プラチナエイジ #38【錆びつく暇なし60歳!?】 2015.05.20


(医師)もうしばらく安静にね。
(香織)はい。
(医師)本当はね心臓の検査したいんで入院してほしいんだけどな。
うん。
そうそう。
うん。
(医師)まあ心配はないと思うがね。
時枝さんはこうしてお嫁さんがしっかり看護してくれるから。
幸せ者だな時枝さんは。
(時枝)別に頼んでるわけじゃないんですよ。
この人に。
(医師)そんなこと言うもんじゃないよ。
(時枝)いいんですよ。
ホントなんだから。
ねっ?
(香織)ええ。
まあ。
(医師)あんたも大変だな。
いえ。
どうもありがとうございました。
(看護師)お大事に。
はい。
・お母さん。
お薬を…。
駄目じゃないですか。
(時枝)平気です。
いや。
だってさっき先生の方から安静にって。
あなたに指図されたくないわ。
うちを出てった人にあれこれ言われたくないの。
(晃司)ただいま。
あっ。
おかえりなさい。
(晃司)うん。
おふくろどうだった?まだ血圧高いの。
(晃司)ああそう。
うん。
(晃司)どうしたの?えっ?
(晃司)何かあった?別に。
(晃司)何だよ?私がお母さんのお世話をしていいのかなって思って。
えっ?私はお母さんのお世話をしたいのよ。
でもそれはお母さんの気持ち考えたら私のやってることなんて身勝手な押し付けなのかもしれないの。
身勝手じゃないよ。
香織はおふくろを思って看護してくれてるんじゃないか。
おふくろが何を言ったか知らないけど気にするな。
(晃司)《甘えてるんだよ香織に》
(時枝)香織さんは?
(晃司)帰りました。
そう。
(晃司)おお。
一人か?
(達也)ああ。
・おかえり。
ご飯は?
(達也)大丈夫。
(晃司)それで転勤本決まりなのか?
(達也)ああ。
福岡にね。
(晃司)そうか。
周子さんは?
(達也)栞と海人連れて実家に帰ったまま戻ってこない。
周子の両親かんかんだから。
お母さんのせいね。
(晃司)いや。
俺のせいだ。
あんなふうに新聞に出ちゃったからな。
(達也)あっちの親父さんそういう世間体すごく気にする人だから。
(晃司)うん。
(達也)実際色々あったみたいなんだ。
親戚に口やかましいのがいて。
おふくろさん相当参っちゃって。
で周子さんはどうなの?かなり感情的になってる。
感情的?親父の一件もあるけどやっぱり母さんにね。
周子なりにずいぶんと悩んで決めたことなんだよ。
ここに二世帯住宅建てて一緒に住むって。
それを母さんあっさりとそんな家には住まないって言っちゃっただろ?しかもよその男とウガンダで暮らすなんてさ。
だけど俺としてはやっぱり自分の親のことだからさ母親の肩持つっていうか。
あんまり言われるとやっぱり多少は言い返したりするわけよ。
それで感情的にか。
(達也)そういうこと。
分かった。
あしたにでも向こうのご両親に会ってきちんと説明する。
お母さんも行かせてもらうから。
頼むよ。
このままだと俺んとこめちゃくちゃになっちゃうよ。
ねっ?
(昌代)全然だよ。
(和子)かわいそうだよね。
(和子)少しは落ち着いたらどうなんです?
(吾郎)お前よくこんなときに落ち着いてられるな?・
(チャイム)
(吾郎)あっ。
来た。
来たぞ。
(和子)はいはい。
(吾郎)来たぞ。
(和子)はいはい。
はい。

(ドアの開閉音)
(翔也)ただいま。
(昌代)ああ。
おかえり。
(吾郎)何だよ。
お前かよ。
(翔也)どうしたんすか?パパさん。
(吾郎)パパさんって言うんじゃないよ。
パパさんって。
(翔也)どうしちゃったの?
(昌代)由美の彼氏が来るの。
(翔也)マジっすか!?
(吾郎)マジっすよ。
超マジっすよ。
(翔也)へえー。
(吾郎)お前よく落ち着いてられるな?こんなときに。
(翔也)俺っすか?・
(チャイム)
(吾郎)来た。
来た。
(和子)はい。

(ドアの開く音)・
(和子)さあ。
どうぞお上がりください。
・失礼いたします。
(せきばらい)
(由美)緑川さんみえたよ。

(和子)どうぞ。
(緑川)あっ。
お構いなく。
あっ。
これつまらないものですが。
(吾郎)聞いてないぞ。
あんな年だって。
(由美)言ったわよ。
(吾郎)聞いてないよ。
(由美)言いました。
会社の上司だって。
上司っていえば普通年上でそれ相当の年でしょうが。
(吾郎)幾つなんだよ?
(由美)55。
俺とそんなに変わらないじゃないかお前。
(和子)ちょっと。
お待たせしちゃ失礼よ。
何かやだな。
会うの。
(由美)もう!
(緑川)まさか会社がつぶれるなんて思っていませんでした。
(吾郎)はあ。
(緑川)少しは生まれてくる子に養育費を払えると思ったんですが。
(緑川)失業保険で暮らしているありさまです。
それじゃ養育費は払えないというんですね?はい。
ひどい人だな。
あなたって人は。
(緑川)はあ。
(吾郎)人の娘をはらませといて知らぬ存ぜぬですか?
(由美)そんなことはないよ。
緑川さんは…。
(吾郎)お前は黙ってろ!
(緑川)ホントに申し訳ありませんでした。
(吾郎)頭を下げる前に赤ん坊のミルク代ぐらい稼ごうって気持ちにならないんですか?あんた!
(和子)あっ。
あのう。
(吾郎)お前は黙ってろ!
(和子)あなたこそちょっと黙っててくださいよ。
(和子)緑川さんは奥さまと別れて由美と一緒になるおつもりはないんですね?
(吾郎)一緒になってどうするんだ?この年で失業保険だぞ?お前。
私がお話ししてるんです。
もう。
どうなんですか?はあ…。
いい年をしてお恥ずかしいんですが12歳の娘がおります。
12歳?
(緑川)正直妻とはうまくいってませんが娘とは離れられません。
もし私が家庭を捨てたら娘がどうなるか…。
そう思うと…。
分かりました。
(吾郎)えっ?由美とは今日かぎり縁を切ってください。
(由美)ちょっと待ってよ。
そうしないと駄目なの。
緑川さんのお嬢さんのために。
生まれてくる赤ちゃんは私たちが育てます。
認知だけお願いします。
(吾郎)和子!娘と奇麗に別れてやってください。
このとおりです。
お願いします。
申し訳ありませんでした。
(吾郎)何で大事なことを勝手に決めるんだよ?きっちり責任を取らせるべきじゃないのか?それなのにさ何でこっちから頭を下げなきゃいけないんだよ?親は頭を下げるものなの。
子供のためには。
何言ってんだよ?お前。
ああやって謝りに来てくれただけで十分じゃない。
(吾郎)えっ?もし緑川さんが家庭を捨てて由美を選んだら緑川さんのお嬢さんは由美と生まれてくる赤ちゃんを一生恨んで生きることになるわ。
そんなのお互いにとって何もいいことはないわ。
みんなが傷つくだけよ。
私由美と一緒に赤ちゃんを育てます。
大丈夫。
おむつ代ぐらい私働いて稼ぎますから。
バカ言うなよ。
それぐらいは俺が稼ぐよ。
余計な心配すんじゃねえ。
頑張ってね。
おじいちゃん。
ああ。
あっ。
そういえばあのう。
例の未公開株でしたっけ?あれどうなってるの?ああ。
もうじき株券が届く予定になっている。
そう。
緑川さんとさよならしてきたから。
そう。
(吾郎)あのな。
由美。
ちょっと。
(吾郎)由美。
由美!由美…。
大丈夫かよ?大丈夫よ。
女は母になると強くなるの。
(晃司)このたびは私の不祥事で周子さんご両親には大変ご迷惑をお掛けしました。
あらためておわび申し上げます。
(光憲)伊佐山さん。
(晃司)はい。
正直がっかりさせられました。
達也君はしっかりした家庭の息子さんなんで安心して娘を嫁がせました。
(晃司)はい。
(光憲)それがどうですか?お父さんがあんな破廉恥な事件を起こして。
恥ずかしいかぎりですよ。
(晃司)そのことなんですが。
被害者の訴えは事実無根です。
私を陥れるための策略だったんです。
今度のことは相手が被害届を取り下げるということで決着したんですよね?つまり伊佐山さんの法律事務所を閉めるという条件で相手と和解したんじゃないんですか?いえ。
それは違います。
あの一件と私が事務所を閉めたこととは話が別です。
私のこれからの人生を真剣に考えた上での結論なんです。
(光憲)失礼ですがその話は信じられませんね。
(晃司)はあ…。
(聡子)あのう。
お母さま。
はい。
(聡子)私同じ母親としてあなたのことを許せません。
あなたの取った行動で達也さんがどれだけ傷ついたことか。
私のことで達也を苦しませてしまったこと。
あの子にすまないことをしたと思ってます。
達也だけではありません。
周子さん。
そしてお父さまお母さま。
何ておわびをしたらいいのか。
ホントに申し訳なく思ってます。
私は母親失格です。
息子と娘には一生かけて償うつもりです。
(聡子)そんなお気持ちがあるなら考えを改めて家族の元に戻られたらいいじゃありませんか。
いいえ。
私は自分の出した答えを変えるつもりはないんです。
還暦を迎えたときからずっと考えていたことがあるんです。
10年先の自分のことです。
家の小さな台所にしがみつき義理の母と夫の面倒に明け暮れ気が付いたら自分の体が思うように動かなくなりいつの間にか自分が誰かの世話になってる。
そんな人生でいいんだろうか?それで本当に生きたって言えるんだろうか?建築家の森山さんっていう方に出会って自分が誰かのために生きるってすてきだなって思ったんです。
ウガンダの子供たちのために井戸を掘って家を建ててあげる。
自分への見返りは子供たちの笑顔だけ。
そんな生き方私もしてみたい。
これから10年もしこの体が自由に動くならそんな生き方をしてみたい。
そう思ったんです。
悩みました。
それは周りの人たちを傷つけてしまう身勝手な生き方かもしれない。
「それでも自分の思いを遂げるつもりか?」って。
悩んだ末に私は自分の気持ちに正直に生きようって決めたんです。
ここで踏みとどまったら私は一生後悔する。
この世に生まれて本当に生きたっていうことにはならない…。
(聡子)勝手過ぎるわね。
(聡子)あなたそれでも母親ですか?そりゃ誰だって人生を変えたいと思うことありますよ。
(聡子)でもね家族や子供のこと思ったらそれを我慢して耐えるのが母親じゃないんでしょうか?そんな非常識な家庭に大事に育てた娘をやるわけにはいきません。
どうぞお引き取りください。
帰ってください!私の気持ちを分かってくださいとは申しません。
でもお願いです。
お願いですから達也のことは見捨てないでください。
達也と私は違う人間なんです。
達也には周子さんが必要なんです。
お願いです。
お願いします。
じゃあ。
(晃司)ああ。
晃司さん。
ごめんなさい。
謝るな。
うん。

(ノック)周子さん。
どうぞ。
(周子)すいません。
母があんな失礼なこと言って。
どうしてもお母さまに謝りたくて。
失礼なんかじゃないわよ。
お母さまのおっしゃるとおりなの。
私は母親失格。
子供や家族のことを思って我慢したり耐えないといけないのよ。
母親は。
(周子)でもお母さんはずっと耐えて我慢してきたんですよね?
(周子)私お母さんの気持ち分かります。
仕事辞めて家庭に入って達也さんの世話と子育てに追われて気が付くといつの間にか年取って。
自分はこのままずっと社会から置いてかれるのかなって。
自分の人生それでいいのかなって。
(周子)そんなこと時々ぼんやり考えてたんです。
私も。
自分に正直に生きたい。
悔いのない人生を送りたい。
お母さまのおっしゃったこと私分かります。
私も自分に正直に生きたいと思いました。
周子さん。
今は達也さんとの家庭を大切にしたい。
それが正直な気持ちです。
えっ?あした子供たちと福岡に行くことにしました。
ホント!?はい。
ああ…。
ありがとう。
周子さん。
ホントにありがとう。
いえ。
よろしくお願いします。
こちらこそ。
達也をよろしくね。
ええ。
(智恵子)頭下げたの?嫁の実家で?うん。
私も下げたわ。
娘の彼氏に。
何で頭下げんのよ?悪いのはあっちでしょ?そんなことどうだっていいの。
親は頭を下げるものなの。
子供のために。
ああそうなんだ?うん。
だけど最近思うんですよ。
何?プラチナエイジって結構忙しくないですか?ああ。
そうかも。
親のことで悩んでたと思ったら子供のことで頭抱えて。
つまりさび付いてる暇がないってことですよ。
だからプラチナはさびないのかなって。
そうかもね。
確かに。
うん。
どうしたの?何だか沈んでるよ。
お母さんも同じ気持ちだったのかなって思って。
時枝さんがどうかした?同じ気持ちって?私が周子さんに達也のことを託したようにお母さんも晃司さんのこと私に託したのよ。
きっと。
2015/05/20(水) 13:25〜13:55
関西テレビ1
プラチナエイジ #38[字][デ]【錆びつく暇なし60歳!?】

皆に病気のことが知れ、楽になった純一(春田純一)を見て、改めて香織(榊原郁恵)に感謝する智恵子(池上季実子)。一方、夫の手帳を見てしまった和子(宮崎美子)は…。

詳細情報
番組内容
 相変わらず香織(榊原郁恵)は時枝(長内美那子)の面倒を見ていたが、時枝は家を出た香織を拒絶するような態度を取る。すべて身から出た錆と頭を痛める香織は、息子・達也(滝口幸広)と妻の周子(街田しおん)夫婦の仲がうまくいってないことにも責任を感じる。
 周子は香織のウガンダ行きと晃司(宅麻伸)の逮捕騒動で達也とケンカし、実家に帰っていたのだ。香織と晃司は周子の実家に事情を説明に行くが…。
番組内容2
 一方、和子(宮崎美子)の家には娘・由美(西慶子)の恋人が挨拶に来ることになっていた。由美の恋人に対面した吾郎(中本賢)は、自分とそう大差の無い年齢の男性の登場に戸惑う…。
出演者
伊佐山香織:榊原郁恵
速水智恵子:池上季実子
岩村和子:宮崎美子
速水純一:春田純一
岩村吾郎:中本 賢
伊佐山晃司:宅麻 伸
スタッフ
原作・脚本:清水有生
演出:谷川 功
プロデュース:市野直親(東海テレビ)
浦井孝行(国際放映)
河角直樹(国際放映)
音楽:佐藤舞希子
主題歌:郷ひろみ「100の願い」(ソニー・ミュージックレコーズ)
制作著作:国際放映
制作:東海テレビ
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ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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