中居正広「終活」特番が父通夜と同日…「俺見れなくて」

　ＳＭＡＰの中居正広（４２）が１６日、ニッポン放送「中居正広のＳｏｍｅ　ｇｉｒｌ’ＳＭＡＰ」（土曜後１１・００）に出演。２月に放送されたフジテレビ「中居正広の『終活』って何だ？僕はこうして死にたい」のオンエアが父・正志さんの通夜と重なり「（番組を）見られなかった」と告白した。

　中居は前週のラジオで父・正志さんが２月１９日に死去していたことを告白。「中居正広の『終活』って何だ？僕はこうして死にたい」は、死を迎えるまでにどのような準備を整えておくべきかを学ぶ番組で、正志さんの闘病中に収録をしたという。

　収録前に正志さんが救急搬送され中居が病院に出向くと、正志さんは台本に興味を示したのだとか。「これなかなかタイムリーなんだけどきょうの収録でさ『僕はこう死にたい』って番組なんだよって。そうしたら台本見せてくれっていうの。これ厳しいぜ、死ぬ準備をどうするかっていう内容だから、と。でも『見せてくれ』って。じゃあいいよ、２冊あるからこれ１冊なって」。

　番組の放送日は２月２１日で、ちょうど正志さんの通夜と同日。「お通夜終わったら家でやっぱりみんなで見るのよ、それ。でも俺見れなくてさ」とかすれ声で当時を振り返った。

　今では「僕全然大丈夫ですから」と立ち直っていることを強調したが、それでも２月、３月は正志さんの夢を見て「生きてるじゃん」と思うこともしばしばあったという。「目覚めた時わからないよね、こっちが夢かな？起きた時が夢かな？って思っちゃう。だから２月から３月はなかなか手ごわかったですよね、このお父さんは」としばらくは現実を受け入れられない時期が続いたことを明かした。

　２週に渡り正志さんとの思い出や闘病生活を語り、改めて「いやー、でもいいお父さんだったよ」としみじみ。「あっちの世界でも元気にやってるんじゃないかと思うんですけど」と優しい口調で語った。