(cache) 反政府バンドで難民認定 東京在住のミャンマー男性 - 47NEWS(よんななニュース)
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  • 反政府バンドで難民認定 東京在住のミャンマー男性

     音楽バンドのボーカルとして母国の反政府活動をしているミャンマー国籍の男性(29)=東京都在住=が、難民と認めるよう国に求めた訴訟の判決で、東京地裁は5日、請求通り、難民不認定と強制退去の処分をいずれも取り消した。

     判決理由で杉原則彦裁判長は「一定の知名度を持つ音楽グループによる反政府活動は、民主化に対する聴衆の意識を高揚させやすい。ミャンマー政府からも注目され、帰国すれば迫害を受ける恐れがある」と指摘した。

     原告の弁護士によると、芸能活動を理由に難民と認定した判決は異例という。

     判決によると、男性は2001年に来日し、そのまま不法残留の状態になった。ミャンマー民主化団体の日本支部が年数回主催する祭りなどで、反政府的な曲を演奏する在日ミャンマー人のバンドに参加。04年に難民申請したが認められず、07年に強制退去処分を受けた。

     いったん入管施設に収容されたが、仮放免されていた。

      【共同通信】