GE:日本事業売却でモルガンSをFAに-社員1000人も対象
2015/05/28 00:00 JST
(ブルームバーグ):米ゼネラル・エレクトリック (GE)が日本の金融ビジネスの売却でモルガン・スタンレー をフィナンシャルアドバイザー(FA)に起用したことが分かった。また、この案件では売却対象となる資産が約5000億円に上るほか、従業員約1000人も含まれることが、複数の関係者への取材で明らかになった。
関係者によれば、米GEは早ければ7月から日本でリース事業の売却に向けた入札を実施する計画だ。その後、数社に絞り込み、資産査定などを経て9月にも第2次入札を実施、10月には買い手候補1社が選定される見通しだ。
本業である製造業への回帰を目指すGEのジェフリー・イメルト最高経営責任者(CEO)は、グローバルに約2000億ドル規模の商業・消費者向け融資事業を売却または分離する方針。日本の資産売却には国内大手リース会社などが興味を示しているが、大規模な人員の承継を伴うことも考えられることから入札参加を見送る可能性もある。
GEの小池純人広報担当は、モルガンSのFAへの起用や案件の詳細についてコメントを控えた。モルガンSの渡辺美嘉広報担当も個別の案件については言及できないと述べた。
日本GE、1886年GEの日本のリース債権の獲得には興銀リース、東京センチュリーリース 、三井住友ファイナンス&リース 、三菱UFJリース 、オリックス など、複数の日本の金融機関や企業が関心を示している。
関係者によると、GEは5000億円の資産を一括で売却したい考え。自動車、コンピューターなどオフィス機器、建設機械、産業機械設備、医療機器などのリース・ファイナンス業務には1000人以上が携わっている。全ての資産と従業員を一括取得しなければならない可能性から、興味を示す各社が実際に入札に参加するかは不透明だ。
売却対象となるGEの日本事業や資産に関する情報の詳細は、6月にも入札参加希望者に提示される見込み。
GEは1886年、政府の印刷工場用に発電機を納入するなど日本での事業を開始した。フィナンス、リース事業のほか、エネルギー、石油・ガス、ヘルスケア、航空機エンジンなどの分野に約4600人が従事している。
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更新日時: 2015/05/28 00:00 JST