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「山の手空襲」から70年 法要で犠牲者悼む5月25日 19時53分
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太平洋戦争末期、アメリカ軍の空襲によって東京都心が大きな被害を受けた「山の手空襲」から70年となり、表参道近くの寺で犠牲者を悼む法要が行われました。
山の手空襲は昭和20年4月から5月にかけて、東京都心が繰り返し空襲による被害を受けたもので、なかでも5月24日と25日の2日間の空襲では皇居のほか、赤坂や原宿など広い範囲が焼け、4000人余りが犠牲となりました。
その空襲から70年となるなか、多くの人が犠牲になった表参道の近くにある善光寺では25日、犠牲者を追悼する法要が行われました。
空襲で被災した人たちや遺族およそ80人が参列し、静かに手を合わせて犠牲者を悼みました。
法要のあと当時の体験を聴く集いが開かれ、当時14歳だった平田諦さん(84)が「表参道には遺体が山積みになり無残な恐ろしい地獄絵だった」と当時の状況を語りました。そして「現在のきれいな表参道を歩く若い人たちに戦争の怖さを知ってほしい」と訴えました。
体験を聞いた30代の男性は、「自分たちの世代は戦争はイメージしか持ってないが体験者の話はとてもリアリティーがあり、本当にあったことなんだと突きつけられた」と話していました。
また、60代の女性は「戦争を知らないので、体験者の話を聴きたいと思ってきました。子どもや孫、その次にも伝えていかなくてはいけないと思いました」と話していました。
その空襲から70年となるなか、多くの人が犠牲になった表参道の近くにある善光寺では25日、犠牲者を追悼する法要が行われました。
空襲で被災した人たちや遺族およそ80人が参列し、静かに手を合わせて犠牲者を悼みました。
法要のあと当時の体験を聴く集いが開かれ、当時14歳だった平田諦さん(84)が「表参道には遺体が山積みになり無残な恐ろしい地獄絵だった」と当時の状況を語りました。そして「現在のきれいな表参道を歩く若い人たちに戦争の怖さを知ってほしい」と訴えました。
体験を聞いた30代の男性は、「自分たちの世代は戦争はイメージしか持ってないが体験者の話はとてもリアリティーがあり、本当にあったことなんだと突きつけられた」と話していました。
また、60代の女性は「戦争を知らないので、体験者の話を聴きたいと思ってきました。子どもや孫、その次にも伝えていかなくてはいけないと思いました」と話していました。