[この記事は Google Play Games team の Ben Frenkel による Android Developers Blog の記事 "Power Great Gaming with New Analytics from Play Games" を元に、荒木が翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。]

先日のゲーム デベロッパー カンファレンス(GDC)で、Google は Play Games Player Analytics を発表しました。ゲームビジネスを管理し、ゲーム内のプレイヤーの行動を把握するために役立つ新しい無料レポートです。

Player Analytics はゲームをサービスとして運営するための鍵となるコンポーネントで、モバイルゲーム ビジネスを成功に導く上でますます欠かせないものになっています。成功している大規模デベロッパーをよく観察すると、次の 3 点で特に優れていることが理解できます。
  • 収益目標に向けたビジネスの管理
  • 展開しているビジネスで人気の高いところを特定し、最大限の効果を生むようなゲームのアップデートに継続して集中
  • ゲームにおけるプレイヤーの進行や消費の状況、ゲームをやめるタイミングなどについてアナリティクスを用いて把握

「プレイヤーの関わりと収益データが同時に分析され、専任スタッフのいない小規模のチームでは得られない質のデータを開発者に提供してくれます。Google Play Games Player Analytics の進化にともない、小規模な開発者がデータを根拠に自信をもってゲームに変更を加えられるようになり、それが実際の収益改善にもなります」

Kevin Pazirandeh
Zombie Highway 2 (ゾンビハイウェイ 2)の開発者
Player Analytics を用いることで、Google Play の開発者のエコシステム全体にこうした機能を提供したいと思います。スムーズで使いやすい機能を提供することで、開発者のみなさんがすばらしいゲームを創造するための貴重な時間を生み出すことができればと考えています。Zombie Highway 2 や Bombsquad の開発者をはじめとする小規模スタジオでは、Player Analytics がビジネスにおよぼすメリットと効果についてすでに気付きはじめています。

加えて、Google Play ゲームサービスと統合することで、さらに労力を費やすことなくこのアナリティクス機能を手に入れることができます。また、ほんの少し手間をかければ、Google Play ゲームサービスのイベントと統合してさらに別のレポートを使って効果を高めることもできます。ゲーム内の経済でバランスをとるために役立つ Sources and Sinks レポートなどが使用できます。

すでに Google Play ゲームサービスに統合しているゲームがあれば、すぐにGoogle Play デベロッパー コンソールで新しいレポートを確認してみてください。そうでない場合も、ゲームにほんの数行コードを追加する手間と同じくらい簡単に、Player Analytics を有効にしてGoogle Play ゲームサービスと統合できます。

収益目標に向けたビジネスの管理

日々の目標を選択し、Player Analytics における収益目標を設定します

Player Analytics では毎日のアプリ内購入による収益目標を選択し、下図のような目標と現状に関するレポートを使って目標に対する達成度を評価でき、ゲームのビジネスとしての健全性を評価するために役立てることができます。

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Business Drivers レポートのベンチマークを使用して人気の高い分野を特定

自分のゲームのパフォーマンスを他のゲームと比較してみたいと思ったことはありませんか。Player Analytics を使うと、同じカテゴリーの同種のゲームとあなたのゲームを比較して、あなたのゲームの状況を確認できます。

赤でハイライトされた部分はベンチマークを下回っていることを示します。矢印は評価指標が上昇したか下降したかを示します。 アイコンが表示されているセルをクリックすると、変化の背景についての詳細が表示されます。

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新しいユーザー コホートでプレイヤーの定着率を確認

Retention レポートでは、ゲームをインストールしてから 7 日間プレイを続けていたプレイヤーの割合を確認できます。

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Player Progression レポートでプレイヤーがどこで時間を費やし、苦労し、ゲームをやめているかを確認

Player Progression ファンネルは、プレイヤーのアチーブメントの数を測定することで、プレイヤーがどこで苦労し、どこでゲームからはなれたかを特定し、ゲームの内容を調整して最終的には定着率を高めるために役立てることができます。アチーブメントを追加すればするほど、レポートによる追跡が正確になります。

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Sources and Sinks レポートでゲーム内経済を管理

Sources and Sinks レポートは、プレイヤーがリソースを購入(獲得)する速度と使用する速度の関係を示すことで、ゲーム内経済でバランスをとるために役立てることができます。
たとえば、BombSquad を個人で開発した Eric Froemling は Sources and Sinks レポートを利用して、プレイヤーがチケットを購入する場面と使用する場面のバランスをとりました。
Player Analytics に関する Eric の経験の詳細については、Eric が最近投稿したブログで詳しく確認できます。

Sources and Sinks レポートを有効にするには、Google Play ゲームサービスのイベントを作成して統合する必要があります。イベントでプレミアム通貨の増加(獲得した金貨など)とプレミアム通貨の減少(アプリ内でのアイテム購入に使った金貨など)を追跡します。


Posted by Yuichi Araki - Developer Relations Team