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世界規模の科学コンテスト 受賞の高校生が報告
5月27日 20時45分

世界規模の科学コンテスト 受賞の高校生が報告
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毒針を持つイソギンチャクがクマノミを刺さない理由を解明したとして、学生を対象にした世界規模の科学コンテストで、4等を受賞した愛媛県大洲市の長浜高校の生徒2人が報告会を開き、全校生徒の前で喜びを語りました。
愛媛県立長浜高校の2年生で水族館部の重松夏帆さんと山本美歩さんは、今月、アメリカで開かれた「国際学生科学技術フェア」に出場し、「動物科学部門」で4等を受賞しました。
受賞したのは毒針を持つイソギンチャクがカクレクマノミを刺さない理由の研究で、水中のマグネシウムイオンの濃度が高くなると、イソギンチャクは毒針を出しにくく、カクレクマノミの体全体にも高い濃度のマグネシウムが覆っているとし、共生できる理由を解明しました。
27日は学校で受賞の報告会が開かれ、2人は全校生徒から祝福を受けました。
重松さんはコンテストでの発表や外国の生徒との交流などについて報告し、「発表を終えたあとは、充実感でいっぱいでした」と話しました。
山本さんは「多くの人の支えがなければ、この結果は得られませんでした。これからも研究を頑張ります」と述べました。
そして、上田敏博校長が「2人は、地方の高校からも世界に羽ばたけることを証明して、私たちに夢を与えてくれました」とたたえました。
2人は今後、学校の卒業生や地元の住民への報告会も開く予定だということです。

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