不足しており、補充が不可欠だ。
『スプラトゥーン』は、その成功が今後維持できるユーザー数と、オンライン・システムの出来に全て委ねられているタイプのゲームで、後者は発売前のプレーテスト・セッションでは当たり外れが激しかった。それでも、本作はシューターのユニークな解釈であり、任天堂のファンかどうかにかかわらず、極めてユニークなゲームを探している人間すべてがプレーすべきゲームだ。熱心なシューター・ファンには一目瞭然の欠点も確実に存在するが、その独自性は天晴れだし、ストレスが溜まることもあるものの、とても楽しめる。