米国が変わった背景には、安倍晋三首相の4月訪米が大成功し、日米同盟が強化されたことも影響している。
「朴氏は日米同盟の強化に焦っていると伝えられる。オバマ大統領は米韓首脳会談で『日米韓3カ国の連携が重要だ』と強調するはず。これは日本の歴史認識ばかりに固執している朴氏に対し、『後ろばかり向かず、いい加減、前を見ろ!』と迫るものだ。韓国経済が芳しくないなか、朴氏としては、中国との関係悪化が避けられないTHAAD配備は悩ましいところだろう」(菅沼氏)
中国は「踏み絵」を踏ませるつもりなのか、今年9月に開催する抗日戦争・世界反ファシスト戦争戦勝70周年記念行事に、朴氏を正式招待している。韓国大統領府は態度を表明していない。
朴氏は、この難局をどう乗り切るのか。