|
|
3月29・30日「春季総登山」 参加人数は一向に増えず暴風雨で逃げ惑う参詣者
去る3月29・30日、大石寺では春季総登山が行われた。2日目の30日、大石寺周辺は“春の嵐”に見舞われた。
参詣者を激しい風雨が襲い、雨は時折、横なぐりにも。足下のみならず全身びしょびしょに濡らして境内を歩く信者もいた。
日顕宗の発表によれば、今年の春季総登山では、スタッフも合わせて2万9490人余が集まったというが、毎年、折伏ができたと騒いでいる割には、
何年たっても参詣者は一向に増える様子もなく低迷している。
‐講頭会で法華講幹部が恨み節 現場の惨状浮き彫り‐
一方、春季総登山と併せて行われた29日の講頭会では、今年も、末寺の惨状と宗門執行部に対する不満が浮き彫りとなった。
講頭会は、奉安堂での御開扉の時間が遅れた影響で、開始がずれ込んだ。冒頭の話で、日如は、「異体同心」「団結」を、しきりに強調。
“指導教師(住職)と講頭の関係がしっかりしていないと講中はバラバラになる”と訴え、住職と法華講幹部や講員同士の不和が、各地で起こっている様子を滲ませた。
さらに日如は、“折伏の数が増えても御講や登山(の参詣者数)が少ない”と、実態の伴わない数合わせ折伏の実情を漏らし、
ノルマで締め上げるだけの自身の無能を棚に上げて、“その責任は指導教師と講頭にある”と切り捨てた。
最後は“講頭は名誉職ではない”などとハッパをかけた日如だが、法華講幹部からすれば、そっくりそのまま日如や坊主連中に言葉を返したいのが本音であろう。
「本山参詣者のマナーが非常に悪い」日如が退席して以降の質問会では、まず、宮崎・妙善院の講頭が法華講の体たらくを指摘。
さらに、“末寺に対する本山任務の割り当てが厳しい。本山付近の法華講で重点的に担ってもらいたい”と不満を漏らした。
これに対し、法華講連合会委員長の永井が、まともに返答できずにいると、大講頭の大草がしゃしゃり出て、“講頭が身をもって示すべき。以前もバスの中で喧嘩したり
本山内で人を突き飛ばしたりした人がいた。本山が聖域だという意識が低い”と叱責。本山任務に関する返答については、全くうやむやに終わった。
続く岡山・究竟寺の講幹部の言葉は、日顕宗の実情を物語っていた。“文句を言う人が多く住職が悩んでいる”“登山の割り当てが大変で困る”
―これに対し永井は、自らの体験を語るわけでも激励をするわけでもなく、場内の参加者に向かって「私ならこうやるという人はいますか」と投げかけた。
無論、挙手はなかったが、やがて口を開いた何人かの講幹部からも、恨み節が続出。何の解決策も見いだせないまま質問会は終了した。
その後、再登壇した日如の話など上の空で、最後まで諦めムードが充満する、暗澹たる講頭会となった。
|
|