唐津赤十字病院はカルバペネム耐性腸内細菌と呼ばれる細菌に入院中の患者10人が集団感染していたと発表しました。病院側によりますと、このうち、2人が死亡したということですが、死因は別の病気で関連は認められないとしています。25日午後記者会見した唐津赤十字病院によりますと、今年3月から今月にかけて入院患者10人がカルバペネム耐性腸内細菌に感染したということです。病院によりますと2人が死亡し現在も6人が感染しているということですが、亡くなった2人の死因は「患者がもともと持っていた病気で集団感染との関連は認められない」としています。この細菌は人間の腸内にいる菌が薬への抵抗力を得て変化したもので、患者の抵抗力が弱まった場合などに肺炎や敗血症といった感染症を引き起す場合があるとされています。唐津赤十字病院は集団感染を県に報告するとともに、院内での感染症対策を今後徹底するとしています。