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宗門の二大行事のうちの一つ「虫払大法会」が6・7の両日、大石寺で開かれ
た。初日の6日、御開扉が始まる直前の正午過ぎから、大石寺上空には示し合
わせたかのように真っ暗な雲々が集まり、激しい雷鳴が轟き始めた。続いて大
粒のヒョウが降り始め、御開扉に向かう登山者は逃げ惑うようにして移動する
こととなった。気温も8℃までしか上がらず、夜から明け方にかけては氷点下
近くまで下がり、霜注意報が発令された。
行事を行う度に何かが起きる大石寺。2月には16日の「御誕生会」や「(五
重塔の)お塔開き」の前々日と前日に大雪が降り、その後の落雪によって日顕
肝いりの奉安堂の屋根が広範囲にわたってへこんでしまった。3月30日の法
華講総会の折には、激しい風雨が吹きつけ、参加者はずぶ濡れを余儀なくされ
た。
これらはすべて、大石寺が諸天善神に見放された「魔の山」であるゆえんであ
る。
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