BSコンシェルジュ「日本美インパクト!〜厚切りジェイソン・鎧塚俊彦〜」 2015.05.22


誰もが息をのむ、富士の絶景。
その美しい姿は時代を越えて人々を魅了し続けています。
葛飾北斎が描いた「冨嶽三十六景」。
雄大な富士の姿を世界に知らしめた傑作です。
季節や場所によってさまざまな表情を見せる富士山を見事に描き分けています。
中でも有名なのが「神奈川沖浪裏」。
この絵は「グレート・ウェーブ」と呼ばれ世界で最も有名な絵画の一つです。
ということで、きょうの「BSコンシェルジュ」は葛飾北斎が描いた美の世界に迫ります。
「BSコンシェルジュ」「びぃコン」。
まずは北斎ですけれどもいかがでしたですか?浮世絵って気付いたらいつも子どものころからそばにあったという切手の図柄などね。
でも北斎の特に大波と富士山「グレート・ウェーブ」。
これはもう、ぱっとまず浮世絵といったら浮かぶイメージですよね。
きょうは、まさにその北斎を語りつくしていただくグレートなゲストそしてスイートなゲストをお迎えするんですよね。
ということで本日のゲストをご紹介しましょう。
お笑い芸人厚切りジェイソンさん。
そして日本を代表するパティシエ・鎧塚俊彦さんです。
お願いします。
お二人はBSプレミアムで27日夜10時から放送の「日本美インパクト!」に出演をされます。
早速なんですけどジェイソンさんは北斎はご存じでしたか?アメリカにいらっしゃるころ。
この番組で北斎は知りました。
ただ「グレート・ウェーブ」とかは見たことありますし。
教科書とかで例えば載ってたりする作品なんですか?普通に大学のキャンパスに貼ったりしてましたね。
人気のある絵として。
普通に鉛筆か、ペンキかなんかでやったかなと思ってたんですけどそうではないんですね。
鎧塚さんは?ジェイソンさんの話を聞いて浮世絵をペンキで描いてたと思ってたと。
ホワイアメリカンピープル?って僕は大きな声でどなりたいですよ。
フランスにいたときにですね僕自身、コンクールをやったりとかしてたときにいろんなものから刺激をほしくて建築であったり、絵であったりいろんなことを見てたときにやっぱり向こうでは浮世絵っていうのは非常に評価がされていまして日本よりも向こうのほうが一般に触れる機会って多いぐらいなんですね。
ですから、やっぱり、たくさん見させていただきましたね。
そのお二人が出演する「日本美インパクト!」。
ちょっと珍しい方法で葛飾北斎の一つの作品の魅力に迫るというものなんですね。
こちらで、ざっと説明しましょうか。
登場するのは3つの分野のスペシャリストたちそれぞれの視点を生かして作品の魅力を探っていきます。
まずは鎧塚さん率いるパティシエのチーム。
そして、植木屋さんや造園デザイナーからなる庭師のチーム。
さらに、さらに釣り名人や釣り雑誌のライターからなる釣り師のチーム。
厚切りジェイソンさんはといいますと各チームが作品を鑑賞して意見を交える場に立ち会ったということなんですよね。
立ち会いましたね!お二人が出演する「日本美インパクト!」。
どんな番組なのかこちら、ご覧ください。
日本の優れた美術作品が持つ不思議なインパクトに迫る新感覚の美術番組「日本美インパクト!」。
数ある北斎の作品の中で今回、取り上げるのは…。
「諸国瀧廻り下野黒髪山きりふりの滝」。
北斎、数え74歳の作品。
熟練の技がつぎ込まれた晩年の傑作です。
流れ落ちる水のうねりをダイナミックに捉えた独特の色使い。
繊細な無数の点で描いた滝つぼの水しぶき。
水という捉えがたい対象をまるで生き物のように表現しています。
庭師、パティシエ、釣り師。
北斎の傑作と向き合うのはそれぞれの分野で日本を代表する30人のツワモノたち。
まずは、その実物をじっくり鑑賞します。
庭師チームの感想は…。
皆さんが庭師なのにあんまり植物のところは言わなかったのは?何百年か、たったときに木って形が変わっちゃったりなくなっちゃったりするので風景が変わっちゃうんですよ。
それで滝とか岩とかそういう変わらないものを僕ら、見るっていう習慣が…。
続いてパティシエチーム。
食べ物としては見てなかったんですね。
だから、おいしいかどうかは本当に頭に浮かんでなくて…。
でも菓子屋だからしかたないよね。
俺ら、菓子屋なんだから。
釣り師たちの目に映った北斎の滝は…。
そこですか、やっぱり…。
せーの…。
みんな一緒!独特の感性で北斎が捉えた滝。
そこには、どんな美意識が込められているのでしょう。
ツワモノたちが動き出します。
庭師チームのリーダー造園デザイナーのスガヒロフミさん。
庭という定義にこだわらない前衛的な空間づくりで高い評価を得ています。
北斎の滝が生命力に満ちあふれていると感じたスガさん。
独自の表現で北斎に挑もうと考えました。
そこで目をつけたのは力強く大地に根を張る松の木。
インパクトあるな、これ…。
思ってたより結構理想に近いかもしれない。
スガさんは、根に付いた土をすべて取り除き松の木を丸裸にしました。
ふだんは土の中に隠れている木の根。
それを、あえて使い北斎の滝が持つ独特の躍動感に挑みました。
ちょっと今の状態で少し回してもらえないかな。
釣り師チームのリーダー永浜いりあさんです。
永浜さんは渓流釣りや海釣りなどあらゆるジャンルの釣りをこなし年間100日以上釣り糸をたらす釣りマニアです。
永浜さんは実際の霧降の滝を見るため栃木県を訪れました。
滝までの山道は立ち入り禁止区域ですが山岳ガイドの同行を条件に特別に許されました。
歩くこと、およそ1時間。
おお…めっちゃくちゃ近づいた。
また、いきなり。
ああ、本当だ下に来たら、あの絵に近づいてる。
これが現在の霧降の滝。
江戸時代後期に北斎が描いた姿が今も残っていました。
およそ26mの高低差を一気に流れ落ちる霧降の滝。
北斎の目にはこのように映っていたのです。
今回、番組で取り上げました北斎の作品「諸国瀧廻り下野黒髪山きりふりの滝」。
スタジオにも、ご用意しました。
皆さんね、立場が違えば気持ちいいぐらい意見も、ばらばらでしたよね。
改めてご覧になって、この絵いかがですか?ジェイソンさん。
確かに、その立体感。
まっすぐではないですね。
結構、前に流れているのは。
一番、印象に残ってるのは庭師さんがこういうものが根っこに見えるとそれは結構大胆だといわれてからもう、確かに大胆だなと思うようになりましたね。
私はラジオのDJが本職なものですから絵を見ると、どんな音が聞こえてくるんだろうということも。
例えば、滝の重低音でそこからピシャピシャっていう音だったりあと、気になるのは人物ですよね。
どんなことを言ってるんだろうって。
ちょっと弥次さん喜多さんのようにすっごいいい滝やな、弥次さん。
いやあ、これで流しそうめんでもやろうかね、喜多さんみたいなちょっとアテレコして楽しんでみたりと。
見方って、それぞれですよね。
僕は、そんなこと全く考えなかったですね。
北斎さんっていうのは僕の中では空が非常に大きく描いてるイメージがあったんですね。
先の滝を見たときも非常に空とのバランスもいいなと思ったんです。
なぜ、ここだけこの絵は切り取ったのかなということも改めて思いましたね。
そうなんですよね。
空がない。
さまざまな、この滝をめぐってそして番組では3つのチームの方がそれぞれにアプローチをされるわけですけども庭師の皆さんが根っこで表現をされてましたけどあのアプローチってどんなふうにご覧になりました?僕は、やられたなという感はしましたね。
あの、ぐっとつるされて。
うわ、すごいなっていう。
あの発想といいますかすごいおもしろみを感じましたね。
僕は自分なりの滝の表現のしかたをしたんですけどね。
そんな鎧塚さんの表現これから一緒に見ていきましょうか。
パティシエチームのリーダー鎧塚さんが挑戦したのは北斎の滝をスイーツでおいしそうに表現すること。
土台となる岩はグラニュー糖と卵白を使いコーヒーの濃縮エキスで着色します。
滝の水を表現するために鎧塚さんが選んだ素材はホワイトチョコレート。
水は普通透明な、あめ細工で表現しますがあえてホワイトチョコレートを選びました。
北斎の滝の躍動感あふれる水の流れを生み出しているのは白色だと考えたのです。
しかし、溶かしたホワイトチョコレートを流してみると…。
しっくりこないですね。
悪くはないんですけど。
ホワイトチョコレートはすぐに固まってしまい満足のいく、水の流れが表現できません。
そこで再びチョコレートを溶かすためドライヤーを使ってみました。
すると…。
この風を当てることによってなんともいえない紋。
これが、おもしろいなと思ってやってみて。
北斎の滝で描かれている水のうねりに似た躍動感が生まれました。
鎧塚俊彦作スイーツ版「北斎の滝」。
ご期待ください。
ちょっとかじってみたいですよね。
あのホワイトチョコレートの流れを作ることでまたより魅力的おいしそうにもなるんですね。
土台も砂糖でできていますので食べても非常に甘くておいしいですし、もちろんホワイトチョコレートですから食べ応えあると思いますけどね。
あんだけ大きいので。
がりっと上からいきたいですね。
ホワイトチョコレートっていう素材を選んだのは、どうして?絵の場合の弱点っていいますかいろいろあると思うんですがその一つには透明感が出せないということなんです。
僕らは透明感を出す。
最初、滝、ぱっと見たときにあめだと思ったんですね。
あめっていうのは砂糖を150度ぐらい煮詰めましてそうすると、本当に透明なすきっとしたものになるんです。
それが固まると本当に透明感のある水が流れてるという感覚が出るんです。
僕は、最初それでやろうと思ったんですけどちょっと待てよと。
透明を封印してあめを封印してやったらどうなるのかなということでホワイトチョコレートを使ったんですけどね。
この水しぶき実は一番苦労したのが水しぶきのところなんですけどね。
それが出てなかったのは見てくださいよということなのかななんて思いながら、見てたんですが。
鎧塚さんの作品作りご覧になっていかがでした?本当に細かいところまでいろいろあって感動しましたんですけどあえて制限を設けることによってどんなことが出てくるのかこういう実験的なやり方は本当にすばらしいと思いますね。
実際に作る中で北斎、見えてきたぞっていう発見はありましたか?いや…難しかったですね。
この青って気になるじゃないですか。
じっと見てることによってこの青、水の奥行きなんですよ。
だーっと流れてる奥にも流れてるということが陰影で出てるんですね。
だから、そこでやっぱり北斎さんよりもっとその立体にできるという利点を生かさなきゃいけないというプレッシャーもありましたね。
ここで、特別にスタジオにご用意はないんですけれども…。
食べたい…え?実際にないんですか?ホワイジャパニーズピープル?番組の中で厚切りジェイソンさんもともと、その葛飾北斎ご存じなかったということなんですが今では、かなりの北斎通になってらっしゃるということで、番組の中でもいろいろ勉強してらっしゃるんですよね。
その勉強ぶりご覧いただきましょう。
筆ハカセとジェイソンの…。
ホワイジャパニーズアート?「きりふりの滝」に結構、青が気になるんですけど北斎さんは青が好きだったんですか?そうです。
北斎は青を好んで使った絵師でした。
代表作「冨嶽三十六景」の中でも青は数多く使われその独特の色合いが人々に衝撃を与えました。
しかし、この深い青当時、浮世絵で使われていた植物性の藍色では出せない色でした。
では、どのように北斎はこの色を生み出したのでしょうか。
北斎が着目したのは海外から日本に入ってきた顔料。
まだ日本になかった深い青色に魅了された北斎はいち早く作品に取り入れました。
そして、数多くの傑作を生み出していったのです。
まさか、この海外からの顔料を使って描かれてたというのは。
それ、本当に意外でしたね。
北斎さんが、いろんなことをやってたんですけどはやりのものも踏まえてそうではない、新しいことを挑戦したかったと分かりましたんですけど。
この絵を描かれたときもう70を超えてたということですけどまだまだ新しいものに挑戦するっていうそのスピリット。
そうなんですよね。
でもおっしゃってましたんですよね北斎さんが。
70歳までは今まで、すべてやってきたことは本当に大したことなくてこれから、やっと人の前に出せるようなものが作れるようになりました。
ここまで達成していくには一番…99%ができたとしてもそのさらに1%を足すにはどう修業していけばいいのかとかずっと考えた結果こういうような新しいものが出せるようになったんですね。
一生現役、攻めてる姿勢って何か共感するものありますか?僕ら、同じことを何十年も、こう、ずっとやっていくということも非常に大切なことなんですね。
その中でひねりたくなってくることがあるんですけど僕はひねるな、ひねるなって言ってるんですね。
深くいけ、深くいけディープにいけということを言っているんですね。
これが評価を受けてらっしゃらなかったら変えていくのは分かるんですが完全に評価を受けていたのにこれだけ作風を変えていかれるというのは。
70超えて、すごいと思いますね。
と、ここで毎度おなじみびぃコン通信。
BSで放送される注目の番組をピックアップします。
スポーツの魅力を数字から徹底的に読み解く「ザ・データマン」。
今回は、去年ワールドカップブラジル大会を制したドイツの強さの秘密に迫ります。
着目したデータは大会で走った総走行距離846.238km。
大会でナンバーワンだったこの数字を、さまざまな角度から徹底的に分析します。
これ、スーパースターがいないドイツが強い理由ちょっと分かった気がします。
さらに番組ではドイツに渡り、ブンデスリーガの練習システムに密着。
そこには最新のハイテク練習設備が。
「世界ふれあい街歩き」。
今回の舞台はオランダのロッテルダム。
わあ、このビル、変わった形。
かまぼこみたい。
外側はアパートになっている。
中に入ってみると…。
マーケットになってる。
いろんなお店が入っていてにぎわってるんだ。
ロッテルダムは斬新なデザインの現代建築を楽しめる街なんです。
一方、川沿いの通りに出てみると…。
へえ、向こう岸に古風なかわいらしい建物がずらっと。
きっと、この風景が昔ながらのロッテルダムって感じなんだろうな。
最後になりますが「日本美インパクト!」の見どころをお願いいたします。
僕は本当に何も知らなかったんですよ。
何一つも知らなくてそれも丁寧に説明していただきましたのでそれは、たぶん一番、見てほしいところになりますね。
僕は小学校とか中学校のころから絵とか俳句とか、この絵はこの俳句は、こういったことをいっているんですよって習うじゃないですか。
本当かな?って疑問に思ってたことがあってですね。
今回の、この番組っていうのはそれを自由に、こっちが解釈していいんだよというふうに僕はとったんですね。
皆様も、ご自身の見方で見ていただいて、ああじゃないこうじゃない、なんていうのを家族で話し合っていただいたらまた、おもしろい見方ができるんじゃないかと思っておりますのでぜひ見ていただきたいと思います。
180年の時を越えていまだに人それぞれ楽しめるってすごいことですよね。
本日のゲスト・鎧塚俊彦さん厚切りジェイソンさんでした。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
・「さあ翔け出そうよ、」2015/05/22(金) 12:20〜12:45
NHK総合1・神戸
BSコンシェルジュ「日本美インパクト!〜厚切りジェイソン・鎧塚俊彦〜」[字]

BSプレミアム「日本美インパクト!北斎の滝VS30人のツワモノ+1」(5月27日水曜夜10時〜)を紹介。出演者の厚切りジェイソンさんと鎧塚俊彦さんに見所を聞く。

詳細情報
番組内容
「日本美インパクト!北斎の滝VS30人のツワモノ+1」(BSP5月27日水曜 夜10時〜)を紹介。日本美の傑作のもつ不思議なインパクトの謎に、作品を見る側の視点から挑む美術番組。葛飾北斎の知られざる名品「諸国滝廻り 下野黒髪山きりふりの滝」に釣り名人、庭師、パティシエたちがそれぞれの視点から魅力に迫る。出演者でタレントの厚切りジェイソンさんとパティシエの鎧塚俊彦さんに番組の見どころなどについて伺う
出演者
【ゲスト】厚切りジェイソン,鎧塚俊彦,【司会】秀島史香,真下貴,【語り】安井絵里

ジャンル :
情報/ワイドショー – 番組紹介・お知らせ
バラエティ – トークバラエティ

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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