のつづき
環境への配慮が評価された石見銀山
一般的に、銀山の開発時は銀の精錬のため大量の木材が必要となりますが、石見銀山は山を崩したり森林を伐採したりせずに狭い坑道を掘り進んで採掘する方式を採用
世界遺産委員会への推薦書提出後、「石見銀山は登録延期が適当」と勧告され、政府も地元も諦めムードだったものの、ユネスコの日本政府代表部による「環境に配慮した生産方式」の積極的なアピールにより、見事2007年に世界遺産逆転登録となったのです
そんな自然が多く残る石見銀山を訪れてみました
ノミの跡が随所に残る龍源寺間歩
駐車場からバスに乗り、「大森代官所跡」というところで降りました
因みに駐車場は「世界遺産センター」の無料駐車場を利用しました
まずは、石見銀山の見どころともいうべき「龍源寺間歩(りゅうげんじまぶ)」という鉱山の坑道を目指したわけですが、大森代官所跡からは結構距離があったため、レンタサイクルを借りました
龍源寺間歩までは、昔の面影を残す町並みをひたすら進むわけですが、この地区には古民家をリノベーションしたすてきなカフェやショップが点在しています
ここはグっと我慢、町並み散策は後回しにしてとりあえず龍源寺間歩へ向かうことにしました
出発当初は軽快に走っていたのですが、途中から続くしんどい坂に結構苦戦しました。電動自転車は、あと一歩のところで借りられなかったのです・・・
厳しい坂道を立ち漕ぎで頑張って走り、なんとか龍源寺間歩に到着しました!
これが坑道ってやつですか、環境に配慮したというだけあって本当狭そうですな。
ちなみに入坑料は410円かかります
さて、中に入るとまず目に着くのがその生々しいノミの跡
公開されている157mの坑道の壁や天井には、ノミの跡が随所に見られます
当時の手掘り作業の跡を見ることができて感動です!
坑道を掘り進めるうちに鉱脈にぶち当たった場合は、このように鉱脈に沿って掘り進めていったんだそうです
ちなみに私は銀色に輝く鉱石のごとく、目を輝かして探していたのですが・・・
銀というのは時間が経過すると黒くなるため、マンガのような「ピカーン!」「あった!あったやで!」みたいな展開はありえないということに気が付いたのでした。はずかしい・・・
出口手前は綺麗に整備されていましたよ!
坑道跡は全長600mもあるそうです
そして出口
いやー、探検っぽい事って、何歳になってもワクワクするものですねー
ノスタルジックな銀山&大森の町並み
行きに降りたバス停「大森代官所跡」まで戻ります
帰りは下りの坂道なので超楽チンでした!
歩いている方に「チャリいいな〜」って何度言われたことか。行きは辛かったですが、その辛さも忘れるほどの気持ちよさっ
そして、お腹が空いたので石見銀山 釜野屋さんに立ち寄り「三種割子そばセット(1350円)」をいただきました!
この日はちょうど「こどもの日」でした
いやー、本当素晴らしい町並み
そうそう、大森の町並み地区に群言堂の本店があったんです
www.gungendo.co.jp
最初わからなくて、単におしゃれなショップだったので入ってみただけなのですが、妻がショップカードに「湘南T-SITE店」の文字を発見。
「おお!ここが本店だったのかっ」とその時気が付いたのでした
ちなみに湘南T-SITEって何?って方は以下のエントリーをご覧ください
古民家をリノベーションした店舗は本当におしゃれでした
中庭も素敵でした
2階に上がると「わたしたちの背守り展」と言うイベントが開催されていました。
背守り?
背守りとは、子どもの健やかな成長を願って母親が着物の背中に飾り縫いを施したものだそうです。この背守りが無い子どもの着物は背後から魔物が忍び込むとされており、昭和の初めころまで魔よけとして付けられていたそうです。
群言堂の2階では、この背守りの施された着物がいくつか展示されていました
可愛い金魚?の背守りもありました
最後に、石見銀山資料館で石見銀山の歴史について学びました
なんと支払いにはWAONが利用できます!しかも現金で支払うと通常500円の入館料が、WAON支払いなら400円になります
他にもWAONが使える所があったようですが、ここに来るまで気が付きませんでした・・・龍源寺間歩もWAONなら300円だったんじゃん!
そして、大森代官所跡バス停からバスに乗って駐車場へ戻ったのでした
ちなみに駐車場に利用した世界遺産センターでWAONのチャージができます。
まとめ
2007年に世界遺産に登録された石見銀山では、坑道などの史跡や古民家などが立ち並ぶレトロな町並みを見ることができます
大森地区では、古民家を改築したオシャレなショップも点在し、ショッピングも楽しむことができます。
そして、観光にはレンタサイクルがオススメ!(できれば電動自転車)
そんなわけで、次の場所へ向かうのでした。つづく・・・
最後までお読みいただき、ありがとうございました!