経営力を身につける
変化の激しい時代にあって経営者のなすべきこと、目指すべきものは何か。
次に記す日付が何を意味しているか、皆さんはご存じだろうか?
四月一日、十八日、二〇日、二五日、二九日
五月六日、十二日、十五日、十六日、十七日、十八日、十九日 二一日
おわかりですね。これら日付は、朝日新聞が社会面に『お詫びと訂正』を載せた日の羅列なのです(五月二一日現在)。驚くだろ?
私は驚いた。昨夏のあの『大誤報謝罪』以降、朝日新聞は、社会面に『お詫び・訂正』記事を載せるようになった。だから目につくようにもなったのだが、今年の四月ごろから、やけに「××とあるのは△△の誤りでした。訂正して、おわびします」の文字が目立つようになり、調べてみると、わずか二ヵ月半で十三回も「お詫び・訂正」記事を載せていたことがわかった。
「お詫び」を載せるということは、以前の記事中に誤りがあったということで、それはすなわち「事実とは違うこと」を記事にしてしまったからごめんなさい。誤りを訂正し、本当のことを書くので許してください――、という意味だ。マスコミで禄をはむ者にとって、お詫びと訂正は、穴があったら入りたくなってしまうほどの失態なのである。
だから、実に驚かされた。大いに驚かされた。心の底から驚かされた。
驚愕に値する朝日新聞の「お詫びと訂正」掲載率に、だ。信じられないことに、四日にいっぺんの割合で、朝日新聞は「誤報」を飛ばしているのだ。天下の大新聞が四日に一回だぞ。大メディアなのに、こんなにミスがあっていいのかと思う。
換言すれば、朝日新聞は四日に一度の割合で読者に誤った情報を流し、記事の当事者に迷惑をかけていることにもなる。固有名詞や数字の記載を間違えたり、事実と異なる報道をしたり……、これだけの誤報を繰り返すということは、朝日新聞は記者さんの「質」がかなり落ちているのかもしれない。
あるいは、慰安婦報道のように、長きにわたり好きなだけ歴史を「ねつ造」してきた新聞社だから、「お詫び」なんざ屁でもないのかも。であれば、お詫びのオンパレードは『大誤報新聞社』の面目躍如ということにもなる。だから我々は気をつけなければならないのだ。朝日新聞の「誤報」には、故意と過失との両面があることを。そのむかし、サンゴ事件なんてのもありましたね。
変化の激しい時代にあって経営者のなすべきこと、目指すべきものは何か。