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折伏ノルマで散々、末寺を締め上げてきた法主・日如と布教部長・阿部信彰が、今年も一つ覚えの愚策に出ている。
成果報告を、8・9月は2週間に1回、10・11月は毎週、12月は毎日取るというのである。昨年、同様の打ち出し
をした際も、住職連中から「報告している時間こそ無駄」と、執行部の高圧的なやり方に不満が噴出していた。ノ
ルマに追われるあまり、現場では、布教区内の成果の“貸し借り”や、ルール破りの出張授戒など、「折伏」とは
無縁の数合わせが蔓延。処分を受ける坊主まで出ている。
5月1日付の院達によれば、今年4月末時点で年間のノルマを達成したとする寺院は22カ寺。昨年の同時点の39カ寺
と比べると、伸び悩みは明らか。しかも、達成したという寺の中には、昨年の講頭会で、講頭の告発によって姑息な
帳尻合わせで工作が暴露されてしまった役野純道の寺(佐賀・深遠寺)も含まれており、他の坊主から「今度はどん
なカラクリを使ったのか」と笑われている。また、毎年“早期達成”を競うように名乗りを上げてきた長野・妙相寺
(落合尊福)や富山・妙顕寺(竹内雄寧)が、まだ名を連ねていないことから、「手を抜いている」との声も聞かれ
る。
4月16日の支院長会で信彰は、“ノルマ達成率20%以下の支部が587支部中178支部ある”“ノルマ達成のために折伏を
強力に推進しろ”などと檄を飛ばした。3月末の段階でノルマに遠く及ばなかった寺には、布教部からカツが入った
という。今年の年末が、「(2009年比で)法華講員50%増」の締め切りとなっている日顕宗だが、その後も「平成33
年80万人」をぶち上げていることから、成果の締め付けは、ますます激しくなる。末寺、法華講員は、終わりのない
ノルマ地獄に辟易している。
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