サラリーマンは、初めて管理職になって
部下を持つ立場になると
どのようなマネジメントスタイルを
取ればいいか悩むものです
私は、前職で課長をしていたころ
部下からしばしば
「課長、ご相談があるので、今夜飲みに
つき合っていただけないでしょうか」
と誘われました
上司が部下を飲みに誘っても断られることが多いと言われる中で、部下から誘われていたのは私の隠れた自慢でした
ところが、私の上司からは
「君は部下に優しすぎる」
と注意されたものです
その上司は「部下に好かれる必要はない」と公言していました
彼だけではなく、一般的に
「管理職たるもの
部下に好かれようとすべきではない」
ということが、常識のように語られています
しかし、私は
「部下に好かれる必要はない」というのは
実は間違いであると確信しています
私のマネジメントの信条は、部下に好かれて尊敬される上司になるということでした
なぜなら、私自身が平社員のときに
そういう上司こそが成果を上げ
成長を促してくれたからです
リーダーシップのスタイルは、千差万別です
組織や仕事の内容によって異なり
メンバーの資質や性格によっても
変える必要があります
しかし
リーダーがメンバーから慕われることは
欠かせない重要な要素だと思います
たとえば、鬼軍曹のような上司であれば
いわゆる恐怖政治で
短期的には業績が上がります
しかし、厳しさ一辺倒では
メンバーが萎縮して疲弊してしまいます
たとえ厳しい上司であっても
メンバーを思いやる優しさを示してこそ
組織としての成果が発揮できるのです
人間は感情で動く動物と言われます
特に日本人はその傾向が強く、ビジネスの
商談で相手の担当者に嫌悪感を覚えると
「あいつからは買わない」
と思う人が多いのが実態です
部下が高い生産性を発揮するためには
リーダーのマネジメントが
非常に重要なカギになります
部下から好かれること、頼りにされること
尊敬されることは
マネジメント上とても有効です
人は、上司が好きか嫌いかで
働くモチベーションや協力姿勢が
全く異なります
特に女性は顕著で、好きな上司であれば
「あの部長のためなら頑張る」と言って
喜んで仕事をしてくれます
逆に「嫌い」となれば、寄りつきもしません
もちろん個人差はありますが
こうした傾向があるのは事実です
ただし、部下に好かれるということは
甘い管理をするという意味ではありません
部下は上司を目ざとく見ています
チェックや指導に甘さがあれば、サボったり不正を働いたりすることもあります
厳しく接しながらも
部下から好かれるためには
次のような点を意識して
マネジメントすることをおすすめします
・メンバーそれぞれの個性
(性別、頭のキレ、性格)
をよく把握して接する
・毎日必ず声をかける。
ただし強い監督、干渉は禁物
・褒めることを多用する
・時にはバカになって笑いの対象になる
・本音を語る
・「出世したい」など自分の目標を語る
・外敵から部下を守る
・クレームなど厳しい場面から逃げずに
平然と対応する
・上からの指示を
ストレートに伝えるのではなく
自分の判断を入れて説明する
「部下には嫌われていい」というのは
自分の能力がないことを
認めていることでしかありません
マネジメントのポイントを押さえて
優秀なリーダーになりましょう