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(発行=14.07.20)
大聖人の御精神なき謗法の山寺
少年、中・高等部の大石寺への登山に警鐘
「法主の不法ならん時は我も住むまじき」
日蓮正宗法華講の機関誌「大白法」では「近づく中・高等部合宿」「もうす
ぐ少年部合宿」(七月十六日付)などの記事を掲載して子ども達の登山を煽っ
ている。だが、未だ目標に達していないためギリギリまで登山申し込みの受付
を続行しているという。その狙いは、大人だけでは明年の「法華講員五十%増」
が不可能なことが確実なので子ども達まで駆り出して折伏させようとしている
のである。
事実、昨年も早瀬日如が自ら中・高等部員に対して折伏、勧誘を押し付けて
いた。中学・高校生は本来、勉学に励み、スポーツで心身を鍛錬する年代であ
る。それを大石寺に集めて布教の一翼を担わせるのみならず、小学生までも召
集するとは邪教・顕正会と同類だ。
それほど折伏に行き詰まっているのである。例えば、布教部長の阿部信彰が
住職をしている常在寺(南池袋)でさえも今年の折伏目標は僅か百八十なのに、
信彰が六月から入院中のため七十%で足踏み状態の現状だ。
そのため、日如も焦って七月六日の唱題会では「五十%増」の期限までは、
あと二百四十日余に迫っている、と述べて、口先だけの掛け声ではなく、折伏
に歩け、とハッパをかけていた。
しかし、日如の話は、自分が一人の折伏も体験した実績がないため説得力に
乏しい。
子ども達を大石寺に集めるのに「御法主上人猊下在(ましま)す総本山」と
か「信心の基礎を学び、身につける」等と謳い、また、「登山参詣の大事」と
いうチラシ等には「参詣遥かに中絶せり」等々、日蓮大聖人が身延への参詣を
促された御文を引いて大石寺に登山するよう狡猾にスリ替えている。
大聖人の滅後に創建された大石寺への登山などは、当然のことながら御書に
は一切、述べられていない。
このように指摘すると、宗門関係者は身延離山の話を持ち出すのが常である。
身延は大聖人が晩年の約八年間を過ごされたが、民部日向や地頭の波木井日
円の謗法によって汚濁した。大聖人は「地頭の不法ならん時は我も住むまじき」
と日興上人に御遺言されていた。
悪因を積む登山会
つまり、大聖人は〝謗法の山には、我が魂は住まない〟と宣言されていたの
である。この大聖人の御指南にしたがって、日興上人は身延を離山され、南条
家の外護によって大石寺を創建されたことは百も承知している。
ところが、今の大石寺は身延よりも謗法にまみれていると言って良い。それ
は「地頭」どころか、相承なき悩乱したニセ法主が君臨して〝法主本仏論〟〝
大聖人は迹、今の法主が本〟等と主張して〝題目弊害論〟〝御書部分論〟等も
唱えており、大聖人の御精神など微塵もないからである。
今なら、御本仏大聖人は「法主の不法ならん時は我も住むまじき」と宣言さ
れているに違いない。御本仏の魂なき謗法の山寺に参詣すれば悪縁に触れて信
心を狂わせ、供養すれば悪因を積む結果になる。こんな謗法の大石寺に、小・
中学生、高校生を登山させるのは、子ども達の将来のためにも弊害があると断
言する。
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