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FIFA副会長ら9人を収賄の罪で起訴5月27日 21時05分
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アメリカ司法省は、27日、FIFA=国際サッカー連盟の副会長2人を含む9人の関係者を、スポーツ関連会社から賄賂を受け取った罪などで起訴したと発表しました。9人がすでに受け取ったり、受け取ろうとした賄賂の金額は合わせて1億5000万ドル、日本円にして185億円を超えるとみられています。
アメリカ司法省の発表によりますと、起訴されたのは、FIFAのジェフリー・ウェブ副会長とエウヘニオ・フィゲレド副会長を含むFIFAの関係者9人です。
9人は1990年代はじめからこれまでの間に、スポーツ関連の企業から賄賂を受け取り、その見返りに、中南米で開かれたサッカーの試合を放送する権利やスポンサーの権利などの取得にあたって、便宜を図った罪などに問われています。
9人が24年にわたってすでに受け取ったり、受け取ろうとした金額は合わせて1億5000万ドル、日本円にして185億円を超えるとみられています。
賄賂の受け渡しは、アメリカの銀行を通じて行われたということで、現地時間の27日朝、アメリカの司法当局の要請に基づいて、スイスの司法当局が9人のうち、FIFAの会合のためにチューリヒに集まっていたウェブ副会長ら7人を逮捕したということです。
またサッカーの放映権などを取り次ぐアメリカとアルゼンチンのスポーツ関連企業の幹部ら5人も賄賂を贈った罪などで起訴されました。
一方、FIFAの広報責任者は27日に記者会見し、この事件とは別にワールドカップの2018年のロシア大会と2022年のカタール大会の開催地の選定を巡って、不正が行われた疑いがあるとして、FIFAが去年11月にスイスの司法当局に告訴していたことを明らかにしました。
この告訴についてスイスの司法当局は、27日に声明を出し、ことし3月から捜査を開始し、FIFAから関係資料を押収したほか、開催地の選定に関わった当時のFIFAの幹部10人から事情を聴く方針だとしています。
9人は1990年代はじめからこれまでの間に、スポーツ関連の企業から賄賂を受け取り、その見返りに、中南米で開かれたサッカーの試合を放送する権利やスポンサーの権利などの取得にあたって、便宜を図った罪などに問われています。
9人が24年にわたってすでに受け取ったり、受け取ろうとした金額は合わせて1億5000万ドル、日本円にして185億円を超えるとみられています。
賄賂の受け渡しは、アメリカの銀行を通じて行われたということで、現地時間の27日朝、アメリカの司法当局の要請に基づいて、スイスの司法当局が9人のうち、FIFAの会合のためにチューリヒに集まっていたウェブ副会長ら7人を逮捕したということです。
またサッカーの放映権などを取り次ぐアメリカとアルゼンチンのスポーツ関連企業の幹部ら5人も賄賂を贈った罪などで起訴されました。
一方、FIFAの広報責任者は27日に記者会見し、この事件とは別にワールドカップの2018年のロシア大会と2022年のカタール大会の開催地の選定を巡って、不正が行われた疑いがあるとして、FIFAが去年11月にスイスの司法当局に告訴していたことを明らかにしました。
この告訴についてスイスの司法当局は、27日に声明を出し、ことし3月から捜査を開始し、FIFAから関係資料を押収したほか、開催地の選定に関わった当時のFIFAの幹部10人から事情を聴く方針だとしています。
2人の副会長は
ジェフリー・ウェブ副会長は50歳。カリブ海のケイマン諸島の出身で、銀行家としての経歴をもち、2012年、北中米カリブ海サッカー連盟で不祥事が取り沙汰された前会長の後任として就任し、組織の改革に取り組んできました。
FIFAのホームページによりますと、2012年からFIFAの理事にも就任し、サッカー界の人種差別を無くす対策などに力を入れてきたほか、FIFAの財務委員会の委員も務めています。
エウヘニオ・フィゲレド副会長はウルグアイ出身の83歳。サッカー選手を引退したあと、自国のサッカー協会や南米サッカー連盟で活動し、おととしから1年間、南米サッカー連盟の会長を務めました。
南米から選出されていた前の副会長の死去に伴い、去年夏からFIFAの副会長を務めていますが、現在開催されている理事会で副会長の座から退くことになっていました。
FIFAのホームページによりますと、フィゲレド副会長は、ワールドカップの大会組織委員会やFIFAの財務委員会の委員なども務めています。
FIFAのホームページによりますと、2012年からFIFAの理事にも就任し、サッカー界の人種差別を無くす対策などに力を入れてきたほか、FIFAの財務委員会の委員も務めています。
エウヘニオ・フィゲレド副会長はウルグアイ出身の83歳。サッカー選手を引退したあと、自国のサッカー協会や南米サッカー連盟で活動し、おととしから1年間、南米サッカー連盟の会長を務めました。
南米から選出されていた前の副会長の死去に伴い、去年夏からFIFAの副会長を務めていますが、現在開催されている理事会で副会長の座から退くことになっていました。
FIFAのホームページによりますと、フィゲレド副会長は、ワールドカップの大会組織委員会やFIFAの財務委員会の委員なども務めています。