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      市が高尾山古墳取り壊す方針

      市が高尾山古墳取り壊す方針

      東日本で最も古い古墳の1つとされる沼津市の高尾山古墳について、市は、渋滞緩和を目的に道路建設を進めるため、発掘調査を行った上で取り壊す方針を決め、27日、市議会の委員会に報告しました。
      沼津市東熊堂にある高尾山古墳は、全長62メートル・幅約35メートルある古墳時代初期の前方後方墳で、東日本で最も古いものの1つです。
      この古墳について、沼津市は昭和36年に決定した都市計画で、渋滞緩和などを目的に道路建設を決定しましたが、そのあと古墳が見つかり、工事を中断し対応を検討していました。
      そして、27日に開かれた市議会の建設水道委員会で、市の担当者は今後発掘調査を行った上で一部を残し、事実上、古墳を取り壊す方針を説明しました。
      これに対して委員からは、道路を立体化できないかなど質問が上がりましたが、市は「検討を重ねたが、政令で定められた道路の構造上、立体にしたりカーブにしたりして古墳を避けることはできないないと判断した」と答えました。
      高尾山古墳を巡っては、国内の考古学者でつくる日本考古学協会が、学術的価値が高いとして保存を求めていました。
      市の決定について、日本考古学協会は「全面保存を求めてきたので残念だ。最大限古墳の保存が図られるように今後も検討してほしい」とコメントを出しました。
      沼津市は来年度にかけて古墳の発掘調査を行い、平成33年度までに道路の整備を行いたいとしています。

      05月27日 21時28分