ビートたけしのTVタックル 2015.05.19


大宮駅で配られたスマホに貼るチカン抑止シールが役に立つのか大実験。
(テリー)ただいま埼京線に乗っております。
(本村)犯人誰かわかんないよ。
犯人わかんないよ。
このところ連日夏日を記録し女性たちの服装も薄着が目立つようになった。
そんな季節になると増えるのが…。
去年埼玉県警鉄道警察隊に寄せられた痴漢に関する相談は255件。
しかしこれは氷山の一角。
実際の件数はこの10倍以上ともいわれている。
更に最近は体を触ったり衣服に手を入れるなどといった従来の手口の他盗撮や付きまといといった新たな行為も見られるという。
一体どんな手口があるのか?埼玉県警鉄道警察隊で聞いた。
そういった手口の痴漢こういったものを把握しております。
(大渡さん)あるいは計画的なものとしましては…。
埼玉県警によると電車内の痴漢被害者の中で最も多いのは女子高校生。
更に盗撮の被害者も断トツで女子高校生が多かった。
通学で埼京線を利用し痴漢被害に頻繁に遭うという女子高校生に話を聞いた。
そうですね…。
このようにいざ痴漢に遭遇すると声を出せない女性も多い。
そんな女性たちを救うべく埼玉県警鉄道警察隊が新たに導入したのが…。
一体どのように使うのかというと…。
まずシールをスマホなどに貼り…。
痴漢行為があったらシールを見せて警告。
それでも痴漢行為が止まらない場合は表面のラベルを剥がすとバツ印が出現。
これを犯人の手などに押し当てる。
するとバツ印が転写され痴漢行為の証拠として残るというもの。
…という話をお伺いしました。
そこで…。
では女性たちはこのシールをどう思うのか?シールが配布された大宮駅で聞いてみた。
(スタッフ)言える範囲で結構なんですけど…。
(スタッフ)そういう方のためにこの間でもこういうのがあったらすごい便利っていうか…。
そういうのもありますね。
(スタッフ)痴漢の手に押し付けるとバツ印が付いてそれが痴漢の証拠になるんです。
肯定的な意見がある一方こんな意見も。
やる事違うよね。
女性たちの中でも意見が真っ二つ。
果たしてこのチカン抑止シールで痴漢は減るのか?スタジオで徹底討論。
いやもう我々の子どもの時からどうして電車で痴漢多いかね?うん。
俺車掌がなんか毎回嘘なんだけど…。
「2両目のコバヤシお前また乗ったなこの野郎!」。
「痴漢ばっかりしやがって捕まえるぞこの野郎!」。
「4両目のタカハシてめえまた女のケツ触ったなこの野郎」とかさ…。
「監視カメラで見えてるんだバカ野郎」とか言う…。
みんなビクッとして…。
(ミッツ)それちょっと目からうろこだけどすごい効果ある。
「カメラ付いてるんだ…!」。
「またやってやがるこの野郎」。
「次の駅で降りろこの野郎」。
監視カメラはいいですよね確かに。
先ほどのシールの役に立つ派というのがこちらの平沢さんと塩村さん。
シールが役に立つと主張するのは自民党平沢勝栄衆議院議員と塩村あやか東京都議。
一方役に立たないと主張するのは本村健太郎弁護士とジャーナリスト池上正樹氏。
私もそうなんですけどもはるか昔痴漢に遭った事があって言い出せない女性が多いんですよ。
今携帯があって見せる事でウッて…。
そこから先はやめようっていう風になる人も多いと思いますから男性も…。
あれを見せた途端にやめる人がいますかね?ゼロではないと思いますよ。
抑止力にはなると思いますし…。
そういう心理になります?痴漢としては。
(本村)なんでテリーさんが…。
僕が答えてもしょうがないですけど…。
僕弁護士として痴漢の事件の弁護たくさんやってきたんですね。
あっそうか。
そうなんです。
実際の痴漢事件の裁判で被害者の女性の方が犯人が自分の体を触ってる瞬間のそのまさにその瞬間の手を犯人の手を見ましたか?と質問するといや見ていませんという方が半分ぐらいいらっしゃるんですよ。
(テリー)後ろからお尻触られたら見てないもんね。
(本村)そうですね。
だから満員電車で混雑してる。
ギュウギュウ詰めです。
身動き取れない状況…。
どこから手が来てるのかわかんないんですよね。
(本村)手元まで見えないんですよ。
これは犯人の決め手にするわけじゃなくてあくまでも参考の参考ですからそれ以上に大きな効果があるのはですねこれを…シールを発行する事によってですね多くの人がやっぱり痴漢防止っていう事に関心を持つと。
今回だってこれで放映されるわけで皆さんがやっぱり痴漢防止に積極的に警察が取り組んでるって事がみんなわかるわけですよ。
しかもですねこれ4000枚発行したんですけど注文が多くてまた5000枚追加発行してるんですよ。
常習犯に聞いた事があるんですけれどもやはりまじめそうなサラリーマンを盾にしてその後ろから犯行に及ぶという話をよく聞きます。
満員電車なのでやはりわからない。
人間違いもある勘違いもあるんですけどもそうするともう大体連れていかれるのは間違われたサラリーマンとか…。
ちょっと平沢さんと塩村さんにそのシールがどんな感じで有効かを実際にここでやっていただきたいという…。
ではここで
(大竹)じゃあみんなで…。
(ミッツ)気を付けてくださいよ。
偽者と本物交じってますよ。
ちょっとお尻は触ったらあれなんで背中を触ってもらってよいですか?じゃないとどうしようも出来ない…。
(大竹)いやそれじゃちょっとリアリティーに欠けるな。
背中だったらぶつかるもんなだって。
(テリー)やっぱちょっとお尻がいいんじゃないですか?違う違う…。
触られてる。
(テリー)今触ってます。
こっちにも見せなきゃわかんないよね。
誰だかわかんないんだから周りの人に全部。
(テリー)そういう時ね平沢さんの手がこっち側にあったらそっちに向くと思うんですよ。
(塩村議員)よしわかりました。
じゃあ平沢さんじゃない人でやっていただけた方がいいかも…。
(テリー)それがいいわ。
背中ですよ。
(橋本)みんな怪しいですね。
皆さん怪しい…。
(大竹)痛い痛い…俺の手だってそれ。
(テリー)わかりました?わかりました?
(テリー)ほら。
今たけしさんでしょ?
(塩村議員)ああ…!
(テリー)今ね今…たけしさんが触ったんですよ。
だから満員電車ってこんな感じだから…。
(本村)平沢さんが捕まっちゃうよ。
(塩村議員)でもお尻だったらペチッてやりますけど。
(橋本)でも人がいっぱいいる中で出来ますか?それを。
待ってました!
(本村)なんだ?これ。
(テリー)さあじゃあお願いします!さあ満員電車。
ただいま埼京線に乗っております。
(本村)犯人誰かわかんないよ。
犯人わかんないよ。
(橋本)たけしさんですね。
たけしさん…。
それはね状況で俺だと思ってる…。
今絶対わかんないって。
でもわかんないだろう?
(橋本)わかんなかったです。
わかんないって。
俺だって平沢さんのこっちだもん…。
これわかんないよ。
(本村)わかんないですよね。
(本村)使用法にはやっぱり注意が必要で犯人が女性の体を触った…触り終わったあとで手にスタンプを付けても全く意味がないんですよ。
まさに犯人が体を触ってる瞬間にやってもらわないと間違いが起きますからね必ず。
(橋本)今の場合でやってわかったんですけどやっぱりちょっとこっちが怪しいなって思って動いた瞬間離されちゃうからシールを貼る前にわかんなくなっちゃうんですよね。
(塩村議員)でも抑止とか防止にはなりましたね。
やめるというかそこから先には進まないという…。
それはだってシールと関係なく触ってきたらキュッとね抵抗すればすぐ手引っ込めますよ。
私背高いから出した瞬間に見えたんですよね。
そうするとあっいるんだなと思って周りの人たちもちょっとこう警戒してくれるっていうか。
(テリー)痴漢の方もプロだからさそう簡単にはバレないようにねやるからね。
(大竹)あと伺いたいのは本村さんさ…。
(本村)そのとおりです。
これは痴漢冤罪を描いた映画『それでもボクはやってない』のきっかけとなった事件である。
矢田部孝司さん51歳。
彼はある日突然身に覚えのない痴漢の犯人として逮捕された。
当時37歳。
大手企業のデザイナーをしていた矢田部さんはいつものように電車で通勤していた。
しかし電車から降りたその時…。
突然女性に腕をつかまれこう言われたのである。
…って言ったんですね。
…っていう話になって。
…っていう気持ちになって。
…という事を証明しようと駅の事務室へと向かった。
しかしこの何げない行動が悪夢の始まりだった。
このあと思いもよらぬ出来事が次々と矢田部さんの身に降りかかる。
通勤途中駅のホームで見知らぬ女性に呼び止められ突然痴漢呼ばわりされた会社員の矢田部さん。
自分はやっていないという事を証明しようと駅の事務室で話し合う事に。
しかし交番で事情を話せばわかってくれるだろう。
矢田部さんは何げない気持ちで駅員に促されるまま交番へ向かった。
すると…。
…っていう風に大声で思いっきり怒ってきたんですよ。
チャックじゃなくてボタンですから。
この日矢田部さんがはいていたのはチャックではなくボタン式のズボン。
その事を伝えると…。
パトカーに乗り込みそのまま警察署に向かった矢田部さん。
そしてここでも…。
矢田部さんを犯人と決め付け高圧的な態度ですごむ取り調べの刑事。
女性側の主張だけを信じ矢田部さんの話には耳を貸そうとしない。
そして取り調べが始まって3時間後…。
身の潔白を証明するはずだったが会社はもちろん家に連絡する事も許されずそのまま留置場に入れられてしまった。
否認を続けていた矢田部さんは3カ月後250万円を支払いようやく保釈が認められた。
しかし刑事事件の場合日本の裁判では一度起訴されると有罪率は99パーセント以上。
しかし矢田部さんは諦めず控訴し自ら電車内の様子を再現したビデオまで撮影。
無罪を訴え続けた。
そしてあの日いつものように家を出てから丸2年後無罪判決。
(矢田部さん)痴漢なんてやってませんから!矢田部さんは大切な仕事と裁判に費やした600万円そして家族と平穏に過ごすはずだった2年間という時間を失ったのだった。
要するに否認している間は家族とも連絡が取れない。
それから会社にも連絡取れない…。
肯定しろ肯定しろって言われてそんな事やってられないからやりましたって言って解放されるとやっぱり有罪になるっていう…。
(本村)日本の刑事裁判のまさに問題点なんですね。
いわゆる人質司法といって罪を認めるまでは家に帰さないぞと。
否認しているやってないと言い続ける限りはお前はずっと勾留されるぞと。
保釈も認められないぞと。
こういう日本の裁判のあり方に大問題があるんです。
確かに今までそういった事があった事は事実なんです。
痴漢っていうのは物証がないので今までは供述頼りの捜査をやってたんですよ。
ですから女の人が痴漢やられたこの人にやられたっていう事で警察に来ればやっぱり警察は…。
被害者の証言の方を信じちゃうっていう。
(平沢議員)しかも証言しか今までなかったんですよ。
他に…いわば目撃者がいればいいんですけど目撃者もほとんどいない。
ですから痴漢の捜査についてもですね単なる女性の供述だけじゃなくて物証とか他の方も出来るだけ調べろという事に今なってるんです。
(塩村議員)そうですね。
2009年にきちんとこう出てるんですよ。
いろんな反省を踏まえて微物検査まできちんと課してるわけなんですよ。
だから冤罪っていうのは2002年の時と比べてはるかに難しくなってきてます。
(本村)ただねちょっと違うのは今微物検査っていう風におっしゃったんですけど微物検査って一体何をするかっていうと犯人と疑われて捕まった男性の指の指先。
これを調べるんです。
何か付いていないか。
付いてるものは2つあるんです。
1つは被害者の女性の着衣。
洋服下着ですね。
下着の繊維が付いてないか。
あとは分泌物です。
女性の体液が男性の指先に付いていないか。
これを調べるんです。
こういう鑑定をやろうっていう事になってるんですが実際にはねほとんど出来てないんです。
なぜかというとこれ最先端の技術ですからこれをやるには最先端の技術を出来る能力を持った捜査官とそれが可能な機材これが必要なんですが全国の警察署に全てにそういう人材と機材が配備されてる状況では到底ないんです。
殺人事件だったらやるけども痴漢程度じゃやらないって事ですか?それはね鉄道警察隊なんですよほとんどが。
ですから鉄道警察隊の大きなところは全部今スタッフもいるし資機材もそろえています。
もう1つ説明すればわかるって思うほどまじめな人こそ冤罪になりやすいんですよね。
(池上さん)常習犯とかは走って逃げますよね。
(本村)だからね一般の方が一番陥りやすい間違いつまり犯人…痴漢の犯人と疑われた場合にどう行動すべきか。
すぐ逃げた方がいいんだ?そうなんです。
だからやってないって事を証明しようと思って現場にとどまるとどんどん自分がその事件に巻き込まれていってしまう。
これが一番怖いんですよ。
正しい方法は速やかに…。
逃げる?逃げるといったらね言葉が悪いかもしれませんが逃げていいんです。
つまり速やかに現場を立ち去る。
これがベストの対応なんです。
カシャッと写真撮られたりしたらどうする?冤罪でもそうだけど本当の痴漢だって…。
(平沢議員)本当の痴漢がそれやられたらね…。
本当の痴漢は逃げますよそりゃ。
だけど
(本村)間違われた人は…。
(テリー)難しいなそれでも。
現場にとどまってたら…。
だからねこの問題はね要するに警察がしっかりした捜査をやればいいんですよ。
要するにね捜査してこれは間違いないっていう絶対的な確信がある時だけ送って起訴させる…。
そのとおりなんですが現状なかなかそうなってないんですよ。
つまり駅員室にね連れていかれたらほとんど数時間後には警察の留置場に入るんですからほとんどは。
(大竹)ああそうなの。
だから誰もね…。
(本村)どんなにやってないと言い張ってもわかりましたわかりました。
じゃあやってないっていう風に言ってると書いておきますからって言われるだけなんですよ。
(平沢議員)やった人だって最初からやったって言う人はいないわけ。
みんなそれやってないって言うわけで…。
(テリー)取調室に入った段階で態度ガラッと変わりますよね。
警察も警官も。
なんで知ってるんですか?いや僕はねこれ本当に聞いたんですよ。
僕もうものすごいね…。
(テリー)でもそう…どうですか?私はもう司法取引じゃないかって思うぐらい王子の検察庁でやり合いましたよ。
事件で傘持った何持った消火器持った俺弁慶かっつったんだよ。
全部俺がやった事にしてその代わりうちの軍団の暴力事案は全部なしにしてくれって1人なんだから。
泣ける…。
だから俺1人であと全部…。
東なんかにたまに言うよ裏で。
てめえだって殴ったじゃねえか…。
王子の検察ガンガンやられて…。
(ミッツ)態度豹変します?いやものすごいよそりゃ。
(テリー)そうですよね。
だからこれがね取調室入った瞬間に急に変わりますよ。
その時にさっき言ったね気の弱い人だったらもうおびえちゃいます。
(大竹)まして捕まった事なんかないんだもんねみんな。
…ってとこから入りますから。
本当に。
(平沢議員)ですからね先ほど警察って言いましたけれど警察だけが最終的にこの人が痴漢やったって決めるわけじゃなくて検察があって裁判所があるわけだから。
(本村)機能してないんですよ。
検察官はほとんど勾留請求をしますよ。
裁判官もほとんど請求がきたら勾留認めるんですよ。
(塩村議員)皆さん忘れないでください。
本当に悩んでる女性いっぱいいますから。
そこだけは忘れないでいただきたいなという風に思いますね。
(本村)そりゃもちろんですね。
うまい方法ないかね?要するに女の子がドキドキとか怖くなってしゃべれなくなっちゃうのが付け入る隙なんだから。
これはどうですか?バスの停車合図みたいなピンポンってするやつがあるじゃないですか。
あれをする事によって皆さんがわかりますし冤罪も減ると思うんですよ。
(本村)つまり被害者があっ痴漢だと思ったらピンポンって押すって事ですね。
そしたらそんなに大ごとにも出来ないですし冤罪をしようとする人も。
で皆さんが…。
ただ次降りる人だと思ったら…。
(本村)専用のボタンを作るんですよ。
痴漢ボタン…。
(大竹)阿川さんボタンを押して全部降りちゃうと思ってたの?車両男女分けるのはいいんじゃないですか?完全に分けてしまうっていう方が。
(塩村議員)それが結構大きい…。
男性自体もね賛成してるんですよ半数近い方が。
(ミッツ)ここまで疑われるんだったらもう分けてくれってね。
あと会社の出勤時間と勤務時間をちょっとずらすとか。
もうはっきりした方がいいんじゃないかな?初夏を迎えビールがおいしい季節。
しかし今その値段がなぜか法律によって高くなるかもしれないのだ。
先月自民党は量販店などによるお酒の過度な安売りを規制する法案を国会に提出すると決定。
これを進めているのは総勢200人からなる自民党の議連街の酒屋さんを守る国会議員の会。
ではその守ろうとしている街の酒屋さんではどれくらいの値段でお酒が売られているのか?うち辺りはさこれで…500の缶で294円で売ってるでしょ。
街の酒屋さんでは…。
一方こちらは郊外にある大型ディスカウントショップ。
大量に仕入れる事でギリギリまで価格を落としお酒を販売しているというが…。
その値段は…。
なんと…。
その差は57円もあった。
今回の改正案が通ってもしも価格がここまで上がってしまうと…。
激安店でビールを買い毎日1本晩酌していたお父さんは…。
月に6日間週に1日以上はビールを我慢しなければならないのだ。
この法案にはお客さんも相当怒っているに違いない。
(スタッフ)だいぶ買いましたね。
お酒が大好きそうなこちらのお父さんに聞いてみた。
そうですか。
(スタッフ)お父さん…。
何?インタビュー?
(スタッフ)インタビューしていいですか?
(スタッフ)お酒大好きです?始まって以来毎晩これやってるんだよ。
(スタッフ)ああそうですか。
どうやらこのお父さんに聞くと話がどんどんずれていきそうなので別の方に聞く事に。
見てます。
「たけし」なんて言っちゃ悪いけどさ。
そうですねそれはやめてもらいたいですよね。
これ今までどおりに…。
ようなイメージですよね。
やっぱり皆さん怒っていた。
しかし中でも一番怒っていたのは目付きが鋭すぎるこの店のご主人。
もうあれは西暦…93年頃かな?その時に要するに…。
怒りの矛先は消費税にまで及び次々と文句が飛び出すご主人。
逆に今までの酒屋さんを守るっていう法案ですけど…。
10分間我々は怒られ続けた。
やっぱり最終的には消費者が第一なんですから。
私はだから…。
こんなに国民を怒らす今回の安売り規制。
なぜ今必要なのか?…がスタジオに登場。
消費者の怒りを代弁するテリー伊藤橋本マナミ塩村あやかと直接対決。
よくテレビで話題になるのはいろんな衣料品のバカ安の…。
どうなんだろう?なぜ特別お酒だけ守らなきゃいけないのかっていうか…。
全体的に守ってくれっていうのはないのかね?その中でですね…。
我々もその40万件のですね請願の声を放っておくわけにいかないと。
そういう事で今回酒屋さんからやらせていただく事にしました。
それいつ頃からそういう風に?
(中村議員)平成10年に規制緩和をしてからですからね。
平成10年。
(塩村議員)いやおかしいですよ。
なんで酒屋さんだけかっていうところもあるし苦境に立ってるのは他の小売店も同じはずなんですよ。
請願がじゃあ40万件出れば自民党さんはなんでも聞いてくれるのかっていう風にも聞こえてしまいますし。
なんでもかんでもってわけではないんですけれども自由競争の流れを止めてしまってるんじゃないかなっていう風に感じます。
(三橋さん)塩村さんの言ってるなんで酒だけっていうのはそれはもっともなんですけども別に自由競争目的じゃないですからね。
目的は国民が豊かになる事ですから。
さっきの中村さんの…あちらの中村さんのインタビューで気になったのは消費者を強調してますけど…。
皆さんが働いて稼ぐ所得から消費してるわけなので現在日本デフレだから当然働いてる方々の所得が価格下落によって下がってっちゃってなかなか物買えなくなってるでしょ。
消費者の側から言わせてもらうと…。
(橋本)私は全然お金がない時期がありまして。
その時にお店で飲むのは高いからちょっと安い大手の量販店で買って友達とお家で飲むとかしてたんですね。
それで若い子たちは結構それで飲んだりとかしてるんですけど。
それ自体が高くなってしまうと若者もお酒離れが進んでしまうと思うんですよ。
(テリー)ちょっとよろしいでしょうか?僕ね…今日のをねやるために酒屋さん10人と会ってきました。
会ってきたら…。
(テリー)そんなねそんな数字で言ってる事はもう本当にねなんかちょっと嘘くさいですよ。
都内のね酒屋さんっていうのは駅前だとかすごくいいとこにあるの。
という事は酒屋さんやってるよりもそこをビル建ててテナントを貸した方がいいんです。
そういう事を考えると全部が全部苦しくなってるんじゃなくて今の時代に合わせてそういう風なビジネスやってるのね。
失踪したね人もいるんだけども。
出来の悪い酒屋の息子もいるんですよ。
正直言って。
(中村議員)それはそうだ。
そういうのも実は入ってるんで。
あのスーパーはお酒で稼がなくてもいいのでお酒は思いっきり値引きをしてそれで客寄せや…目玉商品にして客寄せをして他のものを稼ぐ事出来るんですよ。
街の酒屋さんはそういう事出来ないので。
どっちにしろ…。
(中村議員)そうでもないですよ。
「不当廉売を規制する」ですからやっぱり多少の安売りは…。
(テリー)何が不当なんですか?それは原価割れするようなね採算割れ全くするような…。
(ミッツ)そういう流れになってくって事でしょ。
(山田さん)不当廉売は公取の方で取り締まるわけでしょ?なんでこれがここで議員立法としてこういう形で出てくるのか。
酒の流通販売に詳しい山田氏は不当廉売は公正取引委員会が取り締まると指摘。
不当廉売の制限がね公取の方の法律で難しいんだったらそっちがおかしいのでそっちの体制を考えるべきでしょ。
公取の方もね実際に販売店に注意をした件数の62パーセントが酒屋さんなんですよ。
昨年1年間の例を見てもね。
それほど酒屋さんっていうのはひどいという事なんですけども。
例えばあるスーパーが仕入れ値1本200円のビールを100円という激安価格で販売し続けると周りのお店にお客が入らなくなってしまう。
こういったスーパーはこのビールを目玉商品として客を呼び寄せる事で他の商品の売り上げを増やし店全体では利益を上げているという。
このような不当廉売は独占禁止法で禁止されており国の機関公正取引委員会が取り締まっているが…。
罰則などはなく業者に対し注意や警告しか出来ない現状となっている。
公正取引委員会が注意した不当廉売の件数は…。
酒類の業者が断トツ。
62パーセントも占めている。
公取が命令を…注意をしたり勧告をしたりするじゃないですか。
それでその名前を公表したら安売り店が喜んじゃったって。
うちの宣伝をしてくれたって。
それじゃあですね話にならないので。
国が…その前は規制緩和やったわけだ国は。
みんなタクシー業界も自由にやりなさいってほっぽっといて。
そのあとに今度なんで酒屋さんだけなんで規制緩和をした…。
なぜ守るんだ。
それに答えてくれてから次いきましょうよ。
(中村議員)やってみたらねタクシーも大変な事になったわけですよ。
運転手さんが所得が下がっちゃって労働時間は長いのに所得下がって。
(大竹)「やってみたら」って無責任すぎるじゃない。
(中村議員)実際そうなったわけで。
タクシーも今規制を強化するエリアを決めて規制を強化するようにしてきてるんですよ。
ですからそれを考えたらお酒は2番目になるかもしれませんけども。
(大竹)なぜ酒屋さんだけなのかは答えてよ。
中村さん今日すごい大変だと思うから…。
(一同笑い)
(大竹)チーママですか?国会議員が選挙に勝った時に見かける光景鏡開き。
昔から街の酒屋さんと政治家の間には深いつながりがあるといわれてきました。
一体どんなつながりなのでしょうか?政治アナリストで政界の裏事情に詳しい伊藤氏が大暴露。
地方の名望家の中には…。
その後やっぱり戦前ぐらいまでは造り酒屋の当主が政治家になるっていうパターンが結構多かったんですね。
例えば一番よく知られているのは出雲誉竹下登さんのところですね。
あるいはもうちょっとさかのぼると池田勇人さんのところも造り酒屋だったし。
それから宇野宗佑さんもそうですね。
総理じゃないけど金丸信さんの実家も実は造り酒屋なんですね。
言わずと知れた大物政治家たち。
彼らは皆造り酒屋の出身だった。
更にこのあと伊藤氏が政治家が酒屋さんを守る最大の理由を暴露。
かつて酒屋さんというのは御用聞きをしたりですねあるいは配達をしたりという事で…。
その地域の中でも…。
それがだからある意味でいうと…。
「酒屋さん1軒200票」なんていう言葉があった時代もあります。
やはりある種…。
伊藤氏によると今回の酒税法などの改正の動きは来年夏の参議院議員選挙の票確保ではないかとも考えられるという。
自民党が掲げる「酒屋さんを守る」は建前で本当は票が欲しいだけなのだろうか?このVTRにあったように来年の夏の参院選に向けてそろそろ動かなきゃいけないなみたいな感じがあったんですか?それはないと思います。
それはないと思います。
さっきおっしゃったようにじゃあ酒だけやったら電器屋さんとか八百屋さんとかね魚屋さんとかみんなじゃあ反発するかもしれないけれどもそういう事でやってるわけじゃないんです。
(三橋さん)だからその人たちの所得が上がればいいわけでしょ?所得が変わらない前提になってるよ。
それ鶏と卵の話になっちゃう…。
(ミッツ)下げ続けると所得も下がる景気悪くなっちゃうんじゃないかって…。
(塩村議員)今ですらそんなによくなってないですよ。
都民の暮らし向きは5パーセントも実質下がってるわけで。
(ミッツ)もっといろんな価格や相場が下がっていっちゃうと…。
(塩村議員)その中で庶民の楽しみはどうなるんですか?
(山田さん)酒はね安いところばっかりいってるわけじゃなくてクラフトビールが出てきたとか日本酒でも高いものが売れるようになったとか新しいマーケットは出来てるんですよ。
そこが育成されてね大きくなって全体を引き上げてくっていうのが商品単価を上げて所得を上げてっていう事であって。
今ボトムのエコノミークラスでこうなってるところを無理やり引き上げてっていうのはちょっと違うだろうと…。
果たしてお酒の安売り規制守られる側の酒屋さんの本音は?もう何年も持たないな。
東京都大田区蒲田にあるこちらの酒屋さんは…。
先代から受け継いだ店をご夫婦で営んでいるがその経営はかなり厳しいものだという。
店売りだと…。
(スタッフ)1日?
(松野さん)うん。
(スタッフ)それはじゃあもう…。
(スタッフ)自民党が安い価格で売るのを要は安売りを規制しましょうという法案出そうとしてますけどそれでやっぱり少し改善というか…。
もう…。
やらないんじゃないの?それを自民党がやっても売ってるスーパーとかそういうとこは。
明るく話すご夫婦だが経営状態は限界。
今年中に閉店する予定だという。
こちらの70代の男性は長年続けていたお店を8カ月前閉店した。
街の酒屋さんの数は今から14年前7万軒を超えていたがすでに2万軒が姿を消しているという。
更にこちらのお店はここ10年間ずっと赤字経営だという。
今回の安売り規制の法案についてどう思うか聞いてみた。
当の酒屋さんはあまり期待していないようだが今回の法改正で本当に酒屋さんを守る事が出来るのだろうか?あのね地方にはたくさんおいしいね酒を造ってるところはいっぱいあるわけですよ。
そういうところと酒屋さんとかがね手を組んで新しいブランドを作るとかですねそういう事をやっていくって事がよっぽど大事なのに酒屋さんを保護しよう保護しようって…。
今までずっと保護してきたわけですよ。
戦後ずっと。
保護してきてで保護を外した瞬間にダメになったわけじゃないですか。
酒屋さんの方もね実はちょっと甘ったれてるとこがあるわけ。
それをねそれこそ自民党の人たちはそれ言えないわけですよ。
あんたたちがしっかりしなかったからダメなんだよって事ちゃんと言えればよかったんです。
甘ったれてたっていうのはそれはそうかもしれないけども規制緩和をやっていい時期と悪い時期がありますよ。
悪い時期にやったんですよ。
つまり本当は競争をそれほど激化させちゃまずい時期にやっちゃったからこんな事になってるんで。
(テリー)でもさ一度したものが戻るわけないじゃないですか…。
戻さないとダメですよ。
戻さなきゃダメ。
そっちに上げていただかないと。
上げてほしいですそしたら景気を先に。
で税金ばっかりが上がっていくじゃないですかどんどん。
(中村議員)可処分所得が上がるって事が一番いいって事ですね。
このあと酒の安売りは悪なのか?大激論。
原価割れするのはちょっと問題だと思いますよこれは。
(塩村議員)他に原価割れで売ってるものはないんですか?お酒の他に。
原価割れじゃなくて仕入れ割れですよ。
そうですよ。
(テリー)原価割れじゃないですよね。
(中村議員)仕入れ割れ仕入れ割れですね。
(大竹)でも仕入れ割れだったらトマトもリンゴもなんだって仕入れ割れしてるよだって。
そうやってスーパーは目玉商品作るんだもんだって。
(中村議員)でも酒屋さんっていうのは本当に酒で儲けなかったらやっていけない…。
(山田さん)他にも売る事は出来るんですよ。
それで目玉商品でどんどんそういうのを出してってそれでお客さんを集めて他のもので儲けるような事をやられちゃうと…。
本当プレミアムなお酒をどういう風に販売するか。
それはワイン日本酒それこそあのねその他の酒もそうなんですけども焼酎なんかもそうだけどそっち側の方に努力していくって事がすごく大事なんだよね。
そのすごく大事なプレミアムなお酒を楽しむという文化が酒文化っていうのがありますよね。
一方でねもう安くてとにかく酔っ払えればいいんだみたいな毎日飲めればいいんだっていうようなねそういう飲み方をやっぱり抑制していかなきゃいけないんですよ。
でも…ワインの事をいえば世界的に安いワインがすごくおいしくなってるんですよ。
今後ものすごく1000円を割るワインがおいしい…。
アルコール健康障害っていう事を考えた時に世界的にあまり安価なアルコールを…。
それはおかしいよ。
(塩村議員)議論がかみ合わなくなっちゃいますよ。
それはまたこの議論じゃないじゃないですか。
というわけで…。
ありがとうございました。
2015/05/19(火) 00:30〜01:32
ABCテレビ1
ビートたけしのTVタックル[字]

薄着の季節…増加する痴漢に対し「チカン抑止シール」は有効なのか?誰が触った!?スタジオ大実験!法律で安いお酒が飲めなくなる!?街の酒屋さんを守る国会議員と直接対決!

詳細情報
◇番組内容
▽警告!「さわらないで!」埼玉県警鉄道警察隊が声を上げられない女性のために無料配布した「チカン抑止シール」は有効なのか?橋本マナミ&塩村あやかがスタジオで大実験!盗撮、つきまとい…新たな痴漢犯罪に対抗するには?ある日突然、痴漢と間違われて…誰にも信じてもらえない、すべてを失う恐怖…痴漢冤罪に巻き込まれないためには?冤罪被害者を直撃取材!その瞬間を完全再現!
◇番組内容2
▽法律で安いお酒が飲めなくなる!?仕事を終えて…風呂上りに…1杯のビール、ささやかな庶民の楽しみが奪われるかも?自民党が今国会に提出する「酒安売り規制」法案。「街の酒屋さんを守る会」の国会議員がスタジオ出演!なぜ今なのか?なぜ酒屋さんだけなのか?気になるところを直談判!「政治と酒屋」の意外な関係とは?さらに…当事者である街の酒屋さんを直撃取材!
◇出演者
【レギュラー出演者】ビートたけし、阿川佐和子、大竹まこと
【ゲスト出演者】テリー伊藤、橋本マナミ、ミッツ・マングローブ、塩村あやか(東京都議会議員)、平沢勝栄(自民党衆議院議員)、本村健太郎(弁護士)、池上正樹(冤罪ジャーナリスト)、中村裕之(自民党衆議院議員「街の酒屋さんを守る国会議員の会」)、三橋貴明(経済評論家)、山田聡昭(酒販流通コンサルタント)
【ナビゲーター】江口ともみ
◇おしらせ
☆番組HP
 http://www.tv-asahi.co.jp/tvtackle/

ジャンル :
ニュース/報道 – 政治・国会
ニュース/報道 – 討論・会談
バラエティ – トークバラエティ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz

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