京畿道金浦市の第一紡績物流センターで発生した火災について捜査を行っている警察は26日、監視カメラの映像を通じ、52歳の男を放火の容疑者とみて、追跡に乗り出した。一方、消防当局は今回の火災で、倉庫内にあった衣類1600トンの大部分が燃えるなどして、280億ウォン(約31億700万円)の財産被害が発生したと発表した。
金浦警察署によると、男は第一紡績関連の物品の配達を担当する協力会社の社員だという。男は今月25日未明、火災が発生する1-2時間前に、カセットコンロ用のブタンガスを束ねて物流センター内の数カ所に置き、車と物流センターの間を10数回往復する様子が監視カメラに捉えられていた。警察はこの男が物流センターの倉庫に火を付け逃走したものとみている。
今回の火災では、地下1階、地上7階建ての物流センター(延べ面積6万2500平方メートル)のうち5-7階の約2万平方メートルを焼き、警備員の男性(34)が死亡した。