ロシア大会の結果から、どうやらファイナル進出は不可能のようで、どうやら浅田選手は、メンタル的に完全に負の連鎖に陥っており、戦略以前の問題のようです。彼女は昨シーズンまで殆ど負けしらずの天才的な選手だっただけに、3月の世界選手権や今季GP初戦での惨敗がトラウマになって、特に本来自信のあったトリプルアクセルに関して、自信を喪失してしまい、如何したら立て直せるのか、丁度オリンピックの頃の安藤選手のジャンプのよう
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ロシア大会の結果から、どうやらファイナル進出は不可能のようで、どうやら浅田選手は、メンタル的に完全に負の連鎖に陥っており、戦略以前の問題のようです。彼女は昨シーズンまで殆ど負けしらずの天才的な選手だっただけに、3月の世界選手権や今季GP初戦での惨敗がトラウマになって、特に本来自信のあったトリプルアクセルに関して、自信を喪失してしまい、如何したら立て直せるのか、丁度オリンピックの頃の安藤選手のジャンプのように、メンタル的に、自分では完全に分らない状態に陥っているのだと思います。
しかし、彼女は大会前の練習では、トリプルアクセルを跳べていたと言うことですし、スケート技術や演技の評価である、プログラム構成点(PCS)では尚高い得点を得ているので、これは技術的問題では無く心理的なものだと思います。
ファイナルに出れないことは残念ではありますが、今シーズンの目標はあくまでオリンピックで優勝することであり、それには本質的な影響はないので、何ら気にすることはありません。
むしろ、最終選考大会である全日本選手権までに十分な対策時間が確保できたことを喜ぶべきだと思います。
差し当たっての対策として、絶不調だった安藤選手が、オリンピックでの惨敗の後に、門名裕子コーチに専属してもらって短期間にジャンプを立て直し、半年後のGP大会スケートアメリカで見事復活した前例が参考になります。
浅田選手は、オリンピックまでの間、タラソワ・コーチのほかに、彼女の性質や、彼女のトリプルアクセルを良く知っている、ジャンプの専属コーチをつけるべきだと思います。これは、彼女の意思によりますが、多分、山田満知子コーチが適任ではないかと思います。
これが、浅田選手の自信回復の特効薬で、一番有効なオリンピック対策であると思います。