プラチナエイジ #39【夫のロマンに募る不安】 2015.05.21



(戸の開閉音)・
(香織)おはようございます。
(晃司)あっ。
(香織)あっ。
おはよう。
ご飯の支度しますね。
(晃司)うん。
あ…あのね。
香織。
あのう…。
(香織)あっ。
お母さん。
どうしたんですか?いいんですか?寝てなくて。
私やりますから。
(時枝)大丈夫よ。
(香織)でも…。
(時枝)昨日お医者さまに聞いたらもう普通にしても大丈夫でしょうって。
(香織)そうですか。
(時枝)これからはうちのことは私がやりますから。
(香織)でもあんまり無理をすると…。
(時枝)このうちを出てった人がいつまでも出入りしてるとね。
ご近所の人に何て言われてることか。
だからあなたはもう来てくださらなくて結構よ。
私が休んでる間ありがとうございました。
(晃司)せめて朝飯一緒に食べていったら?ありがとう。
(晃司)あんな言い方ないよな。
香織が看病してくれたからあんなに元気になったんじゃないか。
ううん。
(晃司)分かってないんだよ。
香織の気持ちが。
違うの。
えっ?分かってないのは私の方。
香織…。
お母さんがどんな気持ちだったのか私が分かってなかったの。
いや。
そんなことないよ。
香織は…。
ありがとう。
じゃあ。
(晃司)あんな言い方ないだろ?香織は母さんのためにああやって来てくれてたんじゃないか。
どれだけ助かったか。
母さんだって分かってるんだろ?
(時枝)あしたのことなんだけど。
(晃司)あした?
(時枝)忘れてたのね?
(晃司)えっ?お父さんの命日よ。
(晃司)ああ。
そうだった。
お墓参り行きますから。
(晃司)まだ病み上がりだから。
いいえ。
行きます。
大丈夫よ。
分かった。
タクシー呼んどく。

(純一)おかえり。
(智恵子)うん。
(智恵子)ハァ…。
(純一)何だって?大家さん。
(智恵子)純ちゃん。
どうしよう。
(智恵子)来月から家賃上げるって。
幾ら?8万。
8万!?何それ?べらぼうな値上げじゃないの。
まあね。
今まで大家さんの厚意でさ安く借りてたんだけどさ今度大家さんが息子に全部任せることになったんだって。
で息子がねこの辺近辺の相場の家賃にしたいって言ってきたのよね。
それで契約書渡された。
そうか。
やってけないようち。
うーん。
ああ。
参ったな。
心配するなよ。
うん。
俺が何とかするから。
当てあんの?ない。
もう純ちゃんったら。
フフフ。
でもねちょっとアイデアがあるんだな。
何?アイデアって。
この店を改築してカフェにするの。
カフェ?家具とか雑貨とか買えるカフェね。
ほら。
今はやりでしょ?本屋さんの中にカフェがあったり。
ああああ。
俺が料理やるから人権費はゼロね。
まあ8万ぐらい稼ぐっしょ軽く。
うん?あっ。
そうか。
そうなったら早速店の改築考えないとね。
カフェ。
カフェね。
(由美)何これ?
(和子)翔也君のライブで使うの。
ねっ?こんな。
(由美)えっ?
(和子)翔也。
こっち向いてってこういうふうに。
(由美)そういう感じのライブなわけ?何かアイドルっぽくない?
(和子)分かんないけどお母さんたちのころはこうだったのよ。
(由美)へえー。
(和子)郷ひろみとか秀樹とか。
まあ私は断然ゴローだったけど。
(由美)ゴロー?
(和子)うん。
お父さん!?
(和子)違うわよ。
野口五郎よ。
あっ。
野口ね。
ハァー。
ハハッ。
カフェなんて無理!おはようございます。
昨日言ったでしょ?あなたこのうちから出てって…。
違うんです。
これ。
今日お父さまの命日ですよね?覚えていてくれたの?ええ。
そう。
お墓参り行かれるんですよね?ええ。
それがね…。
はっ?
(電子音)高いわ。
風邪かしらね?えっ。
大丈夫だから。
駄目よ。
風邪こじらしたら大変なのよ。
でも親父の墓参り。
いや。
そりゃそうだけど。
おふくろ一人じゃ行けないから。
うーん。
晃司さんと結婚してすぐにお父さま亡くなられて。
お葬式は伊佐山家の嫁として最初の大仕事でした。
初めてお目にかかる親戚の方もたくさんいらっしゃって。
緊張しておろおろしてました。
はい。
お父さん。
玉露好きでしたよね。
はい。
(晃司)いやぁ。
助かったよ。
おふくろ命日の墓参り欠かしたことなかったんだ。
でも私と一緒じゃ嫌だったんじゃないのかな。
一言も口を利いてくれなかった。
本心は感謝してたと思うよ。
素直じゃないから。
お母さん。
失礼します。
ありがとうございました。
(時枝)さっきの話だけど。
お墓で言ってた。
主人の葬儀での話。
はい。
あのとき火葬場から帰ってきて晃司がお父さんのお位牌を持って私が写真を持ってあなたはお骨を抱えて皆さまの前に並んだわ。
はい。
あのとき私思ったの。
私が帰ってくるときもきっとあなたに抱えられて帰ってくるんだろうなって。
お母さん…。
ずっとそうなるもんだと思ってた。
でもそれもかなわないことだったのね。
(すすり泣く声)ホントに大丈夫なんですか?例の未公開株の話。
500万の。
(吾郎)うん。
大丈夫だ。
その何とかって方。
元銀行の部長さん?
(吾郎)磯谷。
連絡取れたんでしょ?
(吾郎)うん…。
取れてないんですか?
(吾郎)心配するなよ。
(吾郎)今株券の名義を書き換えてくれてるところだ。
ちゃんと500万円の預かり証ももらってるんだから。
そう。
じゃあ大丈夫なんですね?しつこいんだよ。
磯谷さんは信頼のできる方だって言ってるだろう。
ずーっと。
ホントにもう。
ふん!
(吾郎)すみません。
具合の悪いときに。
(晃司)いや。
もう熱下がりましたから。
それで株券の代わりにこの預かり証が送られてきたわけですよね?ええ。
(晃司)ああ。
この磯谷さんという方信頼できる人なんですよね?そりゃもう。
メガバンクの本店勤務の部長さんだった方ですから。
私は本当にお世話になったんです。
この方に。
ああー。
そうですか。
うん。
あのう。
何か?
(晃司)いや。
この手の未公開株に絡んだ詐欺事件って結構多いんですよね。
実際にお金だけとられて株券が送られてこなかったり。
(吾郎)はい。
送られてきた株券に価値がまったくなかったり。
あっ。
いや。
磯谷さんはそんな方じゃありません。
でも株券は届かないんですよね?それはあのう。
名義の書き換えに時間がかかっていてそれでその預かり証です。
(晃司)うーん。
あのう。
この預かり証があれば万が一のときでも私の500万円は返ってくるんですよね?ですよね?この預かり証があっても実際金が戻ってくるかどうかは別です。
えっ?
(晃司)ねえ。
岩村さん。
一度念のためにこの豊化TECSO技研に行ってみたら?ねっ?
(吾郎)はあ。
8万円も値上がりするの?そうなのよ。
最近この辺人気があるから大家さんがすごい強気なの。
でも8万円は大きいわね。
でしょ?うん。
でね純ちゃんがこの店を改築してお茶の飲める雑貨屋さんにするって言ってるんだけどね。
うん。
現実は厳しいわよ。
このスペースでカフェやったってそんなに利益上がらないしね。
うーん。
それに純ちゃんの病気のこともあるからそんなお店やれないわよ。
そうね。
うん。
でもねこのことはまだ純ちゃんに話してないの。
がぜんやる気になっちゃってんのよ。
だから現実的なことが分かってから話すつもりなんだ。
そう。
でどうするつもり?うん。
もっと安い家賃のところを探すかしばらく休業かな。
そう。
うん。
ふーん。
あっ。
ごめん。
お店のことばっかりしゃべっちゃった。
何か話があったのよね?えっ。
何?ああ。
ほら。
時枝さんがどうのこうのって。
うん…。
大した話じゃないから。
そうなの?そろそろじゃあ失礼するわ。
そう?ごちそうさま。
いやいやいや。
帰っちゃう…?また。
また来る。
あっ。
またね。
(昌代)だからさねっ?・
(ドアの開閉音)・
(ドアの開く音)あら。
(吾郎)ただいま。
(由美)おかえり。
(昌代)お疲れさま。
お風呂沸いてますよ。
(吾郎)ああ。
何だこれ?
(由美)ああ。
昼間届いたの。
あっ。
磯谷さんだ。
株券だ。
(由美)何それ!?おい。
見ろ。
えっ?
(吾郎)ほら。
株券が届いたぞ。
ほら。
ホントだ。
よかった。
(吾郎)ハハハ!俺の言ったとおりだろ?磯谷さんはなそういう人なんだよ。
磯谷さんは立派な方なんだよ。
(由美)ねえねえ。
その株がどうかしたの?
(吾郎)由美。
(由美)えっ?
(吾郎)すぐに2倍3倍だ。
これ。
(由美)嘘!?
(吾郎)由美由美由美。
もうな赤ん坊の養育費のこと心配するなよ。
(由美)ホントに?
(吾郎)お母さん。
お母さん。
(昌代)うん。
(吾郎)あしたうなぎ行きますか?えっ?うなぎ?
(吾郎)うな重2枚重ね。

(翔也)ただいま。
(由美)おかえり。
(吾郎)おお。
翔也。
ちょうどいいとこ帰ってきた。
これから一緒に飲みに行こう。
俺が全部お前におごってやる。
(由美)フーッ!
(翔也)どうしたんすか?パパさん。
(吾郎)だからパパさんって呼ぶんじゃない。
このバカ野郎。
よかった。
よかった。
よかった。
カフェ?
(純一)家具と雑貨を買いに来てちょっとお茶と軽食ができる店なのよ。
(晃司)それ純ちゃんがやるの?
(純一)家賃値上げはきついですからねぇ。
ここはひとつ俺が頑張らないと。
偉いな。
純ちゃんは。
(純一)晃司さんとこみたいに余裕がないからね。
うちは。
俺は失業者だから。
まっ。
事務所を閉じても弁護士資格を返上したわけじゃないから顧問料が少し入る。
それにね買っちゃったんだよ。
ついに。
(純一)何を?
(晃司)板。
板?
(晃司)うん。
板って?
(晃司)バイオリン用の板でね。
イタリアのクレモナの板ですっごい板なんだよ。
(純一)幾らするの?
(晃司)120万。
ただの板が?
(晃司)うん。
だからこれからはね地道に静かに暮らすから。
静かに。

(吾郎)階段気を付けてね。
階段。
(翔也)ちょっちょっちょっ…。
(吾郎)階段気を付けなきゃ。
(翔也)パパさん。
ちょっと。
(吾郎)すいませんね。
どうもすいません。
(晃司)まただ。
(純一)おおー。
(吾郎)いたいたいた。
(純一)来た来た来た来た。
(吾郎)翔也。
これが俺のマブダチ。
(純一)アハハ。
どうも。
(翔也)どうも。
(晃司)ごきげんだね。
(純一)どうしたの?ゴローちゃん。
(純一)何かいいことあった?
(吾郎)ありましたよ。
もうホントにありましたよ。
(翔也)ここ?伊佐山さん。
(晃司)うん。
あのう。
ご心配をおかけいたしました。
本日無事に例の株券届きました。
そりゃよかったね。
何?株券って。
(晃司)ちょっとね。
(吾郎)いやいやいや。
(晃司)ああ。
あのう。
今日はね全部私がおごりますから。
(晃司・純一)えっ?いやいやいや。
(吾郎)一緒に飲みましょう。
翔也!
(翔也)はい。
(吾郎)ワインじゃんじゃん持ってこい。
(翔也)はい!
(吾郎)ワイン!一緒に飲まない?一緒に。
(純一)いやいや。
今飲めないの。
(吾郎)飲めない?じゃあコーラ。
(純一)コーラもいらない。
(吾郎)炭酸ぶくぶくぶく…。
詐欺?
(晃司)うん。
未公開株がらみのね。
ゴローちゃん。
だまされてるの?
(晃司)ああ。
たぶんね。
だって昨日株券届いたんでしょ?でも何か気になるんだよ。
この人が。
気になるって?
(晃司)うん。
経験的にね。
ちょっとここ行ってみるわ。
ここ?
(晃司)ああ。
行こうか。
(晃司)あのう。
(事務員)はい。
(晃司)株式上場準備室長の磯谷さんはいらっしゃいますか?
(事務員)少々お待ちください。
(社員)恐れ入ります。
磯谷は先週退職いたしまして。
(晃司)退職?
(社員)はい。
(晃司)あのう。
今どちらに?
(純一)自宅教えてもらえませんか?
(社員)いや。
それはちょっと。
どうする?晃司さん。
(晃司)うん。
(社員)あのう。
失礼ですが。
(社員)もしかして磯谷からうちの株を?いや。
俺たちじゃなくて友達がちょっと。
そういう人が他にも?
(社員)お宅らで7人目ですよ。
磯谷に未公開株売りつけられたの。
(晃司)はあ。
株式上場準備室というのは?
(社員)そんな部署ありませんよ。
ご覧のような会社ですからね。
上場なんて考えられませんよ。
えっ!?
(晃司)出過ぎたまねだと思ったけどどうも引っ掛かってね。
弁護士としての経験ってやつで。
(吾郎)いや。
でもあれです。
磯谷さんはミクロ粒子技術ではトップクラスの会社で上場すれば経済新聞に取り上げられるって。
そんな立派な会社じゃないみたいよ。
いや。
でも…。
(晃司)とにかく上場する予定はないし磯谷さんは先週には会社を辞めてる。
そんな…。
そんなはずないですよ。
そんなはずはないです。
それ間違いですよ。
(操作音)
(アナウンス)お客さまがおかけになった電話番号は現在使われておりません。
(吾郎)嘘だろ?
(晃司)磯谷さんの住所は?
(吾郎)いや。
(晃司)警察に被害届を出した方がいい。
(吾郎)いやいやいや。
これは何かの間違いです。
磯谷さんは人をだますような人じゃないんですよ。
(吾郎)これまでどれだけ助けてもらってきたか。
何か事情があるんですよ。
事情が!
(純一)ゴローちゃん。
あのう。
お願いがあるんです。
磯谷さんを見つけだしてお金を取り戻すまでどうかこのことは内緒にしてくれませんか?もちろんうちの女房にも。

(昌代)・「翔也翔也」よし。
(吾郎)お願いします!2015/05/21(木) 13:25〜13:55
関西テレビ1
プラチナエイジ #39[字][デ]【夫のロマンに募る不安】

皆に病気のことが知れ、楽になった純一(春田純一)を見て、改めて香織(榊原郁恵)に感謝する智恵子(池上季実子)。一方、夫の手帳を見てしまった和子(宮崎美子)は…。

詳細情報
番組内容
 香織(榊原郁恵)は、どうにか起き上がれるようになった時枝(長内美那子)から、これ以上世話を焼いてもらわなくても大丈夫なので、もう二度と自分の前に顔を出さないよう、言われる。大人しく帰る香織だが、翌日再び時枝を訪ねる。この日は亡き舅の命日だったのだ。
 智恵子(池上季実子)は店の家主から、いきなり家賃の値上げを宣告され、困惑。要求通りに支払ったら、店は大赤字になる可能性があったのだ。
番組内容2
すると純一(春田純一)が店を改装してカフェにすると言い出して…。
 一方、吾郎(中本賢)は未公開株に関して、何の音沙汰もなく不安を募らせていた。そんな中、やっと株券が届き和子(宮崎美子)は安堵しながらも、何か怪しいと感じて…。
出演者
伊佐山香織:榊原郁恵
速水智恵子:池上季実子
岩村和子:宮崎美子
速水純一:春田純一
岩村吾郎:中本 賢
伊佐山晃司:宅麻 伸
スタッフ
原作・脚本:清水有生
演出:谷川 功
プロデュース:市野直親(東海テレビ)
浦井孝行(国際放映)
河角直樹(国際放映)
音楽:佐藤舞希子
主題歌:郷ひろみ「100の願い」(ソニー・ミュージックレコーズ)
制作著作:国際放映
制作:東海テレビ
ご案内
【公式サイト】
http://tokai−tv.com/platinumage
【公式ツイッター】
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@hirudora
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ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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