脆弱性 Logjam Attack対策 for Firefox
最終更新 2015/05/23
使用中のブラウザーを検査してくれるサイト
Logjam Attackについて解説されているページ
https://weakdh.org
この脆弱性は暗号プロトコルのDiffie-Hellman key exchange(DH)にあるもので、サーバーや各種ブラウザー等が影響を受けるそうです。
上記URLにアクセスするだけで、使用中のブラウザがLogjam Attack脆弱性のリスクを抱えているか否かを診断してくれます。
早速Firefox 38.0.1とIE10でアクセスしたら、Firefoxが赤(警告)、IE10が青(安全)でした。(OS:Windows8)
IE10は2015年5月のWindows Updateで修正済でした。
マイクロソフト セキュリティ情報 MS15-055
https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/security/ms15-055.aspx
普段利用しているのサイトの状態をチェックしてみたところ、Logjam Attackリスクのある所が結構ありました。
サーバーやシステム管理者などは別として、一般のユーザーがやるべきことはブラウザーのアップデート(だけ)。でも、修正が来るまで少し不安なので、Firefoxの設定を変えてみました。
Firefoxの設定変更
先に挙げたサイトには、DHE EXPORT ciphersが~と書かれているので、とりあえずDHEに関係する項目を探して無効に。
- Firefoxのロケーションバー(アドレスバー)にabout:configと入力し、Enterキー。
- 検索boxにDHEと入力。
-
一覧の中に、次の2行があったので、ダブルクリックでtrue(デフォルト)→falseに変更。
- security.ssl3.dhe_rsa_aes_128_sha
- security.ssl3.dhe_rsa_aes_256_sha
その後、https://weakdh.org で確認したら、青(安全)に変わっていました。
上記の変更で無効にしたものは、
(https://www.ssllabs.com/ssltest/viewMyClient.htmlでの診断によれば)
- TLS_DHE_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA
- TLS_DHE_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA
Firefoxの修正がきたらtrueに戻すことになるでしょう。
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