<木曜劇場>医師たちの恋愛事情 #07【熱血ドクターが組織と対決!!】 2015.05.21


(春樹)彼女を一人にはできません。
(千鶴)そういう優しさってかえって人を傷つけるよ。
(春樹)緊急オペの準備を。
僕がやります。
(久仁子)ルールを破って知り合いのオペを敢行したらしいわ。
(渡辺)しばらくは泳がせておきましょう。
あなたもね。
(悠馬)誰?
(菜穂)悠馬の病気を治してくれるお医者さん。
(仁志)産んでほしい。
俺が君と子供を守るから。
(聡)誰の子だよ!俺たちの子として育てるんだ。
(仁志)お前は誰を守りたい?
(千鶴)笹岡さんを守れてよかったよ。
いいんだよそれで。
(春樹)おはようございます。
(光弘)あっ。
守田先生。
おはようございます。
もう患者さん並んでるね。
(光弘)そうですね。
今日朝一の患者さんは?
(光弘)えっと…。
星野航平さん。
35歳。
あっ。
西南外科病院からの紹介の方みたいですね。
西南外科病院?
(光弘)うちの関連病院です。
ああ。
進行胃がんか。

(涼子)近藤先生。
おはようございます。
(千鶴)おはよう。
(星野)前の病院では腹の中にがん細胞が種みたいにばらまかれてるかもしれないって言われました。
そうですか。
(星野)手術しても無駄だって。
ハァ…。
無駄だなんてことありませんよ。
えっ?治癒切除にはならなくても化学療法との組み合わせも考えられますから。
諦めるのは早過ぎますよ。
ホントですか?はい。
(星野)俺前の病院では手に負えないってさじを投げられたんです。
それでうちに?
(星野)はい。
大学病院なら何とかなるかもって。
とにかくいろんな可能性を探ってみます。
よろしくお願いします。
(千鶴)患者さんに無責任に希望を抱かせるようなこと言うのはどうかと思う。
無責任に言ったわけじゃありません。
少しでも可能性があるなら諦めないでほしいと。
(千鶴)何か具体的な方法が見つからないかぎり可能性なんて言うべきじゃない。
(宗太郎)お疲れ。
人は一人では生きていけない
そう思ったことはありますか?
(宗太郎)わざとでしょ?何が?わざと守田先生に厳しく言った。
嫌われちゃいますよ?関係ない。
素直じゃないですね。
回診遅くなっちゃった。
先行くね。
例えば大切な何かを失いそうなとき
例えば人生の選択に迫られそうなとき
はい。
守田です。
はい。
えっ?ドレーンが?分かりました。
すぐ行きます。
じゃあ痛み止め打ちますね。
(女性)はい。
そんなときあなたは誰と一緒に生きていきたいと願いますか?

(渡辺)治らないなら治療しても意味がない。
治らないと決まったわけではありません。
(渡辺)根治できないのであればこの病院の治療成績が下がってしまいますし売り上げも期待できない。
西南外科病院さんが見放すのも道理です。
なぜそんな顧客にわざわざ手を出さないといけないんですか?星野さんはうちを頼って来院されたんです。
最先端の医療を提供できる大学病院だからこそ他では手に負えない患者さんを受け入れるべきではないでしょうか?
(渡辺)紹介状によるとこの顧客は胃がんによる嘔吐に腹水もあるんですよね。
ということは?高橋先生。
CTでも幽門狭窄があり腹膜播種も疑われています。
根治切除は難しいかと。
(渡辺)はい。
つまり手術をしても手の施しようがない可能性が高い。
ベッドを埋めるだけで病院の売り上げには貢献できないということです。
たとえ売り上げに貢献しなくても…。
(渡辺)守田先生。
これ以上この病院の方針に逆らうとなるとこちらとしてもそれなりの措置を取らねばなりませんよ。
(仁志)西南外科病院はうちの関連病院ですよね?
(渡辺)そうです。
(仁志)何かにつけ支援もしてもらってるのでそこからの紹介をむげに断るというのはいかがなものでしょうか?
(渡辺)確かに西南外科病院からはそれなりの研究費は頂いておりますが。
(仁志)例えば根治が難しいならせめて原発巣を取り除く手術だけでも。
どうでしょう?
(渡辺)いかがですか?教授。
(久仁子)いいんじゃないかしら。
仁志先生。
さっきはありがとうございました。
(仁志)ああ。
でも原発巣切除じゃただの時間稼ぎにしかならないけどな。
何とか治療法を探します。
(茜)お疲れさまです。
お疲れさま。
(大根)茜ちゃん。
今日もよろしくね。
(一同)お疲れ。
お疲れさまです。
(鈴木)でも渡辺さんの言うことも一理あるな。
(山野辺)ああ。
さっきのカンファレンスの話ですか?
(芹香)確かにあれぐらいの進行胃がんで腹膜播種ってなると難しいですよね。
(平井)抗がん剤で時間を稼いで後は緩和療法ですかね。
(谷)まあその辺が妥当な線ですかね。
(山野辺)お前が言うな。
高橋先生に電話しよう。
(谷)あっ。
ちょっと待って。
やめてください。
あっ…。
お疲れさまです。
(一同)お疲れ。
お疲れさまです。
(大根)いや。
俺は守田先生に賛成だな。
(鈴木)えっ?
(大根)患者の期待には最大限応えるべきだ。
(山野辺)大根先生?どうかされました?
(大根)星野さんのオペ俺が助手やってもいいぜ。
ありがとうございます。
(芹香)前にオペで守田先生に助けられたから。
ああー。
恩義感じてるんだ。
(芹香)シーッ。
(大根)例の彼女ともうまくやれよ。
いや。
彼女じゃないです。
(大根)いいから。
ほら。
すいません。
星野さん。
回診遅くなっちゃって。
ちょっとばたばたして。
お変わりないですか?
(星野)大丈夫です。
(加奈子)こんにちは。
こんにちは。
(加奈子)航平。
(星野)うん?
(加奈子)お花花瓶に生けてくるね。
(星野)うん。
ありがとう。
(加奈子)うん。
失礼します。
失礼します。
(加奈子)あっ。
こんにちは。
どうぞ。
すてきな彼女さんですね。
(星野)えっ?あっ。
はい。
付き合って3年になります。
一緒になりたいなって思ってます。
まあまだあいつには言えてないんですけど病気が治ったらちゃんとプロポーズしようって思ってます。
そうですか。
(星野)まあ入院費や薬代やらで貯金切り崩しちゃったから結婚式とかそういうのはちょっと先になるかもしれないんですけど。
とにかく今は病気を治すのが最優先かなって。
俺ずっと仕事一筋で一人でも楽勝に生きていけるって思ってたんです。
でもあいつと出会って初めて思ったんですよね。
こいつと一緒に生きていたいって。
そんでそばで支えてあげたいって。
まあ今は支えられっ放しなんですけどね。
先生。
だから一日でも長く生きていたいんです。
そんで絶対病気に勝ちたいんです。
一緒に頑張りましょう。
星野さん。
(和佳子)あっ。
守田さん。
回診の時間です。
(和佳子)近藤先生。
お知り合いだったんですね。
(和佳子)ええ。
長野にいたときから。
さっき会ってホントにびっくり。
ねえ?
(由梨絵)ええ。
よくおうちにも遊びに行かせていただいてましたから。
(和佳子)でもまあ私も由梨絵ちゃんも春樹頼ってきたわけだから会っても不思議はないか?
(由梨絵)そうですね。
笹岡さん。
具合はどうですか?
(由梨絵)はい。
おかげさまで。
ありがとうございます。
あっいえ。
手術をしたのは私ではなく守田先生です。
(由梨絵)でも主治医は近藤先生です。
ありがとうございます。
あっ。
そろそろ検査の時間。
戻らないと。
また後で長野の話しましょうね。
(和佳子)春樹の話もっと聞かしてね。
(由梨絵)はい。
どうぞ。
(和佳子)いいの?じゃあ返しに行くから後で。
(和佳子)ホントいい子よね。
由梨絵ちゃん。
そうですね。
(和佳子)春樹もあんな子と一緒になってくれたらいいんだけど。
春樹とより戻せないのかしら。
それは守田先生しだいですよね。
(和佳子)そうね。
でもあの子仕事ばっかりだから。
フフフ。
ビリルビンの数値もいいですね。
順調に回復されていますね。
(和佳子)ホントに近藤先生のおかげで孫の顔見るまで生き永らえることができそうです。
そんな。
(芹香)じゃあ早く守田先生にいいお嫁さん見つけてもらわなきゃですね。
(和佳子)先生たちも言ってやってくださいよ。
早くいい人見つけろって。
(芹香)分かりました。
検査室行ってきます。
はい。
(芹香)失礼します。
(和佳子)どうも。
お孫さん欲しいって言ってらっしゃいましたね。
前も。
ああ。
孫っていうか早く春樹には一緒に生きていく家族を見つけてほしいんですよ。
一緒に生きていく家族?じゃあ始めますね。
(男性)はい。
(和佳子)あの子父親がいなかったもんですから。
早く家族を見つけてほしいんです。
(和佳子)私がやってやれなかった分大切な人と一緒に生きていく喜びを味わってほしいんですよ。
(奈々)お疲れさま。
(谷)お疲れさまです。
(宗太郎)お疲れ。
(谷)高橋先生。
(宗太郎)うん?
(谷)飯でもどうですか?
(宗太郎)悪い。
ちょっと俺は…。
(谷)あっ。
医局戻ります?
(宗太郎)いや。
ちょっと用があってな。
(谷)そうですか。
じゃあお先失礼します。
お疲れさまでした。
(奈々)うちに入院することになったんだ?
(宗太郎)誰が?
(奈々)悠馬君だっけ?
(宗太郎)えっ?
(奈々)この前来てたところ…。
ああ。
(奈々)パパを頼ってきたんだ?パパじゃないよ。
ママの知り合いのお医者さん。
父親だって名乗るなって。
(友子)お疲れさまです。
・お疲れさまです。
(友子)午後の回診リストお願いします。
・分かりました。

(笑い声)
(奈々)河合です。
今から向かいますので。
はい。
よろしくお願いします。

(友子)奈々。
(友子)これからお迎え?
(奈々)そう。
(友子)一緒にお迎えいいかな?
(奈々)いいけど。
(友子)うん。
(友子)あのさ…。
(友子)子供産むことにした。
(奈々)えっ?ホントに?
(奈々)応援するよ。
(友子)うん。
全力で応援する。
ありがとう。
(友子)でもね旦那に言われたんだ。
うちの子として育てろって。
(奈々)市川先生も知ってんの?
(友子)うん。
まあいつまでも隠し通せることじゃないとは思ってたけど。
(奈々)それで言われたんだ?
(友子)それだったら産んでもいいって。
(奈々)難しいね。
仁志先生はそのことは?
(友子)ううん。
(友子)奈々は?高橋先生とどうなった?
(奈々)元奥さんと息子が登場。
(友子)えっ!?
(奈々)カワイイ子だった。
(友子)そっか。
何?あのう…。
星野さんの治療についてなんですけど。
何か具体的な可能性が見つかった?HIPECって聞いたことありますか?腫瘍を可能なかぎり切除して42℃の温水と抗がん剤で腹膜播種をたたくってやつ。
これ可能性ないでしょうか?HIPEC?すでに学会でも良い成績が報告されてもいますし。
確かに。
この方法でオペした患者さんの5年生存率がほら。
格段に上がってるんです。
可能性はあるかもね。
はい。
問題は原発巣を切り取れるかどうかと術後の管理だね。
術後ですか。
もう少し勉強してみます。
(奈々)真人。
(真人)ママ!
(奈々)遅くなってごめん。
(保育士)じゃあ真人君。
お帰りの準備しようか?
(真人)はい。
(奈々)先生。
いつもすいません。
(保育士)いいえ。
(真人)ちょっと待っててねママ。
(奈々)うん。
(友子)誰と生きていくのがいいんだろう?
(奈々)えっ?
(友子)子供は誰と一緒に生きるのが一番幸せなんだろう。
(奈々)うん…。
(宗太郎)じゃあ今度の小児科のカンファうちの谷に行かせるわ。
(医師)はい。
よろしくお願いします。

(ボールの弾む音)
(悠馬)あっ。
ママの知り合いの…。
(宗太郎)お医者さんだ。
(宗太郎)もう消灯時間過ぎてるぞ。
(悠馬)うん。
(宗太郎)どうした?
(悠馬)ねえ。
(宗太郎)うん?
(悠馬)僕の病気治るのかなぁ?
(宗太郎)どうした?急に。
(悠馬)だって僕が入院してたらママずっと一人でしょ?だからパパがいたらよかったのになって。
パパは…。
(悠馬)死んだって。
えっ?
(悠馬)僕が赤ちゃんだったころに死んじゃったんだって。
そうか。
そうかもしれないな。
(悠馬)お医者さん?ああー。
終わった。
お疲れさまです。
そっちはまだ?もうちょっと調べたいです。
そう。
じゃあお疲れ。
はい。
はい。
(光弘)すいません。
守田先生。
209号室の田辺さんが動悸を訴えられているんですがちょっと診ていただけませんか?分かりました。
すぐ行きます。
じゃあ。
それじゃあしたの朝ホルター心電図の予約しておいてください。
(光弘)はい。
田辺さん。
もうこれで息が苦しいの収まりますからね。
安心してください。
えっ?あっ。
ごめん。
勝手に読んじゃってた。
あっ。
はい。
せっかくの機会だしちょっと興味あるし。
そうですか。
勉強勉強。
(宗太郎)何だ?まだいたんですね。
あっ。
はい。
ちょっと調べ物を。
HIPECねぇ。
じゃあ。
お疲れさまです。
お疲れ。
お疲れさまです。
では次にこちらをご覧ください。
がんを切除した後温めた生理食塩水と抗がん剤を腹腔内で攪拌します。
温熱作用によって抗がん剤はその効果を高め腹腔内に散らばったがん細胞をたたくことが可能になります。
これがHIPEC。
すなわち腹腔内温熱化学療法です。
(渡辺)腹腔内温熱化学療法?はい。
星野さんのオペこの術式でやらせてください。
(大根)HIPECか。
聞いたことあるけど。
(鈴木)ですね。
知識としてはありますけど…。
(渡辺)なるほど。
こういう方法でね?しかし保険適用がないようですね。
うちでの実績はあるんですか?いえ。
ですが…。
(渡辺)お話になりませんね。
こんなオペに労力を割くぐらいなら予定されてるオペをどんどんさばいてください。
本部長。
本部長。
何か?確かにこの病院には経験者はいません。
ですが腹膜播種の治療においては術後の生存率が改善しているという報告もあります。
(大根)そういやこないだの学会でもやってたな。
(鈴木)そうですね。
星野さんの治療においてはHIPECを行う意義はじゅうぶんにあると思います。
しかしうちでの実績がないオペをするには倫理委員会の承認が必要です。
(大根)そうか。
それがあったか。
(鈴木)うーん。
厳しいですね。
果たして倫理委員会に掛け合う労力を使うべき案件かどうかはなはだ疑問ですね。
(宗太郎)その労力なら自分が引き受けます。
高橋先生。
医局長としての仕事ですから。
(仁志)私も一緒に倫理委員会で説明します。
仁志先生。
ありがとうございます。
(仁志)いかがですか?渡辺本部長。
(渡辺)いかに仁志先生や高橋先生が説明しようとも倫理委員会が承認を下ろすかどうか分からないでしょう?とにかくこの病院でその治療法の経験がある医師は一人もいないんですから。
(久仁子)私がいるわよ。
(渡辺)白石教授?私は経験あるわよ。
(久仁子)腹腔内温熱化学療法。
HIPECは私の研究テーマの一つなの。
当然前の病院でもやってました。
(大根)皮切りオペだけじゃなかったんだ。
(鈴木)研究のためならメスも握るってことですか。
しかしこの患者に使う意味があるのかどうか?渡辺本部長。
ではひとまず原発巣の切除をやらせてください。
それで?大動脈周囲のリンパ節を術中病理診断に出してみてもし転移があれば原発巣の切除のみにとどめ患者さんに緩和ケアを勧めます。
でも転移がなければ切除後直ちに白石教授にお願いしHIPECを適用するというのはいかがでしょうか?
(久仁子)妥当な線だと思うわ。
いかが?渡辺本部長。
異存ございません。
(久仁子)原発巣の切除までは守田先生に執刀医をお願いします。
はい。
(久仁子)それに近藤先生に第二助手をお願いしようかしら。
ずいぶん勉強されてるようだし。
はい。
(久仁子)皮切りオペの腕前じゃ不安だから。
(大根)ヤッベ。
(鈴木)聞こえてましたか。
じゃあそういうことで。
では今日のカンファレンスは以上です。
白石教授。
よろしくお願いします。
こちらこそよろしく。
よく頑張ったな。
近藤先生。
ありがとうございました。
よかったね。
はい。
星野さんのためにも頑張ろう。
(久仁子)なかなか研究費の増額に理解を示していただけない理由がようやく分かったわ。
(渡辺)はっ?
(久仁子)私の研究テーマもご存じなかったんですもの。
テーマも知らずに増額なんてできませんもんね。
(渡辺)申し訳ありませんでした。
(久仁子)でもこれで私の研究が有意義なものだってことはよくお分かりになったでしょ?
(渡辺)はい。
今度こそよろしくお願いしますね。
かしこまりました。
なるべく安静にしてくださいね。
(女性)はい。
ありがとうございました。
お大事に。
(芹香)あとやっておきます。
お願いします。
(和佳子)ちょっと。
春樹。
何?
(和佳子)いいからちょっとこっち座んなさい。
俺この後オペだからあんま時間ないよ。
(和佳子)こうでもしなきゃ話できないだろ?めったに顔出さないんだから。
顔出してるよ。
母さん寝た後見回りとかで。
それじゃ話できないだろ?いいから座って。
何?ねえ。
お前由梨絵ちゃんとやり直す気ないの?えっ?いい子だよ由梨絵ちゃん。
近藤先生もお前しだいだって言ってた。
そんなこと話してんの?
(和佳子)うん。
ああ…。
何か話の流れでね。
ねえ。
春樹。
私もこの先どうなるか分からないし。
そんなこと言うなよ。
この間のオペで肝機能も良くなったしこれから…。
医者が気休め言うんじゃないよ。
早くお前にいい人見つけてほしいんだよ。
それで春樹の家族をつくってほしい。
分かってるって。
(和佳子)それが私の一番の願い。
分かってるって。
もう行くね。
(和佳子)えっ?またね。
また来る。
(和佳子)春…。
はい。
いいですよ。
(由梨絵)ありがとうございます。
この調子なら来週には退院できそうですね。
(由梨絵)そうですか。
(由梨絵)先生の方は大丈夫ですか?えっ?私?
(由梨絵)こないだの手首。
ああ。
もう全然。
ほら。
このとおり。
前線復帰してます。
(由梨絵)すいませんでした。
笹岡さんのせいじゃありませんよ。
(由梨絵)でも彼が私を連れ戻しに来なければ。
(由梨絵)私彼とは別れます。
(由梨絵)分かったんです私。
うん?私春樹と一緒にいたいんです。

(看護師)失礼します。
お待たせしました。
血圧測りますね。
(谷)お湯でおなかを洗ってる感じなんですよね?うん。
そんなふうに見えるんだけどここに温水がたまるから臓側の腹膜全体に熱が加わるようになってるんだ。
(芹香)でもそれじゃすぐ温度下がっちゃうじゃないですか。
うん。
だからポンプで温水をこうかん流させるの。
(芹香)はあー。
(一同)なるほど。
なるほどね。
(ME)このポンプで腹腔内の循環温度と流量を調整することができます。
42℃でいくつもりです。
(ME)どのくらいキープしますか?患者さんの負担を考えると30分が限度といわれてます。
(ME)大丈夫です。
任せてください。
お願いします。
お願いします。
ちょっとすいません。
うん?星野さんの手術説明書作成したんですけど見てもらっていいですか?抗がん剤を混ぜて洗うところ絵で示したらもっと分かりやすいんじゃない?そうですね。
直します。
(星野)ホントですか?
(久仁子)はい。
HIPECは星野さんのような腹膜播種に対して行って高い効果があることが報告されています。
(星野)分かりました。
先生にお任せします。
(久仁子)はい。
では私はこれで。
何かありましたら助手を務めます2人に聞いてください。
じゃあもう少し詳しい説明しますね。
(星野)ありがとうございました。
えっ?
(星野)守田先生が治療法提案してくれたんですよね?いや。
近藤先生が後押ししてくれました。
いえ。
私はちょっと調べただけで。
(星野)いえ。
ホントにありがとうございました。
俺にもまだ他の治療法があったなんて。
星野さん。
(星野)胃がんで末期で他の病院からも見放されたのに俺。
(加奈子)よかったね。
航平。
あのう。
彼のことどうかよろしくお願いします。
(星野)お願いします。
分かりました。
やれることは全てやった。
はい。
何か2人を見てると僕まで勇気をもらった気になります。
何言ってんの?オペはまだこれからよ。
すいません。
でも不安なときにそばに寄り添ってくれる人がいる。
それだけで強くなれるんですね。
そうね。
きっと。
はい。
守田です。
(涼子)あっ。
近藤先生!えっ?
(涼子)503号室の竹田さんが吐血してショックです。
分かりました。
すぐ行きます。

(ドアの開く音)
(仁志)おう。
(友子)お疲れさまです。

(ドアの開く音)・
(医師)あれ?市川先生も見学ですか?
(友子)はい。
HIPECやるって聞いたんで。
(聡)友子。
いたのか?
(友子)うん。
(聡)ああ。
仁志先生。
どうも。
(仁志)お疲れさまです。
(聡)お疲れさまです。
(医師)うちでは初ですもんね。
(聡)腹膜播種に効果があるんだったらわれわれ消化器内科も興味がある。
(医師)確かに。
(一同)お疲れさまです。
それではこれより星野航平さんの幽門側胃切除。
大動脈周囲リンパ節郭清を開始します。
よろしくお願いします。
(一同)お願いします。
メス。
(看護師)はい。
(久仁子)鑷子。
ガーゼ。
(看護師)はい。
ガーゼ。
(看護師)はい。
鑷子。
電メス。
(看護師)はい。
はい。
電メス。
(看護師)はい。
どっちのリンパ節を病理に出しましょうか?
(久仁子)こっちの方がいいんじゃない?分かりました。
ケリー。
(看護師)はい。
(久仁子)私にも。
(看護師)はい。
メッツェン。
(看護師)はい。
(久仁子)ちょっと見づらいわ。
(奈々)ベッド傾けます。
お願いします。
シャーレの用意をお願い。
(看護師)はい。
これを病理室に持っていって。
(看護師)はい。
病理診断の結果が出るまで原発巣の切除をします。
ベッド戻してください。
(奈々)はい。
3−0絹糸。
(看護師)はい。
膵臓への浸潤は思ったよりひどくないですね。
(久仁子)そうね。
何とか原発巣の切除はいけそうですね。
(久仁子)ええ。
GIA用意しといて。
(看護師)はい。
(奈々)輸血部に連絡してRBC6単位持ってきて。
(看護師)はい。
(看護師)はい。
オペ室です。
病理からです。
今代わります。
はい。
はい。
はい。
分かりました。
病理診断の結果がんの転移ありませんでした。
(久仁子)HIPEC適用可能。
私の出番ね。
(千鶴・春樹)はい。
(久仁子)続けましょう。
では原発巣を切除後HIPECを行いましょう。
GIA。
(看護師)はい。
MEさん。
呼んできて。
(看護師)はい。
(久仁子)自在鈎。
(宗太郎)分かった。
じゃあ止血剤お願いします。
うん。
それで。
よろしく。
(宗太郎)えっと。
星野さんの?
(加奈子)あっはい。
あのう。
難しい手術だって聞いて。
大丈夫ですよ。
うちの医局員腕は確かですから。
まっプライベートでは色々抱えてますけどね。
(宗太郎)じゃあ。
はい。
じゃあ次の点滴からでいいよ。
(久仁子)リトラクターとエキスパンダーちょうだい。
(看護師)はい。
(久仁子)生食。
(看護師)はい。
(久仁子)次ちょうだい。
(看護師)はい。
(久仁子)続いて抗がん剤入れていきます。
(看護師)はい。
(久仁子)ポンプ回して。
(ME)はい。
42℃で始めます。
(奈々)体温鼓膜温で36.2℃です。
(久仁子)了解。

(久仁子)HIPEC終了。
後の閉腹は任せてください。
(久仁子)お願い。
ドレーンを入れて閉腹します。
腹膜鉗子。
(看護師)はい。
デュープルドレーン5本用意して。
(渡辺)はい。
受け取りました。
確かに。
ありがとうございます。
ああいえいえ。
お名前は伺わなくて結構です。
事実上の内部告発ということですから。
もし表沙汰にでもなりますというと何かとそちらのお仕事でも差し障ると思いますのでね。
クーパー。
(看護師)はい。
オペ終了。
お疲れさまでした。
(一同)お疲れさまでした。
消毒しましょう。
(聡)あんな治療法もあったんですね。
いい勉強になりました。
(仁志)あっ。
(聡)ありがとうございました。
(仁志)ありがとうございます。
(聡)失礼します。
行こうか。
(聡)体調はどうだ?
(友子)ああ。
大丈夫。
(聡)そうか。
よかった。
(聡)ちょっと。
おろそう。
やっぱり。
(友子)えっ?
(聡)子供。
まだ間に合うだろ。
(友子)いや。
この間はあなた産めって。
(聡)うん。
いい病院が見つかったんだ。
(友子)えっ?
(聡)俺の知り合いがやってる。
俺との子流産したってことにしてくれる。
何言ってるの?
(聡)それなら世間的にも何の問題もない。
とにかく早い方がいい。
日程決めるから休暇を取っといてくれ。
いいな?
(大根)そいじゃあお先に。
(一同)うっす。
(鈴木)あれ?お二人は残業ですか?あっ。
当直なので。
僕は星野さんが落ち着くまでもうちょっと。
(大根)じゃあお疲れ。
お疲れさまです。
お疲れさま。
(一同)お疲れさまです。
(大根)カラオケ行かねえ?カラオケ。
(一同)いいですね。
行きますか。
(山野辺)若林さこの後…。
引っ掛けんなよ。
(谷)すいません。
(山野辺)ふざけんな。
(星野)ううっ!?よし。
呼吸もしっかりしてる。
(星野のせき)管は問題なく抜くことができました。
(加奈子)ありがとうございます。
星野さん。
声出してみてください。
(星野)加奈子。
(加奈子)航平。
(星野)結婚…。
(星野)結婚しよう。
ずっと一緒に生きていこう。
はい。
(星野)ただ式はちょっと先になっちゃうかもしれないんだけど。
(加奈子)そんなこと。
そんなこといいのに。
人は一人では生きていけない
じゃあまた夜に迎えに来るからね。
(真人)うん。
ママ。
お仕事頑張ってね。
(奈々)うん。
さあ行っといで。
(真人)うん。
(真人)ママ。
いってらっしゃい。
それは守りたい大切なものを知ってしまったから
(友子)同じもの続行で。
私オーダーしておきます。
(看護師)分かりました。
あるいは一人では癒やせない傷を負ってしまったから
そして一緒に生きていきたい誰かを見つけてしまったから
ではただ今より…。
失礼します。
星野さん。
ちょっといいですか?
(星野)はい。
何でしょう?ちょっと。
近藤先生。
お願いします。
どうぞ。
加奈子?
(加奈子)航平。
・『結婚行進曲』
(一同)ご結婚。
おめでとうございます!星野さん。
おめでとう。
(一同)おめでとう。
星野さん。
おめでとうございます。
(星野)ありがとうございます。
(女性)じゃあここで誓いのキスとかどうですか?
(一同)おおー!キスキスキス…!
(星野)いやいやいやいや。
(一同)キスキスキス…!
(星野)ハハハ!痛い痛い痛い。
痛い…。
大丈夫ですから。
(星野)痛い痛い。
ちゃんと治しました。
(星野)開いちゃったんですよ。
(一同)アンコール。
アンコールアンコール…。
星野さん。
ホントに幸せそうでしたね。
そうだね。
喜んでもらえてよかったです。
うん。
あのさ。
なかったことにしよう。
えっ?私たち何もなかったことにしよう。
近藤先生?何かさああいう幸せ私には違うかなって。
私にはやっぱり仕事と向き合ってる方が似合ってる。
だから…。
なかったことにしよう。
2015/05/21(木) 22:00〜22:54
関西テレビ1
<木曜劇場>医師たちの恋愛事情 #07[字][デ]【熱血ドクターが組織と対決!!】

「今夜、反撃開始!!」
斎藤工 石田ゆり子 相武紗季 平山浩行 三宅弘城 板谷由夏 伊原剛志 生瀬勝久 ほか

詳細情報
番組内容
守田春樹(斎藤工)は、関連病院からの紹介でやってきた男性患者・星野(笠原秀幸)を診察する。星野は、進行胃ガンで腹膜播種も疑われており、前の病院では手に負えないとさじを投げられたという。春樹は、いろいろな可能性を探るから一緒に頑張ろうと言って星野を励ました。しかし近藤千鶴(石田ゆり子)は、無責任に希望を抱かせるような言動はどうなのかと春樹を責めた。具体的な治療方法が見つからない限り、「可能性」という
番組内容2
言葉は言うべきではないというのだ。話を聞いていた高橋宗太郎(平山浩行)は、わざと厳しく言ったのではないかと千鶴に言うが。カンファレンスでも星野の治療を巡って春樹と経営本部長の渡辺幹夫(生瀬勝久)が対立する。病院の方針に逆らうのならそれなりの措置をとると春樹に告げる渡辺。助け船を出した仁志祐介(伊原剛志)は、原発巣をとる手術だけでも行おうと提案し、教授の白石久仁子(床嶋佳子)の了承を得る。千鶴は、
番組内容3
入院中の春樹の母・和佳子(根岸季衣)が、春樹と元恋人の由梨絵(小松彩夏)の復縁を望んでいることを知る。和佳子は、春樹に、早く一緒に生きていく家族を見つけてほしいと強く願っていた。一方、市川友子(板谷由夏)は、仁志との間にできた子を産むことにしたと河合奈々(相武紗季)に打ち明ける。奈々は、全力で応援すると友子に伝えた。そんな折、春樹は、星野の治療に関して、千鶴にある方法を提案するが・・・。
出演者
守田春樹: 斎藤工 
近藤千鶴: 石田ゆり子
  ・  
河合奈々: 相武紗季 
高橋宗太郎: 平山浩行 
大根良太: 三宅弘城
  ・  
市川友子: 板谷由夏
  ・  
仁志祐介: 伊原剛志 
渡辺幹夫: 生瀬勝久 


スタッフ
【脚本】
秋山竜平(『流れ星』ほか) 
坂口理子(『私が恋愛できない理由』ほか) 
小山正太(『ビター・ブラッド』ほか) 

【プロデューサー】
中野利幸(フジテレビドラマ制作センター『ディア・シスター』『ラスト・シンデレラ』ほか) 

【演出】
田中亮(フジテレビドラマ制作センター『医龍4』『ディア・シスター』ほか) 
平野眞(フジテレビドラマ制作センター『HERO』『ディア・シスター』ほか)
スタッフ2
関野宗紀(『ディア・シスター』ほか) 

【制作】
フジテレビ

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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