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ナイジェリア 自爆テロに子どもや女性が
5月27日 4時01分

ナイジェリア 自爆テロに子どもや女性が
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西アフリカのナイジェリアでは、イスラム過激派組織ボコ・ハラムによる、主に子どもや女性を利用した自爆テロが、ことしに入って27件と、すでに去年1年間の件数を上回ったことが、国連の調べで分かりました。
ナイジェリアでは、イスラム過激派組織ボコ・ハラムが拠点とする北東部を中心に自爆テロが急増しています。ユニセフ=国連児童基金が26日発表した報告書によりますと、ことし1月から今月中旬までに起きた自爆テロは27件で、去年1年間に起きた26件をすでに上回りました。また、自爆テロの多くはボコ・ハラムが誘拐するなどした子どもや女性が実行犯で、爆発物を無理やり装着され、大勢の市民が集まる市場やバス停などで自爆を強要されているとみられるということです。
ユニセフの現地担当者は、NHKの電話取材に対し「子どもたちがテロの道具として利用されるのは、大人より命令に従いやすく、現場で警戒されにくいからだ。自爆テロを強いられる子どもたちも犠牲者だ」と強調しました。
ナイジェリアでは今月29日にブハリ新大統領が就任する予定で、ユニセフは新政権に対して、ボコ・ハラムの脅威にさらされている子どもたちの安全確保を強く求めていくことにしています。

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