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韓国報告書:2015年、中国人の韓国債権保有額は米国を抜いて首位に

2015年05月25日 16時58分
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韓国金融監督院と金融投資業界が24日に発表したデータによれば、2015年4月末までに外国人投資家の韓国上場債券保有額は102兆7000億ウォンと前年同期比で1000億ウォン上回った。外国人投資家の韓国債保有残高は2014年11月に100兆ウォンを突破した後、その後は増加の一途を辿っている。特に中国資本の流入は激増し、中国人投資家の韓国債保有額が外国人の保有総額に占める割合は2015年に米国を抜いて1位になる見込みである。韓国・聯合ニュースが報じた。

 

韓国金融監督院の発表した資料によると、2015年1-4月、米国人投資家の韓国債純投資額は1700億ウォンに達した。同期、中国人投資家の純投資額は2兆ウォンになった。外国人投資家の韓国債保有残高は2014年4月の96兆4000億ウォンから2015年4月には102兆7000億ウォンまで増え、米国人投資家の韓国債保有残高は同期に18兆8000億ウォンになり、割合は19.5%から18.3%まで下がった。また、中国人投資家の韓国債保有残高は13兆1000億ウォンから16兆7000億ウォンまで増え、保有比率も13.1%から16.3%まで高まった。このようなすう勢によって中国人投資家の韓国債保有額は2015年に米国を抜いて1位にあたる見込みである。

 

中米両国の韓国債保有比率に変化が起こったのは国際金融市場環境の変化及び中国政府の取った外貨準備の多元化戦略が主因となった。中国の外貨準備は一時米国債に集中したが、投資ポートフォリオの多元化を図るため、中国政府は韓国市場を比較的安定した長期的投資先と見なし、ウォン建て債券の保有比率を高めた。

 

(翻訳 劉英)

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