カンボジアンナとして「東南アジア投資のラストリゾート カンボジア」(黄金律新書)を出版され、カンボジア投資ブームの旗手としてご活躍されている荒木アンナさんをお迎えして、カンボジア投資の魅力、お勧め物件について伺いました。
経済成長率が平均8%の国、カンボジア
- 本日はお忙しい中、インタビューを受けていただきありがとうございます。
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こちらこそどうぞ宜しくお願いします。
- それでは、早速始めたいと思いますが、荒木さんはカンボジアで不動産売買、賃貸、管理までトータルサポートをされているとのことですが、まずは現状のカンボジアの様子を教えていただいてもよろしいですか?
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現在のカンボジアは経済成長の真っ只中にいると思います。現地に住んでいて、それは本当に感じております。
具体的には、経済成長率が過去10年で平均8%、今後5年間でも7%以上を維持すると言われています。インフレ率も低く、対外債務比率はGDPの30%前後など、実は経済的にも安定しています。
そんな背景の中、コンドミニアムの建設ラッシュが続き、不動産価格が上昇しています。まさに国を挙げて成長を体感している、というステージだと思います。
一時的に沈む可能性もあるが、まだまだ成長余力はある
- カンボジアの経済成長は確かに勢いがありますよね。しかし、それだけコンドミニアムが供給されると空室率の増加も懸念されますよね。
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おっしゃる通り、将来的にはそこは懸念点としてあります。ただし、現段階では良質な物件が市場に供給されていない状況です。弊社でお取り扱いしている物件で既に建設済みのコンドミニアムに賃貸のお客様が入りつつあるのですが、入居者様にも大変ご満足頂いており、オーナー様にも10%以上の利回りが出ている状況です。
もちろん、将来これが続くかと言われると、一時的に沈む場面も出てくると思います。ですが、経済成長率が高く、AEC統合を実現していくと人口も増えていくという予測も出ています(編集部注:国連調べによると、2050年にはカンボジアの人口は54%増の2,300万人になるという予測が出ている)
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新築で10%以上の利回りが見込めるのは確かに魅力的ですね。そして、将来的な供給過多という面では正直にお答えいただきありがとうございます。
少し質問を返させていただき、カンボジア投資の魅力を改めて教えてもらってもよろしいですか? -
みなさまにお伝えしていますが、個人投資家にとっては大きく二つの特徴があります。それは、米ドルでの取引が可能、そして資金の送金が容易ということです。
東南アジアの他の国でも十分投資の魅力はありますが、経済成長をしていて、まだまだ伸びしろがあり、その上でメリットがあるのはカンボジアくらいだと思います。実際、シンガポールの投資家の間で流行っている言葉として「Buy Japan, Buy Cambodia !」だそうです。
- それは面白い。確かに私も日本の市場はずっと見ていますが、日本市場は意外と安定していて、投資環境としてはいいんですよね。海外の投資家が日本に目をつけているのは確かですが、シンガポールでそんな言葉が流行っているとは。
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事実、シンガポールのデベロッパーがカンボジアに進出して物件を建てて、シンガポール人がよく購入されていますね。
今までにない支払いスキームと保証で期待度が大きい「THE BAY」
- なるほど、そういう情報は確かに日本にいては中々手に入りにくい情報です、ありがとうございます。さて、そろそろ本題のカンボジアで今一番お勧めの物件を教えてください!
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はい、先ほど話をしたシンガポールのデベロッパーが建てる「THE BAY」という物件です(写真右)。こちらの物件はシンガポールで上場しているTEHO Internationalの子会社であるTEHO-SBG Developmentがデベロッパーですので、建物に関しては安心できると思います。
また2019年9月末に完成予定で、開発が進むチャロイチョンバー半島に建設される最大53階建て合計7棟の複合施設となります。
- かなり大型のプロジェクトですね。これは確か日本のホテルオークラが入る案件ですよね?
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はい、まさにその通りで、ホテルオークラの中でも高級仕様のホテルオークラプレステージが進出することを決定しています。
その他にもこの建物の隣には日本人医師が2016年から常駐する予定の日系病院ができ、さらに南側にはカンボジアで5つ星ホテルのソカホテル、半島の北側にはカナディア銀行グループによる超大型開発計画があり、その中ではカンボジア初のモノレールができる予定です。
まさにこの半島はこれから大きな発展を遂げますので、非常に魅力的な案件だと思います。
- カンボジアもそこまで来ましたか。正直驚いていますが、これだけの経済発展をして、AEC統合を控えた今、次のステップに進みつつあるという印象ですね。
しかし、いくら素晴らしい物件でも価格が高いとかローンが組めないとか色々問題はあると思います。そのあたりはどのようなスキームになっているのですか? -
まさにその通りですが、この物件に関しては、15万USD前後の物件を弊社がおさえています。
ただ今までの物件に比べて少し高いのではないかと思われるかもしれませんが、実はこの物件に関しては、予約時に1,000USD+弊社仲介手数料(3%)を支払っていただき、契約時に20%、その後3回に分けて10%ずつダウンペイメントで支払っていただき、完成時(2019年9月)に50%を支払っていただくというスキームになっております(詳細は下図)
時期 | 金額 | 例)10-07の場合 146,880USD |
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予約時 | 1,000USD +仲介料料3% | 5,406USD |
契約時 | 物件価格の20% | 28,732USD |
2015年年8⽉月 | 物件価格の10% | 14,688USD |
2016年年2⽉月 | 物件価格の10% | 14,688USD |
2016年年8⽉月 | 物件価格の10% | 14,688USD |
完成引渡時 2019年年9⽉月予定 | 物件価格の50% | 73,440USD |
※本年度は、48,826USDのみの⽀払、翌年度が、29,336USDのみの⽀払 2017年と2018年の⽀払はゼロで、完成時は、一部もしくは全額でローンの利⽤可能 (※⻄京銀行ローン:年5%) |
カンボジアで日本の銀行ローンが使える!
- ダウンペイメントで初期投資額がそこまで大きくならないということですね。それは確かに買いやすいスキームが用意されていますね。
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それと弊社で購入していただくと、実はローンが使えるんです。
- え?そうなんですか?それは現地の銀行のローンということですか?
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いえ、弊社がずっと模索し続けてきたのですが、ついに西京銀行様とローン提携をすることができて、無担保だと5%、有担保(国内不動産)だと現状の金利で2.85%、2,000万以内まで借りることができます。
これは弊社だけの契約ですので、ぜひ利用していただければと思います。
- それはすごい!荒木さんの行動力と銀行側の積極性が融合したわけですね。銀行としてもカンボジアの将来性を評価したということですね。
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そうですね、西京銀行様も大いに期待されています。
賃貸客付けの心配不要、3年6%の保証付物件!
- しかし、この物件は魅力的ではありますが、冒頭の話にあった通り、供給過多で賃貸付けが難しいのではないですか?
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おそらくデベロッパー側もそういう懸念が購入者の方にあると想定されているのでしょう、実は、この案件、6%の保証が3年ついています。4年目以降も延長の可能性が有ります。それくらいデベロッパー側も自信を持って出してくる物件です。
実際、3月末にシンガポールで販売開始となり、総戸数688戸に対して250戸が既に成約済みとなっているほどの案件です。5月には現地販売が開始されるので、早急に完売すると思われる案件です。
弊社では10件を既に確保し、さらに早期契約者の方には多少の割引を用意していますので、ぜひこの機会にご検討していただければと思います。
- 大型開発案件で、利回り保証がついている、単なるハイリスク・ハイリターンの案件じゃないよ、と。カンボジアの不動産投資も新しいステージに入った感じがしますね。
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そうですね、リスクが高くて危ないイメージから、確実にインカムが見込め、キャピタルも狙える、そういうステージに入ってきたかもしれませんね。
- 非常に興味をそそられる物件ですね。この記事を読んでいただいた方で同じようにご興味を持たれた方はぜひ、アンナキャムパートナーズ様にお問い合わせください。
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ぜひカンボジアにお越しください。お待ちしております。
- 本日はお忙しい中、貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。カンボジアの発展が眼に浮かぶようで、また私もカンボジアに行きたくなりました。今日は本当にありがとうございました。
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ありがとうございました。
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編集後記
2014年末、私はカンボジアに行った。
正直、供給過剰で客付けも難しく、これから参入するなら価格も高く、物件の見極めが難しい市場であるとのイメージが頭から離れなかった。
荒木社長も同じ事を思っていたかもしれない。しかし、2015年に入ってから着実に賃貸客を見つけてきて、実績を積み上げ、そんな不安を自信に変えられたと思う。その不安と苦労は並大抵のものではなかったと思うが、久々にお会いしたその顔は自信にみなぎっていた。
そして、力強い言葉で新しい物件を提案されるその姿に「カンボジアの未来」を見た気がする。
また私がよく指摘する、賃貸の客付け、管理、出口戦略、この質問に対しても真摯に答えていただき、正直に言い訳もされずに、「1件ずつ丁寧に対応するしかありません」とお答えする姿に荒木社長の「まっすぐさ」を垣間見た。
なかなか正確に理解されにくいカンボジア不動産市場の中で、荒木社長の目には過去やしがらみではなく、未来と希望しか見えていないだろう。
その想いがカンボジアの未来を作るのだ、と信じて。