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ハワード元豪首相「戦後、日本は国際社会の良きメンバーだった」・・韓国ネットは「失望した」「首脳会談をしなければならない」

FOCUS-ASIA.COM 5月26日(火)8時0分配信

オーストラリアのジョン・ハワード元首相が、韓国紙のインタビューに対し「戦後、日本は国際社会の良きメンバーだった」と述べた。

25日の朝鮮日報によると、済州フォーラムのために訪韓したハワード元首相は21日に同紙のインタビューに応じた。この中で「韓国や中国と比較はできないが、オーストラリアも第2次世界大戦当時、日本軍の爆撃を受け、捕虜は過酷な処遇を受けた」としたうえで、「それでもオーストラリアが日本から一貫して言われ続けたのは“遺憾だ”という表現だけだった」と紹介した。

ハワード元首相は、「我々は日本の残虐行為を良く知っているが、今はそれを乗り越えることがみなにとって利益になることもよく知っている。戦後、日本は国際社会の良きメンバーだった」と述べた。さらに、2005年に自衛隊を保護するためにイラクにオーストラリア軍450人を派兵した例を挙げながら、「外交の根幹は実利だ」と主張した。

一方、戦後の世界を変えた事象には「ソ連の崩壊」と「アジアの成長」の2つを挙げ、「オーストラリアは時代に応じた利益に合わせ、外交政策を展開してきた」と、米国との関係を強化しつつ、中国に接近した業績を紹介した。現在、オーストラリアの対中輸出は、全輸出の6割を占めるまでになった。ハワード元首相は「米国と近いからといって、中国と関係を結ぶことができないということではない。中国は米国とオーストラリアの緊密な関係をよく理解している」と述べた。

これに対し、韓国ネットユーザーからは様々なコメントが寄せられている。

「経済的に豊かになるだけが全てではない。経済のために手段を選ばず、真実を歪曲して日本と仲良くするのが、よい政策とは思えない」

「日本は歴史的な責任を負わなければならないと言っていた元首相がどうしちゃったの?」

「こんなことを言うとは、失望した」

「慰安婦が問題じゃなくて今の問題は独島。小学生にまで独島を自国の領土というのは、再び侵略したいという野望」

「韓国に不幸をもたらした日本が許しを請うべきなのに、常に韓国が配慮と寛容をもって日本と接しなきゃならないとは・・・」

「過去の歴史の問題ではない。過去を否定する現代の日本が問題。安倍の右傾化が今の時代に合っているとは思えない」

「日本が過去を反省できる隣国だったらよかったのに」

「過去を正さなければ、未来はない。日本がドイツのように謝罪すれば、こんなことにはならなかった」

「力がある限り、日本は侵略の野望を捨てられない」

「外交的な孤立を避けるためには、日本との首脳会談をしなければならない」

(編集 MJ)

最終更新:5月26日(火)13時19分

FOCUS-ASIA.COM