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韓国の「懸念」 米国務長官が否定
5月19日 7時31分

韓国の「懸念」 米国務長官が否定
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新たな日米防衛協力の指針、ガイドラインに対し、韓国で懸念や反発の声が上がるなか、アメリカのケリー国務長官は「根も葉もない神話の犠牲になってはならない」などと述べて、こうした見方を否定しました。
韓国では、朝鮮半島有事の際に日本が集団的自衛権を理由に韓国に部隊を派遣し、そのままとどまろうとするのではないかという不信感が広がっており、先月、決定された新たな日米防衛協力の指針、ガイドラインにも懸念や反発の声が上がっています。
これについてケリー長官は18日、ソウルで韓国のユン・ビョンセ外相と会談したあと行った記者会見で、「根も葉もない神話の犠牲になってはならない」と述べて、こうした見方を否定しました。
そのうえで、「日本とアメリカが行うことは国際法に従ったものだということを、みじんも疑うべきではない」と述べて、韓国の意向を無視することはありえないと繰り返し理解を求めました。
アメリカは中国の海洋進出などを念頭に日本の役割に期待を強めており、韓国での根強い反対論にいらだちをあらわにしたかたちとなりました。
韓国では先の日米首脳会談などを受けて、メディアなどから「日米が強く結束し、韓国は孤立している」などと懸念の声が上がっており、ケリー長官の発言を受けて、こうした声がさらに強まることも予想されます。

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