茨城大の学生たちが被爆者の体験を紙芝居で伝える活動をしている。高齢化で語り部が減るなか、「人と向き合うアナログな方法だからこそ伝わる。戦争の現実を語り継ぎたい」と県内各地を回っている。

 制作から上演までを担うのは紙芝居研究会のメンバーら。研究会は2年前、水戸空襲の作品を手がけた。すると平和団体から「原爆を題材に」と作品の依頼を受けた。昨年1年間をかけ、広島出身で県原爆被爆者協議会副会長の茂木貞夫さん(81)=水戸市=の話をじっくり聞いた。104枚の紙芝居にまとめた。

 現在は2、3年生の4人が活動の中心で、これまでに5回以上、公演した。26日も桜川市内で、2年生の森一晃さん(20)が主婦ら約40人を前に披露した。茂木さんも見守った。