いまや世界中に店舗展開している巨大コーヒーチェーン、スターバックス。「シアトル系」と言われることからも分かるとおり、スターバックスの発祥の地は米国シアトルにあります。
現在、スターバックス本社がシアトルにあるほか、1971年オープンの第1号店が今もシアトルで営業中で、通常店舗とはちょっと違うデザインとのこと。また、2014年末には最新の旗艦店もシアトルにオープンしたと聞いて、がぜん興味が出てきました。ちょうどシアトルに出張する機会があったので、そのとき見学してきた最新&最古のスターバックスについてレポートしたいと思います。まずは最古のスターバックス、スターバックス第一号店の話から。
シアトル屈指の観光名所が「Pike Place Market(パイクプレイスマーケット)」。魚や肉、野菜、工芸品などを売る小さな店が連なる市場で、毎日大勢の観光客でにぎわっています。築地市場を知っている日本人の目から見ると「ここがどうしてこんなに人気なのだろう」と不思議なくらいな規模ですが、逆にこれを見るとなぜ外国人観光客の間で築地があれほど大人気なのかも理解できる気がします。
1971年にオープンしたスターバックス1号店はパイクプレイスマーケットのすぐ近くにある、と聞いていた私。マーケットの入り口近くにある店舗に目が吸い寄せられました。セイレーン(人魚)のレトロなロゴ、茶色を基調としたシックな外観。これだ、間違いない……!
店内はなかなか広くて、席もゆったり。外の光がさんさんと降り注いでくる、気持ちの良い空間です。店内を見回すと、パイクプレイス限定のコーヒー豆やグッズ(マグカップやタンブラーなど)が販売されていました。
スターバックスといえばカフェラテやカプチーノなどエスプレッソベースのコーヒードリンクが人気ですが、どうやらこのお店では、パイクプレイスの限定ブレンドをcloverというマシンで入れたドリップコーヒーがイチ推しのよう。
そこで今回はお勧めに従って、パイクプレイスブレンドを飲んでみることにしました。トール(一番小さいサイズ)で2.5ドル。意外と安いなと思ってメニューが書かれたボードを見上げると、パイクプレイスの他に、産地ごとに豆を選んでドリップコーヒーを頼めるようになっていました。エチオピアコンガが4ドル、パナマが3.25ドル……など、どれもパイクプレイスよりは高めです。産地ごとのコーヒー豆でドリップコーヒーなんて、スターバックスというよりは最近はやりのサードウェーブ系みたいだな……と思いながらドリップコーヒーを受け取ってテーブルへ。
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