報道ステーション 2015.05.18


当番組は同時入力の為、誤字脱字が発生する場合があります。
≫5人が死亡した火災。
生活保護受給者などが多く身を寄せる簡易宿泊所の実態とは…。
≫このすさまじい火災で現段階で亡くなった方は5人ということになりました。
大変な悲痛な叫びも聞こえておりましたけども。
この簡易宿泊所とはかつてどういうものだったか。
現在はどういうものなのか。
この火災の背景を探っていくと都会の発展の影というものが見えてきます。
番組の後半でこのニュースはお伝えをいたします。
改めまして、こんばんは。
ここでコメンテーターをご紹介いたします。
月曜日、おなじみの憲法学者の木村草太さんにお越しいただきました。
よろしくお願いします。
最初のニュースにまいります。
後ろに出ておりますがハワイのオアフ島でオスプレイが着陸失敗といっておりますが墜落だというふうに思えるんですね。
大変な事故が発生いたしました。
考えてみれば、日本は米軍の横田基地に10機というニュースも流れました。
その前に陸上自衛隊が17機トータルでオスプレイを買うというニュースも流れました。
そして普天間には24機となっているわけです。
日本中にもオスプレイ上空飛ぶというような状況といっても過言ではない。
このニュースを改めて見てみます。
≫ハワイ・オアフ島のベローズ空軍基地でアメリカ海兵隊のオスプレイが着陸に失敗。
真っ黒な煙が舞い上がる。
≫空高く舞い上がる黒煙。
その下には着陸に失敗したと思われる機体とプロペラの一部が見える。
アメリカ海兵隊の輸送機オスプレイMV22だ。
事故が起きたのはハワイ・オアフ島ダイアモンドヘッドから北東へおよそ15kmにあるベローズ空軍基地。
カリフォルニア州に拠点を置く海兵隊の部隊が演習中、着陸に失敗し少なくとも1人が死亡21人が病院に搬送された。
≫事故を起こしたオスプレイMV22は沖縄県の普天間基地に24機配備されていて陸上自衛隊も2018年度までに17機を導入する計画で佐賀空港への配備を検討している。
そして、もう1つのオスプレイCV22。
こちらのほうが事故率が高いが先週横田基地への配備が明らかになった。
オスプレイについては開発段階から墜落事故が相次いでいる。
その1つの要因として指摘されているのがヘリモードから飛行機モードに切り替える転換モードだ。
オスプレイは、この転換モードで機体が不安定になりやすいことが指摘されている。
モロッコやフロリダでの墜落事故もモードの転換中に起きている。
しかし今回は転換モード中に起きたわけではなかった。
事故直前、近くのビーチ上空を低空で飛んでいく3機のオスプレイが撮影されている。
3機とも、プロペラを上に向けるヘリモードで基地の方角へ飛んでいくのがわかる。
では、何が考えられるのか。
≫オートローテーションとはエンジンが停止しても墜落を回避するシステムで降下中に生じる気流でプロペラを回し降下速度を緩めて機体を着陸させる機能だ。
オスプレイをめぐってはこの機能の安全性についても専門家から、たびたび疑問の声が上がってきた。
不安の要因はそれだけではない。
沖縄ではオスプレイの部品落下が昨年度だけで少なくとも4件発生している。
その再発防止策もアメリカ側から示されないままだ。
今回、翁長知事は事故原因が究明されるまでオスプレイの飛行停止を求める考えを示した。
≫アメリカ政府に対し日本政府は着陸失敗の原因など関連情報を速やかに提供するよう求めた。
これに対し、アメリカ側は迅速かつ透明性を持って対応したいとの回答があったという。
≫例えば沖縄で宜野湾に住んでらっしゃる方々が上空を見上げてそうじゃなくても騒音その他のことがある中でオスプレイのことを考えるとという気がしますよね。
このあとこの番組では4項目目ちょっとあとになりますが昨日行われた沖縄の県民大会。
あの大きな集会に関してのニュースをお届けします。
その前に今度はこちらのニュースをお届けいたします。
お二人全く別々のニュースですが続けてご覧いただこうと思います。
この方とこの方です。
こちらは政界引退を表明。
こちらは現役続行を表明ということでまずは、別々のニュースですから別々なら同時にいわなければよかったって今思ったんですけど全く好対照だったのでこうお届けしたんですがまず、こちらの方に関連したニュースです。
≫引退表明から一夜。
今朝、橋下大阪市長は笑顔で市役所に姿を見せた。
≫橋下氏は市の幹部を集めた会議に出席した。
≫いわゆる大阪都構想の是非を問うため昨日行われた住民投票。
賛成69万4844票反対70万5585票。
およそ1万票0.8ポイント差というわずかな差で反対が賛成を上回った。
これで都構想は廃案になり大阪市は今のまま残ることが決まった。
≫橋下氏が政治生命をかけた大阪都構想。
大阪市をなくし5つの特別区に分割して大阪府と市による二重行政の解消を目指すものだった。
しかし、地元の自民・公明・共産・民主の4党は反対で共闘した。
住民投票の結果、市民がノーを突きつけた形になった。
≫都構想が否決されたことを受けて橋下氏は政界からの引退を表明した。
≫2時間近くに及んだ会見で質問が集中したのは政界引退についてだった。
≫橋下氏の市長としての任期は今年12月までだ。
≫敗北結果を受けて即座に政界からの引退表明までした橋下氏について大阪市民からは…。
≫また、維新の党代表の江田憲司氏も責任を取って党代表を辞任する考えを表明した。
ただ党内からは慰留する声も上がっている。
維新の党は今後どうなるのか。
≫都構想の否決と橋下氏の政界引退表明は永田町にも大きな影響を与えることになる。
≫菅官房長官は自民党大阪府連が反橋下で戦う中一貫して橋下氏にエールを送ってきた。
菅氏は2008年橋下氏が初当選した府知事選に党の選対副委員長として関わっていた。
≫憲法改正を目指す安倍政権は同じく憲法改正に前向きな橋下氏と連携して来年夏の参議院選挙で自民党や維新など改憲勢力で3分の2の議席を確保したい考えだった。
更に、来週にも始まる安保法制の審議でも維新の協力を得て国会審議を有利に進めたい狙いもあった。
≫今日、早速公明党の山口代表は…。
≫こういう国政への影響というものは、もちろん大事なんですけどそもそも東京も大きな問題を抱えていますし今後の高齢化社会の問題。
大阪もやっぱり税制上の問題いろいろ都会が発展が極みまできたときにいろんな問題がありますよね。
だから、地方の行政の在り方というのはものすごい大事だと思うんですね。
そういう中でこういう結果が出ましたと。
木村さんはどういう感想をお持ちですか?≫まず、印象的だったのは橋下さん自身が自分を非常に客観視していたというところでVTRにもありましたけど敵を作る政治家だということを自覚していた点が非常に印象に残りましたね。
確かに橋下さんの政治手法は敵と見方をくっきりと分けて時には非常に攻撃的になっていたという印象があります。
もちろん、橋下さんも強調されてましたけど大阪の民主主義の発展に貢献した面はあったと思うんですね。
ただ、これをただ負けというところで終わらせてしまうのはすごくもったいないことだと私は思います。
民主主義の多数決というのは勝ち負けをつけることも大事なんですが、それと同時に賛成がどれくらいいて反対がどれくらいいるのか。
それぞれがどういう理由で議論に参加してるのかを示すという非常に重要な意義があると思うんですね。
ですから、多数決ではい、終わりではなくてそれぞれの理由とかどのくらいの人がそれに賛成したのかこれを分析して次の政治につなげてほしいと思うんですね。
私の好きな将棋の世界にはお互いに戦いが終わったあとにお互いに反省をしあって敵、味方なくもっといい将棋にするにはどうしたらいいかお互いにもっといい手はないかを探し合う感想戦という文化があるんですね。
≫あなたはこうきたけれどあのとき、こういうやり方がということをやるんですね。
そういうことは今回、民主主義にも大事だと思うんですよね。
今回もそれで終わりってことにするのではなくてこの結果を分析してもっといい点今回の構想のどこがよくてどこが悪かったのか。
あれだけの僅差ですからよかった点も悪かった点もあったと思うんですね。
それを分析して大阪の民主主義の発展につなげてほしい。
今回のことをこれで終わりではなくて通過点にして。
ある意味では住民投票はまだ終わってないといっていいと思いますね。
≫なるほど。
僕も、ふと感じていたけど今、木村さんのお話を聞いてより強く思いました。
橋下さんね若いし、辞めるというのは簡単だと思うんですよ。
ご本人、いろんな才能がある人だし、弁護士さんだし。
だけど、それはずるいっていうか無責任でね。
これだけ7年半物議を醸しながら引っ張ってきた。
この才能や努力は中途半端じゃないのでやっぱり、都構想間違いだったんでしょうじゃなくて都構想のおっしゃるようにいいところ、悪いところ今後のところに示唆的なところいっぱい二重行政の解消も含めてあるわけだから、そこを抱きつつまた機会を見て、反省しつつもまた改めてあの実力を出してもらわないとこれはいけないですよね。
≫そうですね。
ただ、幸い、橋下さんも人気まではしっかり頑張るとおっしゃっていますし橋下さんが引いたほうがむしろ維新の会の有能な議員たちに活躍してもらえるんじゃないかということも会見でおっしゃっているので後進の育成という観点をこれから頑張っていただかなくてはいけないと思いますしそこにも注目をしていきたいですね。
≫個人的にもまた暴れるのを見てみたい気もするんですけどね。
またもうちょっと変わった形でのね。
それでは続いては…。
≫一方という感じですがこちらの方は続けますと宣言しました。
あのハーフハーフという発言から1年3か月。
女子フィギュアスケートの浅田真央さん。
現役続行を今日は表明しました。
≫去年2月のソチオリンピック。
それは、浅田自らが集大成と繰り返してきた舞台。
≫ショートプログラムでは16位と出遅れたもののひと晩で気持ちを奮い立たせフリーでは6位まで順位を押し上げた。
オリンピックから帰国しその足で向かった記者会見。
≫去年のこの会見では浅田選手ハーフハーフとおっしゃっていました。
≫出場する試合はあくまでも練習の状態を見て判断するという浅田。
今シーズンの主な大会を見るとグランプリシリーズ出場には事前に国際大会で規定の点数をクリアしなければならない条件がある。
一方、12月の全日本選手権に出場するためには国内の地域予選を勝ち抜くことが必要だ。
日本代表となれば来年3月の世界選手権出場の道も開けてくる。
≫さっき、木村先生が将棋の世界で戦いがいったん終わってからああすればよかったこうすればよかったんじゃないかと話し合うという戦いがあると。
これとちょっと似ているんですけど僕昔、体操を長くやっていた方に聞いたことがあるんですけど現役をやめてから普通の別の仕事をやっている仕事に疲れた帰り道に街路灯の明かりかなんかのところで歩いて、差し掛かった瞬間に脈絡もなくあ、あの技できたじゃないかと。
こういうふうに改良すれば着地もうまく決まったんだということがひらめく瞬間があるんだそうです。
だから、真央ちゃんがどうだったかはわかりませんがいったん現役を退くような空白の期間に、わっとなんかひらめきなり、思いなりが募ってくるとよし、もう一度いけるっていう確信があったんじゃないですか。
≫そういった逡巡を乗り越えたような穏やかな大人の女性な≫横浜市戸塚区の住宅で40代と60代の女性が胸などを刺されて亡くなっているのが見つかりました。
母と祖母を刺したとして出頭してきたのはこの家に住む15歳の少年でした。
≫今日夕方横浜市戸塚区の住宅街。
そのうちの1軒にブルーシートがかけられ大勢の警察官が集まっていた。
正午過ぎ、この家に住む15歳の少年が交番に出頭してきたのだ。
高校1年生。
手に包丁を握ったままだった。
≫警察官が少年の自宅に駆けつけると40代の母親と60代の祖母が倒れているのが見つかった。
母親、そして祖母とも胸などを何度も刺されていて2階と1階で別々に倒れていたという。
2人はすでに死亡していた。
≫近所の人によると高校1年の少年は祖母と両親、そして妹の5人家族。
妹は中学生だという。
犯行当時、父親と妹が自宅にいたかどうかはわかっていない。
≫現場は横浜駅から南西におよそ12km。
近くには東海道線が走り戸塚駅も近い新興住宅街。
1980年代から東京や横浜のベッドダウンとして再開発が行われてきた地域だ。
近所の人は、少年の母親が自宅の花の手入れをしている姿をよく見かけていたという。
≫少年は警察に、学校のことや生活態度をめぐって口論となり刺したなどと話しているという。
警察は容疑が固まり次第殺人の疑いで逮捕する方針だ。
≫すでに少し見えていますけれども辺野古ブルーですね。
うねる、3万5000人。
まさに、ざわわ、ざわわ。
音が聞こえてきそうな気がしてまいります。
この中身、ご覧ください。
≫炎天下のスタジアムにおよそ3万5000人が集結した。
沖縄で県民大会が開かれるのは2012年のオスプレイ配備反対集会以来だ。
辺野古の海をイメージしたブルーでスタンドは埋め尽くされた。
≫大会で採択された新基地建設の断念を求める決議。
実行委員会は来週政府に要請する方針だ。
≫木村さん、いかがでしょうか?≫この問題はやはり下からの民主杉の積み上げがすごく大事だと思いますね。
中央が反対を押さえつけて上から決めていくというのは民主主義ではないですね。
下から声を上げていってそれを吸い上げていくそれが民主主義だと思いますしまた、反対派も含めて包摂をしていくと。
ですから、本土の人たちがまた沖縄の人たちが本土の人たちを包摂していくというプロセスがすごく大事だと思うんですね。
そういう意味では県民大会というのは下から声を上げる非常に貴重なプロセスですしこれをどうやって包摂していくのか。
これを考えなくてはいけないと思います。
沖縄とそれから本土それぞれに考えなければいけない積み上げていかなければいけないポイントがあると思うんですがまず本土の人は、よく沖縄の人の痛みがわかっていないといわれるわけですがこれは安保の問題は国民全体の問題ですから一人ひとりが本当にこの解決策しかないのかを真剣に考える必要がありますしそもそも今辺野古に移そうといっている海兵隊というのがどういう機能を持った部隊なのかということをきちんと本土の人は理解しないといけないと思いますね。
やはり海兵隊というのは外国が沖縄上陸作戦を敢行したときにそれから守るみたいな機能を持っている部隊とはちょっと違う舞台ですから本当に沖縄になくてはいけないのかというとそれはある程度柔軟に考えることができるという議論もできると思うんです。
ですから、本土の人たちがそれを真剣に考えずに安直にこれが唯一の解決策だと連呼するだけでは沖縄の人たちの納得は得られないと思いますね。
他方、沖縄のほうは沖縄のほうで本土の人たちにこんなにひどいことが行われているんだというメッセージを発信するときにその基地を造らない場合あるいは返ってきた基地というのをどうやって使うのかをきちんと示していかないと本土の人たちもなんで、そんなに反対するんだと思われてしまうと思うんですね。
例えばどこにでもあるショッピングモールや遊園地を作る。
そのために基地返還が必要だといわれてしまうとこれは本土の人たちはなんだ、そんなことかと思ってしまうと思うんですね。
やはり沖縄があの場所にあることでさまざまな中国とかアメリカとかあるいは日本の本土の人たちの文化交流の拠点になっていたという歴史とかあるいは豊かな自然、豊かな文化を生かした形で沖縄にしかない土地の利用の仕方があってそれが基地によって奪われているんだ。
こういう情報を発信していって。
こういうふうに沖縄を使えるんだということを沖縄の人が基地の跡地の利用計画も含めて≫イラク政府の支配下にあった主要都市が過激派組織自称イスラム国に制圧されました。
そのほかのニュースも併せてお伝えします。
≫これはイラク西部の主要都市ラマディだとされる映像だ。
イラク政府軍の支配下にあったが数日間の激しい戦闘の末過激派組織自称イスラム国に制圧された。
イラク政府軍はイスラム国の拠点となっている北部の都市モスルの奪還を目指し大規模な掃討作戦を展開しているがそのさなかで、西部の主要都市を失うこととなった。
ラマディ陥落を受けて、政府はこれまで控えてきたイスラム教シーア派の民兵の投入を決めた。
だが、ラマディを中心とするアンバル州はスンニ派住民が多数を占めるためシーア派民兵の動員は住民からの反発を招く可能性が高い。
≫福島県で震災当時18歳以下の子どもたちを対象に行われている甲状腺検査。
震災半年後から1巡目の検査そして、去年4月からは震災後に生まれた子どもも含めて2巡目の検査が行われている。
この2巡目の検査で15人が甲状腺がんやその疑いがあると診断されうち5人ががんと確定したことがわかった。
15人のうち14人が1巡目の検査では異常がなかったという。
チェルノブイリでは事故から4〜5年後に甲状腺がんの子どもが急増したことが知られていて福島での2巡目での検査が注目されている。
ただ、チェルノブイリでは多く見られた、事故当時0歳から4歳の甲状腺がんが今のところ発生していないことなどから有識者会合の座長はこう分析した。
≫箱根山では今朝名物の黒たまご店など飲食店や土産物店の関係者70人以上が大涌谷の規制エリアに入った。
商品が置いたままになっている店内を整理するためだ。
国土地理院の調査では大涌谷の規制エリア内では活動が活発になる前と比べて最大で12cm地面が隆起していることがわかっている。
そのため、地殻変動は続いているとみられており今日も大涌谷では午後8時までに92回の地震が観測されている。
今日は自衛隊も初めて規制エリアに入り噴火したときの避難ルートを確認した。
≫こちら、現在の熊本市内の様子です。
暗くて少しわかりにくいんですが地面は濡れていますね。
先ほど見ていますと歩いている方たちは傘を閉じていました。
ただ左下のレーダーで見てみますとこの時間、西日本の広い範囲に雨雲がかかっていて九州の一部では強まっています。
このあとも更に雨が強まりそうです。
特に西からライン状の雨雲がかかるところで激しく降りそうなんですね。
この雨雲の動きを見ていきましょう。
このあと午前3時ごろにかけては鹿児島から高知にかけて活発な雨雲がかかります。
そして、早朝は和歌山や静岡でも雨が強まりそうです。
各地でまとまった雨になる恐れがありますので土砂災害や川の増水、浸水などには十分注意してください。
そして明日の朝も通勤時間帯関東ではそこまで激しくはならないものの傘が必要になりそうです。
心配なのが台風7号です。
本州には影響はありませんが暴風域を保ったままあさって水曜日の朝には父島のすぐ東の海上を通過する予想です。
急に雨や風が強まる恐れがありますので≫まさに燎原に放った火のごとく燃え盛っているわけですね。
川崎、京急八丁畷の駅を降りて北側に行きますと高層マンションの谷間に簡易宿泊所が開けて見えてまいります。
この簡易宿泊所の今というものをこの日に包まれた中に更に目を凝らして見ていこうとすると過去の都会の発展というものもにじんで見えてきます。
≫未明の静寂に叫び声が響いた。
≫消防が駆けつけ消火活動にあたるが炎は衰えない。
この時点で建物の中には複数の人が取り残されていた。
声の主がどこから叫んでいたのかわかっていない。
昨日午前2時過ぎ川崎市川崎区にある木造3階建ての簡易宿泊所吉田屋で火災が発生。
火は瞬く間に隣の簡易宿泊所のよしのにも燃え広がった。
2階や3階にいた宿泊客は着の身着のまま部屋の窓から隣の駐車場に飛び降りていたという。
≫一夜明けた現場。
≫今、画面左手に見えているのが吉田屋。
そして右側がよしのです。
ともに全焼しています。
そして画面の左手を見てください。
吉田屋の柱が崩れ落ちていまして隣の駐車場の車も後部部分が完全に焼けてしまっています。
≫この火事で2棟合わせておよそ1000平方メートルが全焼。
焼け跡から合わせて5人の遺体が見つかった。
1人は48歳の市川実さんと確認された。
宿泊者らによると市川さんは1年ほど前から吉田屋の3階で暮らしていたという。
足の不自由な高齢の宿泊者にはカップラーメンなどを差し入れていた。
≫別の男性は3階に炎が迫る中市川さんと窓越しに会話したという。
≫窓から飛び降りるところまでは一緒だったがその後、市川さんの姿が見えなくなったという。
≫吉田屋の宿泊名簿にあった44人のうち今も8人と連絡が取れていないという。
≫宿泊していた方々によりますとこの吉田屋は普段から50人ほどが宿泊しその平均年齢は70歳ほどと高齢だったということです。
更に、そのほとんどの方が生活保護を受給していたということです。
≫これは火災前の吉田屋の様子だ。
複数の宿泊者らによると1階には3畳ほどの部屋10室ほどとオーナーの居室。
2階と3階は廊下を挟んで両側に部屋が並んでいた。
部屋には、コンセントやガスなどはなく台所や風呂、トイレは共用で使われていたという。
1泊2300円。
1か月分のおよそ7万円をまとめて払うシステムだ。
これは市が生活保護対象者に出す住宅補助の上限ぎりぎりの値段だ。
一般のアパートに入居したくても連帯保証人が見つからずここを利用している人も多いという。
火元となった吉田屋の周辺には簡易宿泊所と呼ばれる宿が多く存在する。
別の簡易宿泊施設を取材した。
≫廊下沿いにたくさんの部屋が並んでいますね。
それぞれ、この2階だけでも10ぐらい部屋はあるでしょうか。
それで、こちらの部屋許可をいただいて中を撮らせていただきます。
布団を1枚敷きますともうほとんどあとはスペースはないような状況です。
≫戦後の高度成長時代全国から集まる建築業や港湾作業の日雇い労働者を受け入れるため、このような簡易宿泊所が次々と作られた。
しかし、バブルが崩壊すると次第に仕事は減り最近では長期宿泊する高齢者が目立つようになったという。
≫現在、川崎区内には73の簡易宿泊所があるが生活保護を受給している4768世帯中およそ1300世帯がこういった簡易宿泊所を居住住所として届け出ている。
今回、吉田屋で起きた火事。
周辺の人は直前こんな光景を目撃していた。
≫玄関の前には、帳場があるが深夜になると人はいなくなるという。
施錠もされておらず24時間出入りできるような状態だ。
警察は放火の可能性も視野に捜査を進めている。
一方、建物自体が建築基準法違反の可能性が高いことがわかってきた。
3階建て以上の宿泊施設などは鉄筋コンクリート造りにするなど耐火建築物にするよう求められている。
しかし、川崎市によると吉田屋は木造2階建てとして届け出されていて市では建物の使用実態を更に調査することにしている。
≫当然、そういう調査もこういうことが起きるわけですから大事ですし必ず専門家はスプリンクラーの設置という。
これも大事です。
だけど現実にはオーナー側も住んでいらっしゃる方もぎりぎりのところで暮らしてらっしゃる方が多いという現実もあるわけですね。
かつて、京浜工業地帯が出来上がっていく過程でどれだけ、この辺りは活況を呈していたか想像します。
私は数年前に東京の山谷に取材に行ったときにかつてはドヤと言われて多くの日雇い労働者の方がそこで暮らしながら毎日工事現場に行って東京のあの発展を作って支えてその活況がなくなって今の山谷はというとかつての賃宿といわれたところが生活保護者の方が入っていてなんとかぎりぎりの暮らしをされてる。
つまりかつて活躍された方が今高齢化してという現実をみるわけです。
必ずそういうところがあるわけですね。
がらっと切り替わりましてスポーツまいりましょう。
青山さん、お願いします。
≫お伝えします。
まずメジャーリーグです。
ジャイアンツの青木選手実はここ3試合ライバル選手が怪我から復帰したこともありスタメンから外されていたんですが今日、スタメンに復帰。
打って走って大暴れです。
≫4試合ぶりのスタメン復帰。
ジャイアンツ青木宣親は2回の第2打席。
ライトへ2点タイムリーを放つとすかさず、走る。
今シーズン10個目の盗塁に成功。
7回、再びチャンスで青木。
意表をつくセーフティーバント。
鮮やかに決めてタイムリー内野安打。
青木は9回にもヒットを放ち3安打。
今シーズン初の3打点をマークした。
レンジャーズ藤川球児がメジャー登録を抹消された。
15日に右足の怪我から復帰したが調子は今ひとつ。
わずか2試合の登板で事実上の戦力外通告を受けた。
今後はトレードされるかマイナー契約を受け入れなければ自由契約となる。
そうなれば日本球界復帰もあり得る。
≫ご覧くださいこちら大勢の人で埋め尽くされています。
おととい昨日の土日2日間でなんと12万人が集まりました。
皆さんのお目当てがこちら、飛行機です。
大空を爆音とともに駆け巡る迫力満点のレース取材してきました。
≫最高時速370キロ。
空のF1といわれる世界最速のモータースポーツレッドブル・エアレース。
エアレースは高さ25mのパイロンと呼ばれるゲートを正確に通過し、その速さを競うタイムレースです。
世界を転戦して行われるこの大会が今年、日本初上陸。
週末の2日間で12万人が集まりました。
≫こちら、ハンガーと呼ばれる格納庫がずらっと並んでいるんですがやはり一番の注目はこちらご覧ください。
メディアが集まっていますね。
エアレースにアジア人で唯一、参加している室屋選手です。
≫2009年からエアレースに参戦している室屋義秀選手、42歳。
昨シーズンは表彰台にも上がりました。
≫エアレースは機体を左右に振るだけではなく急上昇、更には急降下とまさに3次元。
複雑な動きを見せます。
にもかかわらず操縦に使うのは主にこの操縦桿とペダルの2つ。
いたってシンプルです。
わずかな角度や力加減で操縦するため繊細で高度な技術が求められます。
世界のトップパイロットでも翼がゲートにぶつかるミスが出るほどです。
≫すばやく繊細な操作がものをいうエアレース。
しかしその感覚を鈍らせるのがG。
Gとはジェットコースターに乗ったときの体が重くなる感覚です。
ちなみに、これで3Gほど。
エアレースではこの急旋回のときにかかる最大Gがなんと10G。
普段の10倍もの重力がかかるんです。
10Gともなると脳から血が下がり普通なら意識がなくなるブラックアウトという状態に。
では、どのように操縦しているんでしょうか。
≫なんと機体だけでなく血流までコントロールしながら飛ぶ過酷なレースです。
そして昨日、世界のトップパイロット14人が日本に集結しました。
室屋選手の1本目。
≫日本の室屋スタートを切っていきました。
初めての母国開催。
第2ゲートは細かくターンをして切り抜けていきます。
機体を水平にしながら第3ゲートそして第4ゲートを通過。
前半のターンは15秒81。
16秒を切っている。
速いスピードで入っていきました。
新機種で臨んでいるこの大会。
非常にいいペースできています。
もう一度細かいターンを潜り抜けてそして最後に最大の難関厳しいターンが待っている。
ここまでは順調。
最大のターンだ。
ここは最大10Gがかかってくるが切り抜けた。
ゴールに向かっていく。
室屋のタイムは50秒779!見事、コースレコードをマークしました。
≫室屋選手、見事初戦を突破です。
続くベスト4をかけたレース。
最後のターン、タイムを狙いコーナーを鋭く突くと10.8Gを計測。
するとゴール直後無線で連絡が。
≫実は10Gを超えると失格。
最後のターンを攻めた結果それを超えてしまったのです。
≫お疲れさまでした。
いかがでした?今、レースを終えてみて。
≫日本で初めてでたくさんお客さんいましたけども上から見る風景いかがでしたか?≫すごいですね。
≫やっぱり考えるよりも感じるスポーツだということで今回、優勝した選手も50歳のパイロットですし最年長は58歳ということで本当にベテランの皆さんが経験をもとにやっている、ただ格好いいとか迫力があるだけじゃない奥深さがあるなと感じました。
≫10Gを耐えられるんですね50過ぎてもね。
希望が出ますよね。
かといって自分が経験するとだめなんですけどね。
≫怖いですね。
≫では、ここで≫もう1つニュースを2015/05/18(月) 21:54〜23:10
ABCテレビ1
報道ステーション[デ][字]

放火の可能性も…川崎簡易宿泊所の死亡火災▽“大阪都構想”住民投票の結果を受け政界は…▽日本での初開催に10万人が熱狂“空のF1”ってなんだ

詳細情報
◇番組内容
緊迫感や速報性を重視したニュースと元気で明るいスポーツ、硬軟取り混ぜた時代を映し出す特集に季節感あふれる天気予報と情報満載です。
◇出演者
【メインキャスター】
古舘伊知郎
【サブキャスター】
小川彩佳
【コメンテーター】
立野純二(朝日新聞論説副主幹)、ショーン・マクアードル川上(経営コンサルタント)、中島岳志(北海道大学公共政策大学院准教授)、木村草太(首都大学東京准教授)
【スポーツ】
松岡修造、澤登正朗、中山雅史、稲葉篤紀
【特別リポーター】
長野智子
【スポーツアナウンサー】
青山愛
【天気予報】
林美沙希
◇おしらせ
☆番組HP

http://www.tv-asahi.co.jp/hst/

放送内容が変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。

ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
ニュース/報道 – 経済・市況

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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日本語
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