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【千葉】

「戦争にならないで」「憲法を踏みにじる」 市川、安保関連法案シール投票

シール投票に参加する市民=市川市で

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 集団的自衛権の行使容認を柱とする安全保障関連法案の国会審議を前に、安倍政権の法案説明をどう思うか、道行く人に尋ねるシール投票が二十三日、市川市のJR本八幡駅北口であり、中高生からお年寄りまで参加した。

 市民団体「戦争はいやだ!市川市民の会」(菊池嘉久代表)が「市民の意識を知りたい」と実施した。「アメリカの戦争には巻き込まれない」「自衛隊員の命の危険は増えない」「日本人へのテロ攻撃の可能性はなくなる」「近隣関係がよくなる」など六項目について「そう思う」「そう思わない」を尋ねた。

 「日本の平和・安全がより強固になる」は「思わない」四十二票、「思う」五票だった。残り五つの質問は「思う」はゼロ票か一票で、「思わない」が三十六〜四十票を集めた。

 投票した東京都の高校三年生の男子(17)は「戦争にはならないでほしい」と話した。市川市の主婦(73)は「若者は対岸の火事ぐらいに思っている。このままだと戦争に行かされるぐらいの意識で、この問題を考えて」と奮起を促した。同市の無職角谷誠之助さん(77)は「憲法を踏みにじる法案。十一本のうち一本も認められない」と話した。 (服部利崇)

 

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