5大科学実験「リンゴは動きたくない!?」 2015.05.19


食器を落とさずに下の布だけをさっと引きぬく。
それも大きなテーブルで。
今回はこの巨大なテーブルを使ったテーブルクロス引きに挑戦します。
だれもが当たり前だと思っている自然の法則や科学の知識。
でもそれは本当なのでしょうか。
答えはやってみなくちゃわからない「大科学実験」で。
(はくしゅ)ショーが始まるようだね。
ん?だれもいない。
おっだれか出てきた!
(はくしゅ)
(はくしゅ)テーブルクロスを引きぬこうっていうんだね。
(ドラムロール)
(観客)あ〜。
う〜ん失敗。
もう一度挑戦だ。
(ドラムロール)やった!成功!スローモーションで見てみよう。
テーブルクロスを引っ張っても上のリンゴはほとんど動かない。
よく考えると不思議だね。
どうしてこんなことが起きるんだろう?成功したときと失敗したときを比べてみよう。
何がちがうのかな?そう。
ちがうのはスピード。
布を引っ張るとリンゴは布とのまさつでいっしょに動こうとする。
でもすばやく引きぬくとまさつのえいきょうが少ない。
だからリンゴはあまり動かなかったんだ。
(はくしゅ)おっとテーブルが大きくなっちゃったぞ。
リンゴも増えた。
(ドラムロール)もっと速いスピードで引きぬかないとダメなのかもしれないよ。
ハハハッ。
ボウリングの球か!少しは速いかな?まだスピードが足りないみたいだね。
今度は自転車。
やった!時速27km。
この大きさのテーブルだとこれくらいのスピードが必要だったんだね。
(はくしゅ)これは大きなテーブルだね!縦横およそ10m。
こんな大きなテーブルでテーブルクロス引きなんかできるのかな?食器の数はおよそ350枚。
並べるのにテーブルの上に乗んなきゃないなんて!さっき成功した自転車で挑戦するんだね。
(ドラムロール)さあスピードを上げて!ダメかあ。
この大きな布を引きぬくには自転車くらいのスピードじゃ足りないみたいだね。
おもちゃの車?おっ動いた!この車なら十分スピードも出そう。
しかも運転するのは世界チャンピオンだ。
さあもう一度実験に挑戦。
最新のハイスピードカメラも入念にその設定をチェックする。
布が引きぬかれるしゅんかんを確実にカメラに収めるためだ。
ロープの長さは180m。
車を加速して時速100km以上のスピードにするにはこれくらいのきょりが必要なんだ。
大きなフックでロープを車につなぐ。
最大2tの力までたえられるがんじょうなものだ。
さあいよいよ大実験の始まりだ。
やった!大実験成功だ!リンゴや食器はほとんど動かずに残ってる。
おっなんか人の顔が見えてきたね!かれの名はアイザック・ニュートン。
止まっている物はその場にとどまり続けるという自然の法則をまとめたのがこの人なんだ。
今回はこの慣性の法則を大実験を通して確かめることができた。
だからやってみなくちゃわからない「大科学実験」で。
2015/05/19(火) 09:50〜10:00
NHKEテレ1大阪
大科学実験「リンゴは動きたくない!?」[字]

およそ10メートル四方の巨大テーブクロス引きに、時速140キロメートルで走るレーシングカーを使って挑戦する。

詳細情報
番組内容
今回は、縦横およそ10メートルの巨大テーブルクロス引きに、時速140キロメートル以上で走るレーシングカーを使って挑戦する。テーブルクロスの上に載せられた300枚以上の食器を落とさずに、うまくテーブルクロスだけを引き抜くことはできるのだろうか? 実験を通して「静止している物は、ほかから力を加えられない限り、その場にとどまる」という「慣性の法則」を実感する。
出演者
【語り】細野晴臣

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 宇宙・科学・医学
趣味/教育 – 中学生・高校生
趣味/教育 – 幼児・小学生

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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