ネパール:地震、死者1500人超 M7.8首都被害甚大

毎日新聞 2015年04月25日 18時32分(最終更新 04月26日 02時01分)

強い地震により倒壊した建物のがれきを撤去するネパールの救援当局者とカトマンズの市民=ネパールの首都カトマンズで2015年4月25日、AP
強い地震により倒壊した建物のがれきを撤去するネパールの救援当局者とカトマンズの市民=ネパールの首都カトマンズで2015年4月25日、AP
震源
震源

 インドのモディ首相は地震発生を受けて緊急会議を招集し、国内外の被害情報収集などを指示した。モディ氏のツイッターによると、同氏は外遊からの帰国途中、バンコクにいたネパールのコイララ首相と電話で協議し、支援を約束した。

 ネパールでは1934年にM8.3の地震が発生し、1万人以上が死亡している。

 【ことば】ネパール

 北は中国のチベット自治区、南はインドに接する内陸国。面積は約14.7万平方キロで北海道の約1.8倍。北部には8000メートル級までの山が連なるヒマラヤ山脈がある。人口は約2800万人。首都カトマンズのある盆地は歴史的建造物が多数あり、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に指定されている。観光が重要な外貨収入源で、アジア最悪レベルの貧困対策が課題。在留邦人は約1100人。

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