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高浜原発の再稼働差し止め仮処分 執行停止を却下 福井地裁
関西電力高浜原発3、4号機(福井県)の再稼働差し止めを命じた仮処分を不服として、関電が申し立てた仮処分の効力を一時的に止める執行停止について、福井地裁(林潤裁判長)が却下していたことが19日、関係者への取材で分かった。決定は18日付。
4月14日に福井地裁の樋口英明裁判長(名古屋家裁に異動)が出した再稼働差し止めの仮処分決定に対し、関電は「事実誤認」があるとして、決定取り消しを求める異議と、異議審の決定が出るまでの間、仮処分の効力を止める執行停止を申し立てた。
異議の審尋は20日に同地裁で開かれるが、住民側代理人によると、決定が出るまでに数カ月程度かかる見通し。