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【プロ野球】

筒香「出たい」と言うが… 右太もも裏検査結果は公表せず

2015年5月26日 紙面から

 交流戦に臨むセ首位のDeNAは、主砲の一大事にも平常運転だ。筒香嘉智外野手(23)が25日、阪神戦(24日・横浜)で痛めた右太もも裏の検査を受けた。球団では「チームの運営上、発表は控える」と診断結果を公表せず、首脳陣が集まる26日に登録抹消するかどうかなど協議する見通しだ。

 一見すると、4番の非常事態にピリピリしているようにも映るが、決してそうではない。この日の練習は先発陣のみ。投手コーチ以外の首脳陣はオフのため、検査結果を踏まえた処遇を話し合う機会がなかったというだけのようだ。

 検査後、横浜スタジアムを訪れた筒香は、患部を気にするそぶりも見せずに歩行。ティー打撃もこなした。26日のオリックス戦の出場については「まだ分からない。いける状態であれば、当然、いきたい気持ちはある」と主砲としての強い責任感をにじませた。

 交流戦はペナントレースの行方も大きく左右する。指揮官も「パの打線はすごいよね。怖さはある」と警戒している。しかも、誰にも代役は務まらない打撃3部門トップに立つ4番の負傷。首脳陣が症状の確認をしないということは、切迫感がないと捉えるしかない。「慌てず騒がず」の姿に貯金10の余裕が透けた。 (井上学)

 

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