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プレイバック芸能スキャンダル史
タクシー運転手を暴行した松平定知

 信号待ちから発進したばかりで時速30キロほどだったが、タクシーは走行中。運転手は車を停止させ、「交番に行きましょう」と言うと、松平も「行きましょう」と応じたという。その後、酔いがさめてきた松平は「この話はなしにしよう」と持ちかけたが、運転手は構わず交番に向かった。松平は「申し訳ありません」と謝ったが、お巡りさんからは「バカなことはしないように」とコッテリ絞られた。

 運転手は全治1週間の打撲を負ったが、治療費や慰謝料は請求せず、告訴もしない方針で、松平は交番で調書を取られたのみ。事件はそのまま終わるかに見えた。

 しかし、経緯を聞いた運転手の友人の個人タクシー無線部長が新聞にリークし、翌日夕刊の社会面のトップ記事に。「殿のご乱心」は世間に知れ渡った。当日夜にはおわび会見が行われたが、発言はわずか3分。記者団から「報道の立場にある人間が何も答えないで済むと思ってんのか」と罵声が飛んだ。
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