「西帰浦のロナウド」カン・スイル(27)=済州ユナイテッド=がマルチゴールを決め、チームに勝利をもたらした。
カン・スイルは23日、済州ワールドカップ・スタジアムで行われたKリーグ・クラシック第12節の全南ドラゴンズ戦で前半9分と13分に連続ゴールを決め、チームを3-2の勝利に導いた。昨年浦項スティーラーズにレンタルされ合計6ゴールを決め、自身のシーズン最多得点記録を更新したカン・スイル。今季は11試合で5ゴールを決めている。得点首位のエドゥ(7ゴール)=全北=とは2ゴール差だ。
済州はカン・スイルのマルチゴールにより前半を2-0で終えたが、後半に入り全南のオルシッチ、レアンドロに連続ゴールを奪われた。しかし、DFイ・ヨンが後半43分、ユン・ビッカラムのCKをヘディングシュートでつないでゴールを決めた。済州は勝ち点18(3位、5勝4敗3分)で、2位の水原(勝ち点20)にピタリと付けている。
この日、全北現代モータースはホームで仁川ユナイテッドFC と対戦、MF韓教元(ハン・ギョウォン、24)が前半5分、「報復暴行」で退場したが、エドゥが後半3分PKを決め、1-0で勝った。
韓教元は仁川のMFパク・テハン(24)ともみ合いとなった後、パクのところに走って行き、拳で顔を1回殴ったためレッドカードで退場に。球団からは罰金2000万ウォン(約220万円)と社会奉仕活動80時間の懲戒処分を科せられた。韓教元は試合直後、パク・テハンに電話をかけて謝罪し、「深く反省し、悔いている。頭を下げて許しを請う」という謝罪文をチームに提出した。また、26日に中国で行われるアジア・サッカー連盟(AFC)チャンピオンズリーグ(ACL)北京国安戦メンバーからも外された。